「BLの教科書」発売決定!六法全書などを出している有斐閣出版の真面目な本です
Wednesday 11:17
有斐閣書籍編集第二部のTwitterにて、堀あきこ先生・守如子先生編「BLの教科書」が2020年6月下旬刊行予定であることが発表されました。
有斐閣とは、「六法全書」などを出している出版社。
本書は、BLをテーマに卒論や修論を書く人に役立つ、BL研究入門とのことで、本書が編まれた目的や書かれる対象についてもTwitterにて説明されています。
いま、弊社としては異色のテキストが刊行に向け着々と編集作業中です。堀あきこ・守如子先生編『BLの教科書』。6月下旬刊行予定! えっ有斐閣がBL本出すってよ… 真面目な本です! BLをテーマに卒論や修論を書く人に役立つ、BL研究入門です。(は)
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 9, 2020
1)本書が編まれた目的や書かれている対象について。BL(ボーイズラブ)は今や書店に
棚ができるほどで、珍しいものではなくなりました。しかし、研究対象としてのBLは、他にはない特徴を持っています。それは、BLという「ジャンル」が学問の対象となっているという点です。#BLの教科書→— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 10, 2020
2)BLジャンルあるいはBL文化というとき、そこに含まれているのはBL作品だけではなく、BL作品を好む人たち(腐女子や腐男子等)、ファンダム、攻×受のカップリングを妄想するBL的まなざし、BLジャンルの50年に及ぶ歴史、海外での受容のされ方など、BLに関するあらゆる事象が研究対象となっています。→
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 10, 2020
3)つまりBL研究の特徴は、作品研究にとどまらず「ジャンル」総体に注目し、BLそのものが1つの研究領域となっている点にあります。本書では、このような多様なアプローチがBL研究の大切なポイントだと考え、これまでどのような視点から研究が行われてきたのかをまとめることを目的としています。
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 10, 2020
↑以上1)〜3)のツイートは、本書「はじめに」の一部分をもとに担当編集者(は)がまとめました。
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 10, 2020
Twitterでは、「BLを学術的に研究するための教科書」、「ジェンダー視点や、ゲイがBLをどう読んできたかなど「社会的のなかのBL」の観点を重視した本になっています。」ともコメントされています。
関係者のツイート
あの有斐閣から出ます『BLの教科書』。企画が通ると思ってなかったのですが、担当者さんのご尽力で実現しました。すごく充実した内容、執筆陣で「教科書」の名前に恥じないと思ってます。#BLの教科書 https://t.co/QupFVYlwyM
— 堀あきこ HORI Akiko (@horry_a) March 9, 2020
企画会議で腐女子から次々応援の意見が飛び、企画が通る大きな力になりました。…実は弊社、腐女子率がものすごく高いです…有斐閣を歩けば腐女子にあたる… (は)#BLの教科書 https://t.co/ey6mey87t0
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 9, 2020
#BLの教科書 は,いちおう企画者なんだけど(いまも担当ではある),メインの進行は「その道」に浸かっておられる先輩(『大人のための社会科』の編集者でもある)にお願いしました。結果,BL研究者が書いて,BLファンが編集する本に。できるのが楽しみ。
— 四竈佑介 (@RyShikama) March 10, 2020
百合についてのコラムもあります。#BLの教科書 https://t.co/fIkEeiNzPS
— 有斐閣 書籍編集第2部 (@yuhikaku_nibu) March 10, 2020
「有斐閣 書籍編集第二部」
「有斐閣」
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手に取りやすい表紙だと助かりますw
おお、欲しい!お硬そうな表紙で、中身は…ってやつをやりたいので、ぜひ表紙はガチっぽくお願いしたいですw