【2025年最新版】『はたらく細胞』キャラクター一覧!登場人物の基本プロフィール・メディアミックス情報を紹介
Sunday 20:00

『はたらく細胞』は、清水茜先生による擬人化コメディ漫画です。
人間の体内を舞台に、赤血球や白血球など擬人化された細胞たちが、体の健康を守るために奮闘する姿が描かれました。
ユーモラスな掛け合いと科学的知識を融合させた独自の作風が魅力で、2018年にはアニメ化もされ大ヒット。
エンターテインメントとして笑いを誘いつつ、生物学への関心を引き出す作品として、幅広い読者から高い人気を博しました。
本記事では、『はたらく細胞』のキャラクターたちを一覧で紹介します。
『はたらく細胞』とは【作品あらすじ】

引用:Amazon
『はたらく細胞』は、清水茜先生による漫画で、講談社『月刊少年シリウス』にて2015年3月号〜2021年3月号まで連載されました。
人間の体内を擬人化した細胞たちが、体の健康を守るために奮闘する物語で、ユーモラスな掛け合いと科学的知識を融合したストーリーが好評。
2023年時点で累計発行部数950万部に達する大ヒット作品となりました。
また、2018年以降は日本赤十字社と献血啓発コラボを実施。
コロナ禍の2021年には厚生労働省と協力して「新型コロナウイルス編」「感染予防編」のムービングコミックを配信するなど、健康管理や感染症予防の啓発にも貢献しています。
2018年にはTVアニメが放送され、『はたらく細胞BLACK』などのスピンオフ漫画や実写映画も制作されました。
『はたらく細胞』キャラクター一覧
血球
赤血球(せっけっきゅう)
AE3803

引用:『はたらく細胞』公式X
声:花澤香菜さん
演:永野芽郁さん(映画版)、七木奏音さん(舞台版第1弾)、川村海乃さん(舞台版第2弾)
赤血球AE3803は、赤毛をショートカットにした女性で、帽子から飛び出すアホ毛が特徴の主人公の一人です。
極度の方向音痴でよく迷子になる新米のドジっ子運送屋ですが、性格は純粋で一生懸命。
細菌の侵入などトラブルの現場に居合わせることが多く、肺炎球菌に襲われた際に白血球U-1146番と知り合いました。
AA5100

引用:『はたらく細胞』公式X
声:遠藤綾さん
赤血球AA5100は茶色でロングヘアーの女性で、赤血球AE3803の先輩です。
迷子になりやすいAE3803を気にかけており、よく一緒に配達をしてあげています。
赤血球としては優秀で頼もしいですが、他の細胞や細菌に対する知識や術には疎く、細菌の襲撃に取り乱すことが多いです。
NT4201

引用:『はたらく細胞』公式X
声:石川由依さん
赤血球NT4201は、釣り眼で黒髪の新米赤血球です。
教育係を任されたAE3803が圧倒されるほど優秀で、クールな性格の持ち主です。
当初は傲慢な面が目立ち免疫細胞を「野蛮」と称していましたが、出血性ショックの中でも懸命に仕事を続けるAE3803の姿を見て認識を改めました。
白血球/好中球
1146番

引用:『はたらく細胞』公式X
声:前野智昭さん
演:佐藤健さん(映画版)、和田雅成さん(舞台版第1弾)、北村諒さん(舞台版第2弾)
白血球U-1146番は、好中球課所属の男性で、右目が前髪に隠れた個体の主人公の一人です。
冷静かつ仕事に真面目で面倒見も良い性格をしており、AE3803をはじめ非免疫細胞との交流が多いです。
異物を発見した際には他の好中球同様に殺伐とした態度になり、容赦なく侵入者を切り裂き排除します。
4989番

引用:TVアニメ『はたらく細胞』公式サイト
声:熊谷健太郎さん
白血球4989番はクセ毛の個体で、デフォルメ時にギョロ目になったり語尾に「〜けろ」を付けて話したりする特徴があります。
1146番の友人で、2048番と2626番も合わせた4人でズッ友宣言の写真を撮った仲です。
洗い場で泳いだり焚火でマシュマロを焼くなど自由奔放な性格の持ち主で、好中球仲間の中でも親しさが強調されています。
2048番
声:佐藤健輔さん
白血球2048番は刈り上げボブの個体で、1146番の友人です。
好中球の中では4989番に次いで出番が多く、第4話では細菌に苦戦しているところをU-1146に助けられました。
1146番・4989番・2626番とともにズッ友宣言の写真を撮った仲間の一人です。
2626番
声:柳田淳一さん
白血球2626番は前髪で目元が隠れた個体で、1146番の友人です。
1146番・4989番・2048番とともにズッ友宣言の写真を撮った仲間の一人ですが、2048番や4989番と比べると登場頻度は低めです。
アニメではオープニング映像や原作未登場の回にも出演し、出番が若干増えています。
血小板
リーダーちゃん

引用:『はたらく細胞』公式X
声:長縄まりあさん
演:マイカ・ピュさん(映画版)、岸田結光さん(舞台版第1弾)、田中紗羽さん(第2弾)
リーダーちゃんは、ロングヘアの女の子で血小板たちのリーダー格です。
血管の破損箇所を道路の舗装工事のように修理してまわる一団の指揮を取り、アニメではホイッスルを吹きながら作業のまとめ役をこなしています。
「あのねあのね」が口癖で、幼稚園児から小学校低学年くらいの幼い子どもの見た目をしています。
うしろまえちゃん

引用:『はたらく細胞』公式X
声:石見舞菜香さん
うしろまえちゃんは、帽子を逆向きに被った血小板の女の子です。
仕事以外では主にリーダーちゃんと行動をともにしており、血小板たちの中でも目立つ存在です。
他の血小板と同様に、幼稚園児から小学校低学年くらいの幼い子どもの見た目をしており、言動も子どもっぽいです。
免疫細胞
T細胞の仲間
ヘルパーT細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:櫻井孝宏さん
演:染谷将太さん(映画版)、戸谷公人さん(舞台版第1弾)
ヘルパーT細胞は、抗原提示を受けてキラーT細胞やB細胞などへ外敵の情報や対策を指示するリンパ球です。
メガネ男子の司令官として描かれており、体育会系のキラーT細胞を暑苦しいと評しています。
一見弛んだ性格をしていますが、必要とあらば戦いの現場に姿を見せる気概もあります。
制御性T細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
※画像右
声:早見沙織さん
演:高橋りなさん(映画版)、甲斐千尋さん(舞台版)
制御性T細胞は、T細胞の暴走を抑制するリンパ球です。
ヘルパーT細胞の秘書のような立ち位置で、スーツ姿の女性として描かれています。
冷静沈着ですが杓子定規すぎる一面もあり、その弱点を利用されがん細胞の傀儡にされてしまったこともあります。
戦闘力はキラーT細胞に勝るとも劣りません。
キラーT細胞(班長)

引用:『はたらく細胞』公式X
声:小野大輔さん
演:山本耕史さん(映画版)、君沢ユウキさん(舞台版)
キラーT細胞の班長は、跳ねた金髪・筋骨隆々の男性個体で、キラーT細胞たちのリーダー格です。
典型的な体育会系で、赤血球など非力な細胞に対し粗暴な言動をとりますが、実は他の細胞たちと仲良くなりたいとも思っています。
病気で有害化した細胞も殺すという役割から、他の細胞たちと距離を置こうとしています。
B細胞の仲間
B細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:千葉翔也さん
演:正木郁さん(舞台版第1弾)、糸川耀士郎さん(舞台版第2弾)
B細胞は、抗原に対して抗体を発明し駆除するリンパ球です。
明るい熱血漢の青年で、青い帽子にジャケット・ドラムバッグ型の抗体入りタンクを背負い、Y字型の銃身を持つ射撃武器を持ち歩きます。
マスト細胞とは仲が悪く、スギ花粉アレルギーの際は責任問題で激しい言い争いになりました。
記憶細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:中村悠一さん/演:北村健人さん(舞台版第2弾)
記憶細胞は、抗原の免疫を記憶しているリンパ球で、同じ抗原が現れた際のB細胞の抗体製造を補佐します。
抗原情報を記録・管理する文官系の男性として描かれており、抗原特定のため現場にも出向くこともあります。
思い込みが激しく事あるごとに大きなリアクションを取る人物で、心配性な一面もあります。
単球の仲間
マクロファージ

引用:『はたらく細胞』公式X
声:井上喜久子さん
演:松本若菜さん(映画版)、平田裕香さん(舞台版第1弾)
マクロファージは、細菌などの異物を捕らえて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出す役割をもつ単球です。
純白のエプロンドレスをまとった穏やかな口調の女性で、一見するとか弱そうですが外敵への殺傷能力はかなり高く、笑顔で巨大な鉈や鈍器を振り回します。
赤芽球や未熟胸腺細胞の育成も行っています。
樹状細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:岡本信彦さん/演:川隅美慎さん(舞台版)
樹状細胞は、体内に侵入した細菌やウイルス感染細胞などの断片を抗原として提示し、他の免疫系細胞に伝える役割を持つ免疫細胞です。
周囲に突起を伸ばした大樹の中で受付のような場所にいる男性で、緑色の制帽・制服を着用し、制帽の端から枝が生えています。
自身の仕事を楽しんでいる節があり、不気味な笑みを浮かべます。
白血球の仲間
好酸球

引用:『はたらく細胞』公式X
声:M・A・Oさん
好酸球は、寄生虫が体内に侵入した際にその殺傷を助けるなど、寄生虫感染に対する防御を行う顆粒球です。
金髪をツインテールにまとめ、ピンク色のツナギを着た女性として描かれています。
細菌に対しての戦闘能力は弱いですが、本業の寄生虫退治では好中球でも歯が立たないアニサキスを単身で撃破するなど実力を発揮します。
好塩基球

引用:TVアニメ『はたらく細胞』公式サイト
声:杉田智和さん
好塩基球は、特定の抗原に出会うとヒスタミンなどが放出され、アレルギー反応を引き起こすとされている顆粒球です。
傘を持ち、口に黒マスク、頭に青ニット帽、さらにその上に青緑のレインコートを着用して目以外を覆った姿をした男性として描かれています。
修辞過剰で難解な言い回しで喋るミステリアスなキャラクターです。
NK細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:行成とあさん
演:仲里依紗さん(映画版)、茉莉邑薫さん(舞台版第1弾)、宮原華音さん(舞台版第2弾)
NK細胞は、全身をパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞を見つけ次第攻撃するリンパ球です。
黒のタンクトップに短パン姿、サーベルを武器として用いる攻撃的な筋肉質の女性として描かれています。
笑うことで活性化して強くなりますが、逆にストレスを感じると極端に弱体化してしまいます。
その他の細胞
咽頭の一般細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:小林裕介さん
咽頭の一般細胞は、一般細胞側のメインキャラの一人です。
これといって特徴のない細胞ですが、コピー元の細胞が感染で免疫細胞に殺された過去があり、免疫細胞に対して複雑な感情を抱いています。
乳酸菌に関わる一連のエピソードでは、AE3803に代わって白血球U-1146と行動を共にしました。
マスト細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:川澄綾子さん
マスト細胞は、過剰に作られたIgE抗体の刺激に反応してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を分泌する細胞です。
黒いストレートのロングヘアに白衣を着た女性として描かれており、融通がきかないほど生真面目でヒステリックな性格をしています。
「肥満細胞」と呼ばれることを嫌い、B細胞とは犬猿の仲です。
主な敵キャラクター
がん細胞

引用:『はたらく細胞』公式X
声:石田彰さん/演:Fukaseさん(映画版)、山田ジェームス武さん(舞台版第1弾)
がん細胞は、細胞の分裂エラーで生まれるできそこないの細胞です。
何もしていないにもかかわらず免疫細胞に追い回され殺されるという理不尽な境遇を恨み、人体全てを乗っ取ろうと画策します。
髪が白く、全身を脈が走った不気味な姿をしており、死の直前にも自分の出自を嘆く悲しいキャラクターです。
肺炎球菌

引用:『はたらく細胞』公式X
声:吉野裕行さん、笠間淳さん
演:片岡愛之助さん(映画版)、馬場良馬さん(舞台版第1弾)、澤田拓郎さん(舞台版第2弾)
肺炎球菌は、レンサ球菌の一種で肺炎の原因となる強力な病原体です。
頭部などから鉤爪のついた触手が伸びた薄紫色の人型生物として描かれており、肺胞に侵入して赤血球を破壊し、最悪の場合脳を破壊する細菌です。
第1話では赤血球AE3803の荷物に紛れ込んで肺まで辿り着きました。
黄色ブドウ球菌

引用:『はたらく細胞』公式X
声:中原麻衣さん
演:小沢真珠さん(映画版)、富田翔さん(舞台版第1弾)、小玉久仁子さん(舞台版第2弾)
黄色ブドウ球菌はブドウ球菌の一種で、人体の皮膚や腸内に生息する常在菌です。
肺炎球菌に似た姿をしていますが、下半身は蛸状になっており、言動も女性的です。
肺炎球菌の遺した情報を元に擦り傷から体内に侵入し、破傷風を引き起こそうとします。
合体して巨大化する能力も持っています。
アニメ『はたらく細胞』

引用:Amazon
アニメ『はたらく細胞』は、2018年7〜9月までTOKYO MX・毎日放送・BS11ほかにて第1期・全13話が放送されました。
コミックス同様、人間の体内を擬人化した細胞たちが、体の健康を守るユーモラスで科学的な物語が繰り広げられ、年代を問わない人気作品となった同作。
さらに、2021年冬アニメとして、第2期『はたらく細胞!!』が放送されています。
後述の『はたらく細胞BLACK』と連続放送ということもあり、放送当時さらなる注目を集めました。
アニメ「はたらく細胞」Blu-ray Disc BOX 発売告知PV|2023年4月5日(水)発売!
『はたらく細胞』スピンオフ漫画
『はたらく細菌』

引用:Amazon
漫画『はたらく細菌』は、吉田はるゆき先生による作品で、講談社『なかよし』にて2017年から2020年にかけて連載されました。
『はたらく細胞』の公式スピンオフで、体内に棲む細菌を擬人化した物語です。
善玉菌・悪玉菌・日和見菌が腸内や口内・皮膚などで繰り広げるユーモラスな活躍を通じて、美容や健康に関する知識に楽しく触れられる内容が好評で、2020年時点で累計130万部を突破。
続編『はたらく細菌Neo』は、「なかよし」およびアプリ「Palcy」で連載され、恋する女子高生の体内で細菌たちが健康的な体を目指す奮闘が描かれました。
『はたらかない細胞』

引用:Amazon
漫画『はたらかない細胞』は杉本萌先生による作品で、『月刊少年シリウス』にて2017〜2022年にかけて連載されました。
こちらも『はたらく細胞』の公式スピンオフで、未熟な赤血球(赤芽球)たちが骨髄を舞台に成長する姿を描いた物語です。
『はたらく細胞BLACK』

引用:Amazon
漫画『はたらく細胞BLACK』は、原作監修・清水茜先生、原案・原田重光先生、作画・初嘉屋一生先生による作品で、『モーニング』にて2018〜2021年にかけて断続的に連載されました。
こちらもまた『はたらく細胞』の公式スピンオフで、不健康な大人の体内を舞台に、過酷な環境下で働く細胞たちの姿を描いた物語です。
細胞たちが、ストレス症状や生活習慣病などと戦うシリアスかつ殺伐とした雰囲気が特徴。
2021年1月にはアニメ化もされ、本編『はたらく細胞』と異なるダークな細胞たちの奮闘が注目を集めました。
「はたらく細胞BLACK」第1弾PV│2021年1月放送開始
他にも『はたらく細胞BABY』『はたらく細胞LADY』『はたらく細胞WHITE』など、非常に多くのスピンオフ展開がなされています。
実写映画『はたらく細胞』

引用:Amazon
実写映画『はたらく細胞』は、2024年12月に公開されました。
漫画『はたらく細胞』およびスピンオフ漫画『はたらく細胞BLACK』を原作に製作された本作は、細胞を擬人化した原作設定と人間世界のドラマを融合させ、シリーズ初となる“人間の世界”を描いたことで大きな話題に。
永野芽郁さんが赤血球、佐藤健さんが白血球を演じ、芦田愛菜さんと阿部サダヲさんが人間の親子役で出演。
人間の体内ではたらく細胞たちが、健康を守るために奮闘する姿を、ユーモラスかつ感動的に描いています。
映画『はたらく細胞』本予告 メガヒット上映中!
舞台『はたらく細胞』

引用:Amazon
『はたらく細胞』は舞台作品としても展開。2018年11月に『体内活劇「はたらく細胞」』のタイトルで上演されています。
2018年の初演では和田雅成さんが白血球(好中球)、七木奏音さんが赤血球を演じ、劇場全体を“体内”に見立てたダイナミックな演出が話題に。
2019年9~10月に上演された第2弾は『体内活劇「はたらく細胞II」』と題し、北村諒さんが白血球、川村海乃さんが赤血球を演じるなど新たなキャストで上演。
第1弾・第2弾ともに、細胞たちの奮闘と細菌とのバトルをコミカルに表現し、臨場感あふれる演出が好評を得ました。
体内活劇「はたらく細胞」Ⅱ 3/25 Blu-ray&DVD発売告知PV
ゲーム『はたらく細胞』

引用:Amazon
『はたらく細胞』は、ゲームとしても幅広い展開を見せています。
2019年3月にアニプレックスが配信したスマートフォンアプリ『いつでも はたらく細胞』は、本編の世界を舞台にバトルや育成を楽しめるゲームとして好評を博しました。
オリジナルキャラやオリジナルストーリーなども展開されていましたが、2020年1月にサービス終了しています。
また幅広いファン層に対応するように、ボードゲームやカードゲームなども続々と発売。
SCRAPによるリアル脱出ゲームも2022~2023年にかけて開催されました。
©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction