現存する「大倶利伽羅広光」を”甦らせる”?新たな刀剣復元プロジェクトが始動
Friday 04:19
※20日ページが突如きえております
本日、新たに名刀を再現させるというプロジェクトが発表されました
概要は、刀剣「大倶利伽羅広光」を復活させ、それを宮城県にある国宝「瑞巌寺」に奉納し、未だ傷跡の残る「東日本大震災」の被災地復興を願うといった内容です。
後半の内容は素晴らしいものですし、4年の月日がたっても復興が終わっていない被災地への力添えができるなら…と思うのですが、すこし気になる点が…
プロジェクトの頭にもきています【名刀「大倶利伽羅広光」を再現】という文章
伊達政宗公の「大倶利伽羅広光」は刀剣乱舞に登場する【大倶利伽羅】の元になった刀剣です。
こちら、“再現”すると書かれていますが、現在も”現存”する刀剣です。
重要美術品として、現在一般財団法人 日本刀剣博物技術研究財団さんの所蔵(個人蔵)で大切に保存されています。
戦後、伊達家の手を離れてしまい、個人(法人)所有のものとなってしまったため、
一般にはなかなか目にすることのできない刀となってしまいました。
ぜひ、その名刀を再現して蘇らせて、政宗の魂と共に瑞巌寺で永遠に一緒に過ごしてもらいたいと思っております。
プロジェクトにはこのような文章が。
なかなか目にかかれない刀剣なので再現し、もっと沢山の方の目に触れる場所、そして伊達政宗公と共に瑞巌寺で一緒に…といった内容のようです。
ですが一般財団法人 日本刀剣博物技術研究財団さんのHPにある以前「小夜左文字」が展示された際のお知らせでは
大倶利伽羅、愛染国俊、藤四郎の類は今回は公開できません。後日、場所、機会を改めての公開を検討中です。
今後の展示を検討してくれています。
なので、再現=写しを作るのも…ちゃんと確認をとっていない可能性があるかもしれません…
いろんな所に確認をとって今回実行されたプロジェクトのようなのですが、もう少しだけ様子を見たほうがいいかと思います。
伊達政宗公(伊達家)が所持していた刀で
・燭台切光忠
・太鼓鐘貞宗
・大倶利伽羅広光
・鶴丸国永
この4振りのみを紹介するのは、流石に狙い過ぎだと思いました…
沢山の刀を所持していたので、せめて他数振り混ぜていただければ、もう少し不信感が減ったのに…
蛍丸復元のプロジェクトが大きな注目を集め、他の歴史的に価値のある刀も!
となるのは悪くないと思いますが、今回のはちょっと悩みますね…
プロジェクト概要に目を通せば通すほど疑問が増えます
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