年末に一気読みしたい!『ヒロアカ』『宝石の国』など2024年に完結した漫画11選
Saturday 22:00
2024年は、多くの人気漫画がフィナーレを迎えた“完結イヤー”でした。
長年愛されてきた物語たちは、ついに大団円へとたどり着き、その余韻をファンの心に深く刻み込んでいます。
今回は、年末休みに一気読みしたい2024年に完結を迎えた人気漫画作品を紹介。
この機会に、心の中に鮮やかな読書体験を刻んでみてはいかがでしょうか。
2024年に完結した人気漫画11選
『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』全42巻
価格:543円(税込)
発売日:2024年12月
堀越耕平先生による『僕のヒーローアカデミア』は12月に最終巻が発売されました。
“個性”と呼ばれる特殊能力が当たり前の世界で、ヒーローに憧れる少年・緑谷出久が最強のヒーロー・オールマイトから力を継承し、クラスメイトや先輩ヒーローたちと切磋琢磨しながら成長していく学園ヒーローアクション。
激しいバトルの中で揺れ動く繊細な心理描写や、個性的な仲間たちとの熱い人間関係が最後まで読者を引き込み、シリーズを通して磨かれた作画とドラマ性がクライマックスで最高の輝きを放ちます。
『宝石の国』全13巻
価格:3,520円(税込)
発売日:2024年11月
市川春子先生による『宝石の国』は11月に最終巻が発売されました。
人型の宝石たちが、月から襲来する月人に脅かされている遠い未来が舞台。脆く美しい宝石“フォスフォフィライト”が仲間たちや自分自身の在り方を模索する中、世界の真理に挑む幻想的な物語です。
繊細かつ美麗なビジュアルが生み出す神秘的な空気感と、哲学的なテーマが交錯したストーリーが印象的。主人公・フォスの数奇な変容と成長が読後に深い余韻を残します。
『オリエント』全22巻
価格:638円(税込)
発売日:2024年11月
大高忍先生による『オリエント』は11月に最終巻が発売されました。
鬼神に支配された戦国風の世界で、武士になることを夢見る少年・武蔵と幼なじみの小次郎が、束縛された時代から自由を勝ち取るため鬼退治に挑む、情熱と友情が火花を散らす冒険活劇。
白熱する剣戟アクションと躍動感溢れるバトルシーンが読む手を止めさせず、少年たちの不屈の心が和風テイストの壮大な世界観の中でまばゆい輝きを放ち、最後まで熱い興奮を届けます。
『マイホームヒーロー』全26巻
価格:759円(税込)
発売日:2024年10月
原作・山川直輝先生、作画・朝基まさし先生による『マイホームヒーロー』は10月に最終巻が発売されました。
娘を守るために偶発的な殺人を犯した中年サラリーマン・哲雄が、裏社会との頭脳戦に巻き込まれながら、家族への愛を原動力に極限状態を生き抜くクライムサスペンス。
一見平凡な男が追い詰められながらも知略を駆使して逆境に挑むスリリングな展開が魅力で、家族を守るため必死に足掻く姿は、読む者の胸に強烈な緊張感とリアルな共感を呼び起こします。
『カードキャプターさくら クリアカード編』全16巻
価格:605円(税込)
発売日:2024年04月
CLAMP先生による『カードキャプターさくら クリアカード編』は4月に最終巻が発売されました。
中学生になった桜が、新たに現れた“透明なカード”を巡る謎解きに挑む続編。懐かしい仲間たちとの再会や新たな出会いが、魔法少女の物語をさらに奥深く彩ります。
美麗な作画と夢溢れる世界観が強みで、桜と小狼の成長に胸がときめくラブストーリーや、新たな魔法のミステリーが最後までファンを惹きつけました。
『よふかしのうた』全20巻
価格:616円(税込)
発売日:2024年03月
コトヤマ先生による『よふかしのうた』は3月に最終巻が発売されました。
眠れぬ夜に街へ飛び出した少年・コウが、ミステリアスな吸血鬼・ナズナと出会い、夜だけが持つ自由な世界に惹かれていく奇妙な青春ファンタジー。
夜の静けさと幻想的なシーンが織りなす独特の雰囲気や、単純な恋愛に収まらない登場人物たちの心理描写が作品を奥行きあるドラマへと昇華し、終盤にかけて心揺さぶる展開が待ち受けています。
『一ノ瀬家の大罪』全6巻
価格:502円(税込)
発売日:2024年03月
アニメ化も決定した『タコピーの原罪』の作者・タイザン5先生による『一ノ瀬家の大罪』は3月に最終巻が発売されました。
記憶を失った主人公が、見かけは普通ながら秘密を抱えた一ノ瀬家で暮らし、その裏に潜む罪や真実を暴いていくサスペンスフルな家族ドラマ。
周到に張り巡らされた謎と衝撃的な展開がページをめくる手を止めさせず、最後に解き明かされる真相が家族という存在を新たな視点から問い直し、読者に深い余韻を刻みます。
『夏目アラタの結婚』全12巻
価格:759円(税込)
発売日:2024年03月
乃木坂太郎先生による『夏目アラタの結婚』は3月に最終巻が発売されました。
児童相談所職員のアラタが、死刑囚の女性・真珠と“結婚”契約を結び、事件の真相と犯人の心理に迫る異色のミステリー。
張り詰めた心理戦と異常な関係性の中で浮かび上がる人間性が緊張感を生み、最後まで飽きさせないストーリーは、読者の期待を裏切らない濃密な読後感を残します。
『明日、私は誰かのカノジョ』全17巻
価格:660円(税込)
発売日:2024年02月
をのひなお先生による『明日、私は誰かのカノジョ』は2月に最終巻が発売されました。
“レンタル彼女”を切り口に、孤独や欲望、そして歪んだ人間関係がリアルに浮き彫りになる群像劇で、若者たちの現実的で痛々しい恋愛模様を展開。
鋭利な視点で描かれる現代社会の生々しさと繊細な人物像が背徳的な魅力を放ち、読後には様々な価値観や欲望について考えさせる強烈な余韻を残します。
『からかい上手の高木さん』全20巻
価格:770円(税込)
発売日:2024年01月
山本崇一朗先生による『からかい上手の高木さん』は1月に最終巻が発売されました。
クラスメイトの西片を絶妙にからかい続ける高木さんとの、甘酸っぱい中学生ライフが描かれた純度100%の青春ラブコメ。
シンプルなからかい合いの中に詰まった初恋の妙味や二人の微妙な距離感が、読者をほっこり温かく包み込み、癒しと微笑ましさに満ちたエンディングでほっと一息つける作品です。
『わたしのお嫁くん』全10巻
価格:550円(税込)
発売日:2024年01月
柴なつみ先生による『わたしのお嫁くん』は1月に最終巻が発売されました。
仕事は有能だが家事が苦手な女性と、家事万能な年下男子が同居生活を送るオフィスラブコメ。お互いを補完し合う独特のバランスが微笑ましい!
逆転した男女像による新鮮な関係性と穏やかな共同生活が生み出す優しい空気が魅力で、最後まで自然な笑顔を誘うあたたかい物語に仕上がっています。
年末休みで漫画を一気読みしよう!
激動の2024年を駆け抜けたこれらの作品は、それぞれ独自の世界観とテーマで読者を魅了し続けてきました。
物語が幕を閉じた後も、その感動や学びは決して色あせることはありません。
素晴らしい作品たちとの出会いと別れを、心に残る読書時間としてぜひ楽しんでください。
※2023年に本誌完結を含む、2024年内に最終巻が発売された作品を紹介しています。