斉藤壮馬さんの短篇小説「月の眼の緑」の感想!怒涛の展開に「余韻が凄い」「好みが分かれそう」
Sunday 20:30
好評発売中のオールジャンルの新雑誌「スピン/spin」第2号に、声優・斉藤壮馬さんの第2作目となる短篇小説「月の眼の緑」が掲載されました。
本記事では、「月の眼の緑」を読んだ筆者の感想を独断と偏見で綴っています。
読もうか迷っている人や、読んでみて他の人の感想も知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ネタバレ注意です。
Point
- ラストが衝撃的…!
SNSの評価もまとめています
斉藤壮馬さんの第2作目となる短篇小説「月の眼の緑」読んでみた
「スピン/spin」第2号にて、デビュー小説「いさな」が大評判の声優・斉藤壮馬さんが第2作目となる短篇「月の眼の緑」を発表しました。
斉藤さんによる連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」も掲載されているので、あわせて楽しむことができますよ。
さらに、「表紙」には毎号、「日常に『言葉』の栞を」をテーマにした書き下ろしの「ことば」が掲載されており、第2号は斉藤壮馬さんの「ことば」となっています。
「月の眼の緑」物語紹介
◉近藤史恵さん(作家)。ショートショート「桜姫語り」が掲載。「桜姫東文章」を巡る「私」の物語が、「桜姫」の物語と重なり、表出する世界とは。
◉斉藤壮馬さん(声優)。短編「月の眼の緑」が掲載。ストレートな学園青春小説と思いきや・・・切なく不穏な世界を堪能下さい。#スピンspin第2号— 雑誌 スピン/spin (@kawade_spin) December 23, 2022
「スピン/spin」のTwitterにて、短編「月の眼の緑」は「ストレートな学園青春小説と思いきや・・・切なく不穏な世界を堪能下さい」と紹介されています。
登場人物
主な登場人物は、主人公・ユーリと友達のえみちゃん、臨時で学校にやってきた佐久間先生の3人。
学校が舞台となっており、ユーリはえみちゃんに対し、ほかの子とは違う独占欲のような重たい感情を持っています。
佐久間先生は、背が高く彫刻のように整った顔をしているイケメンで、入院した先生の代わりにユーリ達のクラスの担任になりました。
佐久間先生が現れたことによって、ユーリとえみちゃんの関係が少しずつ変わっていくお話が展開されます。
「月の眼の緑」読んでみた感想
斉藤壮馬さんによる「月の眼の緑」は全16ページあり、20分ほどで読み終わります。
1作目は読んでおらず、今回初めて斉藤さんの文章に触れたのですが、言葉や表現が柔らかくとても読みやすいと感じました。
ユーリとえみちゃんの関係はどうなってしまうのか、気になってページをめくる手が止まらなかったです!
このまま学園生活が続くんだろうなと思っていたのに、ラストが急展開でそう来るか~!!と驚かされました。
青春物語を望んでいた人には残念に感じるかもしれないですが、私は怒涛の急展開にさらに惹きこまれましたよ。
「スピン/spin」のTwitterで「切なく不穏な世界」と紹介されていましたが、まさにその通りで好きな人には刺さりそうな終わり方でした。
また、読んでいる途中、佐久間先生の台詞が斉藤さんの声で脳内再生されましたね…。
明確に表現されていなかったので色んな解釈があると思いますが、皆さんはユーリと佐久間先生についてどう思いましたか?ぜひコメントで考えを教えていただけると嬉しいです!
これからも、斉藤壮馬さんの小説が楽しみですね。
SNSの反応
Twitterでは、「好きなお話」「忘れない話になりました…!」「余韻が凄い」「ラストが衝撃だった」「好きな展開と終わり方でした」と、称賛の声が寄せられました。
一方で、「好みが分かれそう」「よくわからなかった」といった反応も寄せられています。