「刀ステ」元宝塚男役スター出演に否定的な声も…作・演出家「あの本丸の未来のために」
Thursday 18:00
2023年2月に東京・大阪にて上演が決定している、舞台「刀剣乱舞(刀ステ)」の新作・舞台「刀剣乱舞」禺伝 矛盾源氏物語(ぐでん むじゅんげんじものがたり)に、元宝塚男役スターが出演することに対して一部否定的な意見が寄せられています。
これを受け、「刀ステ」シリーズにおいて作・演出を担当する末満健一さんが、自身のTwitterにて本作・本件に対する思いを投稿しました。
Point
- 「刀ステ」新作に元宝塚男役スターが出演
期待の声もあったが一部否定的な意見も
作・演出の末満健一さんがコメントを投稿
「刀ステ」元宝塚男役スターの出演に一部否定的な意見が寄せられる
「刀ステ」最新作にて、歌仙兼定役を七海ひろきさん、大倶利伽羅を彩凪翔さんが演じることが決定し、あわせてビジュアルが公開されました。
七海さんは元宝塚歌劇団星組、彩凪さんは元宝塚歌劇団雪組の男役スターで、女性が刀剣男士を演じるのは初の試みとなっています。
本ニュースに対しSNSでは当初「破壊力抜群の美」「刀剣乱舞が全力でヅカオタを取り込みに来ている」「これは美の暴力」といった期待の声が寄せられていましたが、一部「女性が刀剣男士をやるのか…」「潔く『宝塚歌劇刀剣乱舞』なら理解できた」など一部否定的な意見が寄せられました。
また宝塚歌劇を鑑賞する際、スターが登場したら拍手する習慣に対し「拍手で舞台のテンポが取りにくくなるのでは」「『刀ステ』に宝塚ルール持ち込まれるのかな…」と危惧する声も見受けられます。
作・演出担当の末満健一さんが本件に対してツイートを投稿
https://twitter.com/suemitsu/status/1527051002335346694
2016年5月に上演された「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」より「刀ステ」の作・演出などを担当している末満健一さんが、自身のTwitterにて本件に対しツイートを投稿しています。
末満さんは初めに「今後の刀ステのことで不安にさせてしまった方も多いかと存じ上げております」「申し訳ございません」と謝罪。
続けて「ひとつ言いたいことは、僕も含めて関係者のみなさんが虚伝初演から続くあの刀ステの本丸を今もなお一番大切に思っていることです」「あの本丸の未来のために、やらなければいけないことがある」と、「刀ステ」への思いを綴っています。
https://twitter.com/suemitsu/status/1527053491000455168
また「創り手側がひとりよがりに作品をつくったりしてお客さんに嫌な思いをさせたくない」「刀ステの紛うことなき大団円に向けて通らなければならない道筋が見つかったのです」「そこを通らなければ、ゴールテープを切る前に刀ステは頓挫してしまう」と本作への思いと決心を明かしました(一部抜粋)。
https://twitter.com/suemitsu/status/1527055259428077568
最後に「刀ステ当初の理念。一番大事なのは原案ゲーム。刀ステにとっては聖典のように尊いものです」と改めて「刀ステ」の理念を綴り、「ゲーム『刀剣乱舞』を愛してくさるユーザーたち。刀ステを応援してくださるファンたち」「そのコンテンツを案じてくださる皆様に心豊かになるものをお届けしたい。それが刀ステに第一義なのです」と、ユーザーやファンに向けた思いを明かしています。
SNSの声
末満さんのコメントに対しSNSでは「舞台を観れば末満さんをはじめ座組の皆様がどれだけ大切にしてるかわかる」「初めは驚いたけど、末満さんの描く本丸を信じます」「きっと女性が演じる意味があるはず」といった声が寄せられていました。
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©NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会