神谷浩史さん「相手は梶裕貴…緊張しますね」戯言遣い×阿良々木暦の緊急対談に「17分あっという間」
Thursday 11:47
小説家・西尾維新先生のデビュー20周年を記念し、戯言遣い(CV.梶裕貴さん)×阿良々木暦(CV.神谷浩史さん)による緊急対談が公開されました!
また、梶さんと神谷さんよりお祝いコメントも到着しています。
Point
- 戯言遣い×阿良々木暦の対談が実現
西尾維新先生の書き下ろしで17分の大ボリューム
梶裕貴さん&神谷浩史さんによるコメント到着
西尾維新書き下ろし・短々編「緊急対談!戯言遣い×阿良々木暦」公開!
短々編「緊急対談!戯言遣い(ざれごとづかい)×阿良々木暦(あららぎこよみ)」は、西尾維新先生による書き下ろしです。
アニメ「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」に登場する“ぼく”(CV.梶裕貴さん)と、アニメ「〈物語〉シリーズ」に登場する阿良々木暦(CV.神谷浩史さん)の対談が実現。
それぞれの世界について語ったり、宣伝に余念のない阿良々木や、しれっと怖いことを言うぼくなど、思わずクスリと笑ってしまう内容となっています。
対談を視聴したファンからは、「17分あっという間で聴き入った」「作品たちの雑談……最高かよ」「アツすぎ」といった反応が寄せられました。
人気作が融合した、西尾先生のファンにはたまらない対談をお見逃しなく!
神谷浩史さんによる西尾維新先生デビュー20周年記念コメント
2009年から阿良々木暦を演じられて、この作品、キャラクターの魅力についてお教えください。
宗教観が根付いている海外と違って、日本では皆が納得し説得力のある理不尽な困難を用意するのが難しい気がします。
そんな中、全ての人間の中に存在する思いや恐れなどの感情が具現化した「怪異」を主題に、これまた大勢の人が経験している或いはこれから経験するであろう高校を舞台にして、言葉巧みに、文字巧みに本来なら何となくでしかない怪異に存在感を与え物語に引き込む…その力こそが「物語シリーズ」の魅力なのではないでしょうか?
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と「クビキリサイクル」という、 西尾維新先生の2つの異なる作品を越えたキャラクターの会話を演じていただいて、ご感想をお聞かせください。
作者が同じなら別作品の登場人物同士で会話ができるのでは?と言うのは誰もが考えそうな事ですが、それが成立するかしないかは別問題です。
西尾先生の場合、それができることを「混物語」で証明しています。
でも音声による会話となると話は別で、声を担当する声優の力量が必要になってくるわけです。しかも相手は梶裕貴…緊張しますね。
その出来の判断はお聴きになる皆さんに委ねるとして…。
しかし、人間強度が下がることを理由に友達を否定している阿良々木くんですが、相変わらず誰と会話しても成立するあたり、実はコミュニケーション能力が高いなと感心させられます。
西尾維新先生デビュー20周年によせて、コメントをお願いします。
西尾先生にお会いしたのは「化物語」のアニメの時なのでもう10年よりも前のことになるのですね。
それを考えると当時はキャリア10年にも満たなかった訳ですが…そうは見えなかったなぁ…。
それはさておき、西尾先生に対する印象は変わりません。おそらくその日はそこにいたのだろうと言う日本のどこかのお土産を携え、収録スタジオに早めに現れる、住所不定、職業は作家です。
変わったことと言えば、どうやら西尾維新は携帯を変えた際に連絡先を紛失したらしく、メールが届かなくなったことくらいでしょうか?
これからも変わらず、もしくは変わりながらその五感で感じ取った森羅万象を、あなたが愛している、あなたが愛されている文字にし続け、大勢の人の心を動かし続けてくれることを心から望みます。
僕はそんな西尾先生の文字を音にできることを幸せに思い、同じ時代に生きていることに感謝しています。くれぐれもお互い健康第一で。
改めて、デビュー20周年おめでとうございます!
梶裕貴さんによる西尾維新先生デビュー20周年記念コメント
2016年に発売されたOVA「クビキリサイクル」がBDBOXとしてこの度発売されます。 ぼくを演じられて、この作品、キャラクターの魅力についてお教えください。
西尾維新先生にしか生み出せない唯一無二の世界観。その原点が「クビキリサイクル」です。
デビュー当時、先生はまだ10代だったとお聞きし、その類稀なる文章力、語彙力、ユーモアに驚かされました。
本作の魅力と言えば、扇状的で緻密なミステリー作品でありつつも、キャラクターの個性が大爆発しているところかなと僕は考えます。
登場人物誰一人としてモブなど存在せず、全員が主役級のアイデンティティを持っている。間違いなく”混ぜるな危険”にも関わらず、完成した闇鍋には、確実に病みつきになる美味さがありました。
その中にあって、むしろ一番薄味に思われがちな主人公・いーちゃんという食材を調理するのは難しくもありましたが、作品を読み進めていく過程で、彼には「味の代わりに毒がある」と感じてからは、いかに”無味無臭人畜無害”を装えるか、を楽しめるようになっていきましたね。
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と「クビキリサイクル」という、 西尾維新先生の2つの異なる作品を越えたキャラクターの会話を演じていただいて、ご感想をお聞かせください。
いつかは…と思っていた夢の企画が実現して嬉しかったです。シリーズの枠を超えた会話は超貴重ですね。
いーちゃんと暦がお互いをどう感じるのかを知ることができ、より自分の中でのキャラクター像がはっきりとしたような気がしています。
相手をどう分析するかで、自分自身に対してどう思っているのかも見えてきますから。それから忘れがちですが、暦よりいーちゃんの方が年上なんですよね。
「クビキリサイクル」のアフレコ当時、そのあたりも意識して役作りをしたことを思い出しました。
高校生と大学生。その年頃の数年間は、社会性や人格の形成にも大きく影響してきますからね。
何はともあれ、暦のテンションとツッコミに救われる15分間でした(笑)。
あと…最後の一文「親馬鹿だからね」には、最高にキュンとさせられました!
西尾維新先生デビュー20周年によせて、コメントをお願いします。
西尾維新先生。デビュー20周年、本当におめでとうございます。そして、数々の名作を世に生み出してくださり、ありがとうございます。
20年と言うと、人間ならば成人し、独り立ちできるほどの年月。
当時、生まれたばかりだった「クビキリサイクル」にも、まさに完璧なタイミングで「キドナプキディング」という子どもが誕生しましたね。…してやられたり!この盛り上げ上手!(笑)
そんな風に、きっと僕らはこれからも先生の掌の上で心地よく踊らされ続けていくことでしょう。
筆が早すぎる先生のことなので、ファンが新作に飢えるという状況はなかなか起こりにくいかもしれませんが(笑)、どうかご自身の時間も大切にされつつ、お体を大切に、これからも新たな物語を紡いでいかれてください。
またいつか、アニメーションで「戯言だけどね」と言える日を心待ちにしております。
「〈物語〉シリーズ」とは
「〈物語〉シリーズ」とは、「化物語(ばけものがたり)」を始めとする小説シリーズです。
21世紀初頭の日本の田舎町を舞台とした、阿良々木暦と彼に出会った少女たちの、「怪異」に関わる不思議な物語。
2006年11月にシリーズ第1作である「化物語」が、講談社BOXより刊行されました。
最新刊は2021年8月に刊行された「死物語」で、通巻27・28巻目として上下巻で発売中。
また、2009年7月にはアニメ第1期となる「化物語」が放送され、以降は6作のアニメが放送・劇場版2作が上映されました。
「戯言シリーズ」とは
「戯言(ざれごと)シリーズ」は、西尾維新先生のデビュー作「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」をはじめとする小説シリーズです。
主人公である「ぼく」が、周りで起きる殺人事件を解決へと導いていく推理小説ですが、物語が進むに連れてミステリー要素は少なくなっていきました。
2002年2月にシリーズ第1作が刊行され、最新刊である通巻10巻目の「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」が2023年2月に発売。
また、2016年〜2017年にはOVAも制作されており、アニメーション制作は「〈物語〉シリーズ」を制作したシャフトが担当しています。
西尾維新デビュー20周年記念
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西尾維新アニメプロジェクト
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西尾維新書き下ろし・短々編
『緊急対談!戯言遣い×阿良々木暦』
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— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) February 22, 2023
さらにコラボ企画 特設ページを公開
阿良々木暦役 #神谷浩史
「ぼく」役 #梶裕貴
より
西尾維新デビュー20周年への
記念コメントを公開!https://t.co/j45KNbOjIe#物語シリーズ#戯言#西尾維新— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) February 22, 2023
©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト