BLを読む頻度・好きなジャンル・出会ったきっかけなど…“BLに関する意識調査”の結果が発表!
Sunday 20:00
ハイブリッド型総合書店「honto」が「BL(ボーイズラブ)ジャンル」商品を購入したhonto会員約1,800名を対象とした「BL(ボーイズラブ)に関する意識調査」を実施!その結果が発表されましたのでご紹介します。
2020年は、販売冊数が前年比で紙・電子合計が131%、電子のみが154%に伸長し、巣ごもり期間にBLコミックの需要が大きく増加しました。
更にコミックジャンル全体と比較してもBLコミックの増減率は、紙・電子合計が9%、電子のみでは32%上回り、コミック全体の中でも特に読まれたジャンルとなっています。
どんな時に読みたくなるのかと聞いたところ8割以上が「リフレッシュ/ストレス発散したい時」、BLを読む頻度は、毎日が4割越え・週1回以上が8割越え。
また、人気のBLジャンルは「幼馴染」と「オメガバース」、好きなBL作品のトーンは “あまあま”、BLを好きになったきっかけは “書店での出会い” が最多となりました。
さらにBLの魅力についての質問では、「性別、年齢、立場を超えて楽しめる」が6割と最も多く、次に「現実逃避ができる」が5割強という結果。
その他の回答でも「自分(女性)キャラがあまり出てこない」「自分とまったく無関係のファンタジーとして読める」「妄想が形となる」など、自分の性別や現実を忘れて、理想のファンタジーとして楽しめる点が大きな魅力のようです。
“どんな時にBLを読むのか”、“どんなジャンルが好きか”、“BL調査の〇〇に共感した”などの、みんなのさまざまな意見をコメントにて教えてくださいね!
BL(ボーイズラブ)に関するアンケート調査
2020年BLコミックの販売冊数の変化
2020年は、販売冊数が前年比で紙・電子合計が131%、電子のみが154%に伸長し、巣ごもり期間にBLコミックの需要が大きく増加しました。
更にコミックジャンル全体と比較してもBLコミックの増減率は、紙・電子合計が9%、電子のみでは32%上回り、コミック全体の中でも特に読まれたジャンルとなっています。
どんな時に読みたくなるのか
巣ごもり期間の2020年に多く買われたBLですが、どんな時に読みたくなるのかと聞いたところ8割以上が「リフレッシュ/ストレス発散したい時」、続いて4割の方が「元気になりたい時」と回答しました。このことから、巣ごもり期間のリフレッシュにBLが一役買ったと言えるのではないでしょうか。
また、その他の回答では、「自分の時間があればいつでも」「息をするように読む」といった声も多く、BLが日常になくてはならない存在となっていることがうかがえました。
BLを読む頻度
BL読者の4割以上が毎日、8割以上が週1回はBLを読んでいることがわかりました。BLは一度ハマったら毎日でも読みたくなる魅力&中毒性の高いコンテンツと言えそうです。
人気のBLジャンル
BLと一言にいっても、幅広いジャンルがありますよね。その中でもよく読むジャンルについて聞いたところ、「幼馴染」が半数以上の票を獲得し一番人気となりました!
続いて人気の高かった「オメガバース」は、生物学的な性として男女のほかにα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)という3つの性があるという特殊設定を元に、作り手によって様々な解釈やアレンジがなされているのが特徴。
その懐の深さからか多種多様な作品がつくられ、人気が定着したようです。また、最近では9番目にランクインした「人外、獣人」ジャンルも人気を上げているように感じます。
BLを好きになったきっかけ
「書店で見かけて興味が沸いて」「偶然買ったものがBLだった/勘違い購入した」が約半数(44.1%)と、書店での出会いがきっかけでBLを読み始めた方が最多となりました。書店での棚展開を見て、興味を持つ方が多いようです。
続いて知人友人らの薦めで読み始めた方も2割強と、BL読者が新たな読者を生み出しているよう。その他の回答では、好きな作家・声優の作品きっかけや、二次創作に興味を持ってという意見もありました。
BLの一番の魅力とは
BLの魅力についての質問では、「性別、年齢、立場を超えて楽しめる」が6割と最も多く、次に「現実逃避ができる」が5割強という結果となりました。
その他の回答でも「自分(女性)キャラがあまり出てこない」「自分とまったく無関係のファンタジーとして読める」「妄想が形となる」など、自分の性別や現実を忘れて、理想のファンタジーとして楽しめる点が大きな魅力のようです。
さらに、「絵が綺麗」の回答が41.52%あることと、その他の回答で「ストーリーが秀逸」という意見が多いことから、クオリティの高い作品が生み出されていることも想像できますね。
好きなBL作品のトーン
BL作品のトーンで最も人気だったのは「あまあま」でした。切ないストーリーやシリアスな展開もBLの魅力の一つですが、王道の「あまあま」はなくてはならない要素のようです。
その他の回答でも「ハッピーエンド」「溺愛」など、BLカップルの幸せな展開を求めている読者が多い印象でした。
BLを買い始めた年齢
BLを買い始めた年齢は10代という人が約半数で最多となり、10代から読み始めている読者が圧倒的に多く、現在もBLを読んでいる20代以上の読者は若いうちからBLを手に取り、ライフワークとしてBLを楽しんでいるようです。
逆に40代、50代でBLを買い始めた読者も一定数いることから、BLは何歳からでもハマることのできるコンテンツと言えるのではないでしょうか。
アンケート調査概要
BL(ボーイズラブ)に関するアンケート調査
【調査期間】
2020年10月15日~10月18日
【調査方法】
honto会員向けメールアンケート
【調査対象】
ハイブリッド型総合書店「honto」<ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店>にて、2020年1月~9月に「BLジャンル」商品を合計3,000円以上(税抜)購入したhonto会員1,746名
※ハイブリッド型総合書店honto調べ