兄弟愛の尊さが天元突破!『文スト』『呪術廻戦』など“度が過ぎた”ブラコンキャラ10選
Thursday 12:00
世間を沸かせるヒット作には、乙女心を鷲掴みにするイケメンキャラが数多く登場します。
その中でも兄や弟にクソデカ感情を向け、過保護に走りがちなブラコンキャラには、目を離せない魅力がありますよね。
今回は肉親の情を超えたヤバさを垣間見える、度が過ぎたブラコンキャラたちを特集しました。
度が過ぎたブラコンキャラ【10選】
『呪術廻戦』脹相
『呪術廻戦』渋谷事変にて、「全力でお兄ちゃんを遂行する!!」「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」など、数々の迷言を生み出した脹相。
最凶の術師・加茂憲倫によって生み出された呪霊と人間の混血「呪胎九相図」の長兄にあたり、弟たちに模範を示す、お兄ちゃんである事が最大のアイデンティティー。
呪術高専の保管庫から四番目以降の弟の亡骸を奪還するのを目的に動き、壊相と血塗亡き後は敵討ちに血道を上げていたものの、虎杖が弟だと発覚後は彼を守ることに死力を賭しています。
ブラコンアンテナの精度は凄まじく、虎杖が弟だと知る前に兄弟が団欒する「存在しない記憶」を幻視し、とどめをさすのを回避するほど。
夏油に与した動機は「異形として受肉した弟たちを人間は受け入れられまい」と断じたから。
亡き弟たちから人として生きる選択肢を奪い、結果として死に至らしめてしまった事実を深く悔やみ、虎杖の決断を尊重する姿が泣かせます。
『HUNTER×HUNTER』イルミ=ゾルディック
最強の暗殺一家、ゾルディック家の長男イルミ=ゾルディック。
目的の為なら手段を選ばず、一般人を巻き込むのすら躊躇しない危険な青年で、自ら暗殺者として鍛え上げた弟・キルアに異常な執着を持っていました。
キルアを完全無欠の暗殺者に作り上げることがイルミの最終目標。
故にハンター試験会場では「友達のためにオレと戦えるかい?できないね」とさんざん挑発、人格否定に次ぐ洗脳でキルアの心をへし折ってお持ち帰りし、ゴンの怒りを買いました。
日常的にキルアを道具と見なしているかのような言動をとるものの、その根底にあるのはエゴイスティックな愛情。
さればこそ危険回避の為にキルアの頭に針を刺して操り、ヒソカが冗談半分に手を出そうとした際は、「お前を殺すよ?ここで、今」と牽制しています。
『文豪ストレイドッグス』谷崎ナオミ
武装探偵社のメンバー・谷崎ナオミは谷崎潤一郎の妹。
常日頃から兄に対しインモラルなスキンシップを行っており、人前で抱き付いたり摺り寄るのは序の口。
その過激な愛情表現は「本当に兄妹?」と周囲に疑われるほどで、「昨日のアレはお前が無理矢理」と潤一郎が口走るシーンは妄想が捗りました。
バグった距離感に関しては追求すべからずとタブー視されている為、ナオミ×潤一郎の公開羞恥プレイは原則スルーがお約束。
ナオミのモデルは谷崎潤一郎の小説、『痴人の愛』のヒロイン。
真面目な主人公が小悪魔的美少女の媚態に狂わされ、徐々に身を滅ぼしていく原作を鑑みれば、『文豪ストレイドッグスの』潤一郎とナオミが、極度のシスコン・ブラコンに陥るのは必然ではないでしょうか。
『Axis Powers ヘタリア』ベラルーシ(ナターリヤ・アルロフスカヤ)
ベラルーシはロシア(画像左)の妹。
その実体は斜め上にかっとんだブラコンで、「結婚結婚結婚……」とエンドレスで呟きながらロシアが立てこもった部屋のドアを破ろうとした前科があります。
本気でロシアと結婚したがっている彼女には、変な幼馴染=リトアニアの求愛なんてアウトオブ眼中!
手を繋ぐと見せかけ指の骨をバキバキにへし折ったりと、ロシア以外の異性には総じて塩対応を貫いています。
姉のウクライナとは関係良好ですが、「兄さんとの仲を邪魔するなら容赦しない」と宣言しているあたり、ヤンデレの素質を感じますね。
清楚系の見た目に反し中身は大変豪快で、ソファーに踏ん反り返って「……ッシャ!」と口走る他、お下品ワードを連発するギャップも素敵です。
『NARUTO』うちはイタチ
『NARUTO』の主要キャラうちはサスケの実兄にして、木ノ葉隠れの里から離反した抜け忍・うちはイタチ。
幼い弟ただ一人を残しうちは一族を抹殺したことから恨まれ、長い間捜されていたイタチの真意は、最初から最後まで「サスケを守ること」からブレませんでした。
イタチが一族含む町の住民を滅ぼしたのは、木ノ葉隠れの里の上層部の命令。
されど最愛の弟だけは殺せず里を出奔し、その後も悪役ムーブを通じてサスケに生きる目的を……即ち、復讐の大義を与え続けたのです。
因縁のラストバトルでは「許せサスケ、これで最後だ」と告げ、サスケの眼に天照を仕込んだのち息を引き取りました。
存命中は一切自己弁護をせず、後日第三者の口から心情を語らせる演出が憎いですね。
『モブサイコ』影山律
無双チートな超能力少年・モブこと影山茂夫の弟、影山律。
平々凡々な兄とは対照的に文武両道な優等生で、異性にモテモテなイケメンです。
されどモブの超能力の暴走に巻き込まれ大怪我を負った幼少期のトラウマを克服できず、心の奥底では常に強烈なコンプレックスを感じ、兄を超える超能力者になりたがっていました。
その後は「爪」に拉致されるも、モブの活躍によって無事救出され、数年越しの和解に至ります。
本当に憧れていたのは超能力にあらず、地道な努力を重ねて生き方を模索する兄の姿勢だったと気付きを得てからは全面的にモブのサポートに回り、暴走状態の彼を身を挺して止め、何でも相談し合える家族でいたいと伝えました。
『お兄ちゃんはおしまい』緒山みはり
緒山みはりは飛び級で大学に進学した天才マッドサイエンティスト。
だらだらニートを続ける兄のまひろに「お兄ちゃん改造計画」称してTS薬を飲ませて女体化させた、本作の戦犯となっています。
そのお兄ちゃん好き好きぶりは些か度を越しており、隙あらばまひろの身ぐるみを剥いで着せ替え人形にするのが趣味。
まひろに着せている服はクローゼットの肥やしにしていた私服なので、ある意味リサイクルと言えるのではないでしょうか。
みはりの行動原理は「お兄ちゃんの為」。
友人に教わって料理の腕を上げたのもお兄ちゃんのお腹を膨らませたい一心、大事にしている髪飾りはテストで高得点をとった時にまひろにプレゼントされた宝物。
兄の成長を目の当たりにしさめざめ貰い泣きする姿は、ブラコンを通り越した親心を感じさせます。
『地獄楽』桐馬
幕府勅命の処刑執行人・山田家の一人、凶悪な盗賊・亜左弔兵衛の監視役を務める桐馬は、男にしておくのが惜しいたおやかな容姿と礼儀正しい物腰で周囲を欺いてきました。
彼の正体は弔兵衛の実の弟、兄が率いる賊を裏で取り纏めていた参謀役。
山田家に入門した目的は幕府に囚われた弔兵衛の救出の為、その覚悟は「僕は兄さんの一部だけど兄さんは僕の全部だから」の言葉に集約されていました。
兄と組んだ戦闘時のコンビネーションは抜群で、誰より弔兵衛を評価し、彼のカリスマ性や実力を崇めています。
『ぶっちぎり?!』神まほろ
主人公・灯荒仁の隣の席の女子、神まほろ。
荒仁を一目惚れさせたキュートな美少女の正体はお兄ちゃん激ラブな筋金入りのブラコンで、お昼寝中の兄・摩利人にキス(未遂)しています。
第1話では荒仁をデートに誘い、それをわざと摩利人に見せ付けることで、彼を煽る作戦に成功しました。
小悪魔的二面性で周囲の男子を振り回すのも摩利人の気を引くため……。
ぶっちゃけ摩利人以外の野郎はどうでもいいのが本音らしく、摩利人に贔屓される荒仁に妬いているあたり、難しいお年頃です。
『魔法科高校の劣等生』司波深雪
主人公・司波達也の妹にして本作の正統ヒロイン、司波深雪。
達也との相思相愛ぶりは「血の繋がった夫婦」と周囲に冷やかされるほどで、兄に対して常に敬語を用いるスタンスからも崇拝の度合いが伝わってきます。
深雪のお兄様好き好き奇行録、改めブラコン武勇伝は枚挙に暇がありません。
新入生代表の答辞を兄に譲ろうとする、普段は奥ゆかしい服装なのに兄と2人きりの時だけ露出度の高い服を着る、兄に出すのは手料理と手挽きのコーヒー、兄が皿に箸を付けるまでテコでも動かないなど、今回紹介したキャラクターの中でもトップレベルで極まっていました。
理想の異性イコール達也、それが深雪の中における絶対不変の方程式……「さすがはお兄様です!」、略して「さすおに」も流行りましたね。
ブラコン万歳!兄оr弟が好きで何が悪い!
以上、人気作品に登場するブラコンキャラたちを紹介しました。
血が繋がった兄弟を恋愛や結婚の対象として見ている者、自分の所有物と見なして束縛する者、いずれも業が深いです。
個人的には影山律とモブの、深い信頼で繋がった絆が刺さりました。
皆さんイチオシのブラコンキャラがいましたらぜひ教えてください、お待ちしています!
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