CLAMP人気漫画作品ランキングTOP10！「ホリック」をおさえて1位に輝いたのは？各作品感想も

女性漫画家集団・CLAMP先生は、「カードキャプターさくら」や「xxxHOLiC」など、これまでに数々な名作を生み出してきました。

 

そこで今回は、事前に行っていたアンケートを元に「CLAMP先生の人気漫画作品ランキング」をお届けします。

 

本ランキングを見れば、ファンがおすすめする人気CLAMP作品が丸わかり！

 

まだ読んだことがない方へ向けて、CLAMP作品のファンである筆者の感想も一緒にご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

※本ランキングは、2021年6月17日〜6月23日に実施したアンケート結果を元に作成しています。

女性漫画家集団・CLAMP先生って？

 

CLAMP先生は、大川七瀬先生・いがらし寒月先生・猫井椿先生・もこな先生の4名からなる女性漫画家集団です。

 

1989年に「サウス」3号の「聖伝-RG VEDA-」で商業誌デビューを飾り、以降数々の名作を生み出してきました。

 

漫画家の枠にとどまらず、CLAMP先生の原作ではないドラマのサウンドトラックのジャケットデザインや、アイドルのブレーンを手がけるなど、マルチな活動を行っています。

 

 

CLAMP先生の漫画作品一覧（商業デビュー後）

■1900年代

・デライド -界境天秤の月-（新装版は秋山たまよ名義）

・破軍星戦記

・聖伝-RG VEDA-

・20面相におねがい!!

・CLUSTER（初版以降は秋山たまよ名義）

・COMBINATION（後に聖りいざ名義となる）

・東京BABYLON

・学園特警デュカリオン

・白姫抄

・CLAMP学園探偵団

・X

・新・春香伝

・REX 恐竜物語

・不思議の国の美幸ちゃん

・魔法騎士レイアース

・わたしのすきなひと

・左手

・もこなおうじょのえほん 〜おはなばたけのぎゃくしゅう〜

・水都の四兄弟 創竜伝・外伝

・Wish

・カードキャプターさくら

・CLOVER

・すき。だからすき

・ANGELIC LAYER

 

■2000年代

・ちょびっツ

・合法ドラッグ

・かきょうのちきゅうせいふくにっき

・xxxHOLiC

・ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-

・ソエルとラーグ モコナ=モドキの冒険

・こばと。

・GATE 7

・HiGH&LOW g-sword

 

 

CLAMP先生の人気漫画作品ランキングTOP10

第10位：聖伝-RG VEDA-（43票）

 

「聖伝-RG VEDA-（せいでん リグ・ヴェーダ）」は、1989年から1996年にかけて連載された、CLAMP先生の商業デビュー作品です。

 

古代インドの神話世界をベースにした壮大な世界観の物語が展開され、連載開始から30年以上経った今でも、ファンからの強い人気を誇っています。

 

1991年にはOVAも発売されたほか、CLAMP先生の歴代作品のキャラクターが登場する「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」には、「聖伝-RG VEDA-」からも阿修羅をはじめとした複数のキャラが描かれました。

 

 

 

＜編集部感想＞

登場人物がマジでどんどん死んでいくし、最後はかなり壮絶で読んでて辛かったですね…。絵も本当に美麗だし、内容は濃いし、いい意味で読むのにパワーがいる作品です。この頃からCLAMP節をバリバリきかせている作品なので、気になる人にはぜひ読んでもらいたい！

 

 

第9位：ちょびっツ（53票）

 

「ちょびっツ」は2000年から2002年まで連載された作品で、人型パソコンが家電製品として普及した世界を舞台に描かれる恋愛ストーリーです。

 

2002年にはマッドハウス制作でTVアニメ化され、全26話が放送。声優・杉田智和さんのTVアニメ初主演作品でもあります。

 

 

 

＜編集部感想＞

いわゆる機械×人間の恋愛モノですが、普通に便利だから人型パソコンを使用している人もいれば、様々な事情でクソデカ感情を抱きながら一緒に生活している人もいて、「人間は機械と恋ができるのか」というテーマについてすごく考えさせられます。ちょっとエッチなので苦手な人は注意。アニメの本須和の声優は杉田さんだったの！？とビックリしました。

 

 

第8位：CLAMP学園探偵団（59票）

 

「CLAMP学園探偵団（クランプがくえんたんていだん）」は1992年から1993年まで連載された、“CLAMP学園探偵団”が学園内のトラブルを解決するコメディ作品です。

 

1997年にはぴえろ制作でTVアニメも放送され、オープニングテーマはALI PROJECTが担当しました。

 

 

 

＜編集部感想＞

頭脳明晰・容姿端麗・文武両道のスーパー小学生3人組が活躍する話なので、ショタ好きの方にもおすすめ。全3巻（愛蔵版は全2巻）なのでサクッと読めちゃいます。メイン3人は4年生・5年生・6年生ですが、そのうち2人のお相手の女の子は幼稚園生というぶっ飛んだ設定もCLAMP節がきいてます！

 

 

第7位：こばと。（65票）

 

「こばと。」は2005年から2011年まで連載された作品で、主人公・小鳩が“行きたい場所”へ行くため、人間の傷付いた心を癒すことで得られる“コンペイトウ”をビン一杯に集めるストーリーが展開されます。

 

CLAMP先生の過去作「Wish」と同様の世界観で描かれており、2009年から2010年にかけてマッドハウス制作でTVアニメも放送されました。

 

 

 

＜編集部感想＞

最初はしばらくこばとについての詳細が明かされないので、ただただ天然フワフワな女の子が人々を癒していく日常モノ…なのかと思いきや、徐々に明らかになってくるこばとの素性と藤本との関係に、「幸せになってくれ…」と願わずにはいられませんでした！！アニメのこばと役に花澤香菜さんはぴったりすぎます。

 

 

第6位：東京BABYLON（73票）

 

「東京BABYLON（とうきょうバビロン）」は1990年から1993年にかけて連載された作品で、陰陽師の主人公・昴流が東京で起きる怪奇現象や霊的事件を解決するストーリーが描かれます。

 

1992年にはOVAが発売されたほか、1993年には実写ビデオドラマ化もされました。

 

2021年には「東京BABYLON 2021」のタイトルで新作TVアニメが放送予定でしたが、制作会社による多数の模倣盗用が発覚し制作中止。“全く新たな制作体制で再出発”することが明かされています。

 

 

 

＜編集部感想＞

様々な社会問題をテーマに取り上げているので、考えさせられる話が多いです。結末に号泣したファンも多いのではないでしょうか（涙）。後の作品「X」にも続くストーリーなので、まずは読んでおいて間違いなしの作品です。アニメはどうなるのか心配ですが…（小声）。

 

 

第5位：X（80票）

 

「X（エックス）」は1992年から連載が開始し、2022年現在は休載中の作品です。

 

人間を守り今の地球を存続させようとする“天の龍”と、人間を滅ぼし地球を変革しようとする“地の龍”の戦いを描くストーリーが展開されます。

 

1996年には劇場版が、2001年から2002年にかけてはTVアニメが公開・放送され、いずれも制作はマッドハウスが担当しました。

 

 

 

＜編集部感想＞

小学生の頃読んで、グロくて若干のトラウマになった作品でもありますが、大人になった今読んでも本当におもしろい…！「東京BABYLON」を読んでから「X」を読むのがおすすめです！休載されてからもうすぐ20年が経過する事実にも驚き。終わりを見届けるまで死ねません。

 

 

第4位：ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-（94票）

 

「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-（ツバサ レザヴォア クロニクル）」は、2003年から2009年まで連載された作品です。

 

いわゆる“多重世界”が描かれており、これまでのCLAMP先生の作品に登場したキャラクターたちが総出演することでも人気の作品となっています。

 

2005年から2006年にかけてNHK制作でTVアニメが放送されたほか、2005年にはProduction I.G制作で劇場版も公開されました。

 

 

 

＜編集部感想＞

全く同じ人物ではないけれど、“異世界の同一人物”としてファンにとってもなじみ深いキャラたちが登場するのが嬉しかった！特に「xxxHOLiC」とつながりが深い作品なので、あわせて読むのがおすすめです。これだけでももちろんおもしろいけど、いろんなCLAMP作品に触れてから読むと楽しさも倍増します。

 

 

第3位：魔法騎士レイアース（112票）

 

「魔法騎士レイアース（マジックナイトレイアース）」は、1993年から1995年まで連載された、ファンタジーロールプレイングゲームの世界をモチーフにした作品です。

 

TVアニメは1994年から1995年にかけて放送され、主題歌の「ゆずれない願い」は、今でも名アニソンとして名前の挙がる楽曲となっています。

 

 

 

＜編集部感想＞

王道ファンタジーものかと思いきや、当時「なかよし」で連載されていたとは思えないほどシリアスなテーマも内包されています。光・海・風の3人の絆にグッときたり、敵側の事情を知ると憎めなかったり、読むといろんな感情になれるのでおすすめ。魔法を使うシーンなどは、ちょっとした中二心をくすぐられます！

 

 

第2位：xxxHOLiC（127票）

 

「xxxHOLiC（ホリック）」は2003年から連載開始した作品で、現在休載中＆続編となる「xxxHOLiC・戻（ホリック・レイ）」が2023年春に連載再開予定となっています。

 

対価さえ払えばどんな願いも叶うミセの主人の元に、様々な悩みを抱えた客が次々と訪れるという、非日常的な世界観のファンタジーを描く物語です。

 

TVアニメは第1期＆第2期がそれぞれ2006年と2008年に放送。2021年には全員男性キャストで舞台化され、2022年には神木隆之介さん・柴咲コウさん主演で実写映画も公開されました。

 

 

 

＜編集部感想＞

めちゃくちゃ怖いシーンがあるわけではないんですが、たまにゾッとするオカルト要素や、独特な世界観が人気の理由のひとつかなと思います。四月一日と侑子さん、四月一日と百目鬼など、キャラ同士の徐々に変化していく関係性も見どころ。ぜひ「ツバサ」とセットで読んでください。

 

 

第1位：カードキャプターさくら（167票）

 

「カードキャプターさくら」は1996年から2000年まで連載され、現在「クリアカード編」が連載中の作品です。

 

散り散りになってしまったクロウカードを集めるべく、“カードキャプター”として奮闘する主人公・さくらを描く、いわゆる魔法少女もののストーリーが展開されます。

 

全女児の心をつかんで離さなかった、みんな大好き「さくらちゃん」が1位に輝きました。おめでとうございます！

 

 

 

＜編集部感想＞

筆者の女児アニメ好きはここから始まった――。とにかく衣装がかわいくて、魔法少女で、心ときめくモチーフがたくさん散りばめられてて、当時本当にワクワクした作品でした。さくらちゃんに憧れて必死にローラーブレードの練習をしたものです。大人になった今見てみると、当時はなんとも思っていなかったキャラクターの関係性にアレコレ気づいてしまうという、時代を超えて2度楽しめるスゴイ作品でもあります。逆に大人になった今だからこそ見てほしい！

 

 

すべての結果はこちら！

 

ご紹介した作品以外にも、CLAMP先生の漫画は名作ばかり！

 

アニメ化されているものはアニメから入るのもおすすめですし、美麗な作画を楽しみたい方は原作を読むのもおすすめです。

 

今後もたくさんの作品が読めることを楽しみにしています！