『名探偵コナン』時代の変化で“アップグレード”したものとは?長寿連載ならではの楽しみ方!
Sunday 20:30
人気作品『名探偵コナン』は「週刊少年サンデー」にて1994年5号から連載されており、なんと四半世紀以上連載が続いています。
本作は長寿連載に加え1年間がループする作品。作中に登場するアイテムやファッションがどんどん時代に合わせてアップグレードされています。
本記事では、『名探偵コナン』に登場する“時代の変化によってアップグレードしていったもの”を紹介!連載・放送当時との違いを楽しんでくださいね。
『名探偵コナン』時代の変化がわかるアイテムたち
電子機器
コナンは新一として蘭に電話をかける時、初期の頃(1996年〜1997年)は公衆電話を使用していました。
連載当時は1994年になるので携帯電話は存在していましたが、まだまだ普及率が低かった時代です。
1997年には阿笠博士の発明したイヤリング型携帯電話が登場。
とても小さいドロップ型のイヤリングに見える電話で、ケータイ電話が登場するまでは頻繁に活躍していた発明です。
また、平成初期の1980年代後半〜1990年代前半にかけて流行したポケットベル(ポケベル)も登場します。
123話「お天気お姉さん誘拐事件」や、194~195話「意味深なオルゴール」はポケベルならではの事件となっていますので、見返すと面白いですよ。
1999年にはPHS(ピッチ)と呼ばれる、二つ折りではない携帯電話が登場。
園子がケータイを持っているのを蘭が羨ましがり、それを見たコナンが新一として蘭にケータイをプレゼントしました。
新一からのプレゼントということで、周りがスマホを持ち始めても蘭はガラケーを使っているという裏話があります。
2000年代にはコナンは赤い二つ折りのガラケーを使用。
しばらくガラケー時代が続き、ケータイがきっかけで蘭に正体がバレそうになったこともあります。
2010年代に入るとコナンは赤色のスマホになりました。
服部や灰原、阿笠博士や毛利小五郎といった大人たちはもちろん、現在は少年探偵団までスマホを所持しています。
ファッション
本作には、その時代に流行していたファッションがテーマとなる事件も登場します。
2000年代にはガングロメイクをし、厚底ブーツを履いたヤマンバギャルたちが襲われるという事件が展開されました。
ガングロメイクや厚底ブーツは一世を風靡しましたよね。
さらに、2000年代には事件と直接関係はありませんが、蘭がコナンと自分の着ぐるみパジャマを買ってきたこともあります。
2010年代にはゴスロリの双子コーデが事件の鍵となった話が登場。蘭と園子はロリータの双子コーデを披露しました。
また、初期の頃はコナンや少年探偵団は決まった服装をしていることが多かった印象ですが、その時代に流行している洋服を取り入れて毎回服装が変化しています。
博士が作った発明品も時代によって進化している!
犯人追跡眼鏡
犯人追跡眼鏡は、発信機から半径20キロ以内なら居場所を特定できる便利アイテム。
劇場版『名探偵コナン 世紀末の魔術師』では、目を狙撃する犯人に備えてレンズが硬質ガラスに交換されました。
また、劇場版『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』ではズーム機能(望遠鏡機能)が追加。
さらに暗視機能や盗聴器も搭載され、原作・劇場版の双方で改良が繰り返され、最もコナンが使用する便利アイテムへと変化しました。
ターボエンジン付きスケートボード
ターボエンジン付きスケートボードは当初、太陽電池で動くため日没後は使えませんでした。
劇場版『名探偵コナン 世紀末の魔術師』では、前もって充電しておけば日没後も30分間は走行可能な仕様にグレードアップしています。
ボール射出ベルト
ボール射出ベルトはサッカーボールが飛び出す便利アイテム。
当初コナンは使うことはなさそうと言っていましたが、劇場版『名探偵コナン 異次元の狙撃手』では花火機能まで追加され、特に劇場版ではなくてはならないアイテムとなっています。
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
長寿アニメならではの楽しみ方だ