出演は2次元バンド&アイドルのみ!オタク理想のフェス“タイムテーブル”を組んでみた
Friday 20:00
フェスとはイベントやショーの集まりをさす単語。
英語でお祭りを意味するフェスティバルの略でもあり、近年では軽食やドリンクを売る露店が犇めく、バンドの野外ライブなども盛り上がりを見せてきました。
今回は筆者が考えた、2次元バンド&アイドルによる理想のフェスのタイムテーブルをご紹介します。
2次元バンドによる理想のフェス タイムテーブル
『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』壱雫空(MyGO!!!!!)
まずは『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』より、MyGO!!!!!の「壱雫空」。
ハイティーンの少女特有の透明感あるソプラノボイスと、雨模様の空にリリカルな心情を託した歌詞は、けっして楽しいだけじゃない青春の光と影を切り取り、視聴者の心を揺さぶります。
無限大のポテンシャルを秘めた歌声と、未熟で粗削りながら真っ直ぐな熱を帯びた演奏は、青くて痛い若気の至りの日々を思い起こさせました。
悩み多き十代の少年少女に届くことを祈って、この曲をスタートに位置付けます。
『KING OF PRISM』ドラマチックLOVE -ALLSTARS THANKSver.-(KING OF PRISM ALLSTARS)
二曲目は『KING OF PRISM』より、プリズムショーオールスターズが歌い上げる「ドラマチックLOVE -ALLSTARS THANKSver.-」。
なんでもない日常をドラマチックに変える恋愛がテーマの楽曲は、個々の情熱的な歌声と甘い歌詞が織り交ざり、女性ファンの胸をキュンキュンさせます。
後半の「wow」の繰り返しは耳に残ると評判!
皆の結束を感じるサビの盛り上がりも最高で、ふと気付けば口ずさんでいる、パッション全開の明るい曲です。
『ブラックスター -Theater Starless-』闇に咲く(TeamK)
『ブラックスター -Theater Starless-』からはTeamKの「闇に咲く」をチョイス。
堕ちゆく苦しみと報われぬ祈りを綴ったこの曲は、ダークな情念を秘めた歌詞の中毒性もさることながら、少し掠れたブレスが艶っぽいボーカルの歌声や、メランコリックな曲調も支持されています。
黒基調のゴシックパンクファッションや、ハードなクロムアクセサリーもセクシーで眼福ですね。
『ブラスタ』の中でも一際先鋭的路線をひた走る、TeamKの魅力が凝縮された楽曲です。
『うたの☆プリンスさまっ♪』マジLOVE1000%(ST☆RISH)
『うたの☆プリンスさまっ♪』からは、ST☆RISHの看板曲「マジLOVE1000%」。
この曲にはメンバーそれぞれの想いや願いが織り込まれており、2コーラス目の歌詞は各メンバーのキャラクターソングのタイトルをもじっています。
数々の障害を乗り越え芸能界の頂点に上り詰めた彼等が、ステージ上で披露する華やかなパフォーマンスは、観客をうっとりさせることうけあい。
手や指でハートを作るファンサもラブリーですし、惜しみなくヘソモロしてくれる、元気一杯なジャンプには笑顔になります。
6人の情熱が結晶した、パワフルな歌とダンスは必見!
『Paradox Live 』Ch△mp1on (BAE)
『Paradox Live』からはBAEの「Ch△mp1on」を選曲。
この曲は自分の手で運命を掴み取る覚悟や勝利への執念を表しており、熾烈なラップバトルで火花散らす3人の、筋金入りのプライドが託されていました。
オフビートなメロディーラインに乗せて紡ぐソウルフルなリリックは、ユニバーサルなパフォーマンスを得意とする、BAEの真骨頂。
BAEの成り上がりの軌跡をダイジェスト化したような楽曲で、今後の躍進に期待が高まりました。
三者三葉のカジュアルなファッションにも注目してください。
『神クズ☆アイドル』Let’s ZING!(ZINGS)
『神クズ☆アイドル』からは凸凹アイドルデュオ、ZINGSの「Let’s ZING!」。
楽して稼ぐためにアイドルになったやる気のない青年・仁淀ユウヤと、明るく人懐こいが上がり笙でソロ活動に難ありな相棒・吉野カズキの歌とダンスは、実に息ぴったり!
普段のダメダメなユウヤを知る人々にしてみれば、晴れ舞台でファンサービスに徹する姿を見れただけで感涙もの。
腐ってもアイドル、改め神クズでもアイドルなユウヤの低くセクシーな歌声と、カズキの溌溂とした歌声が合わさり、相乗効果で長所を引き上げています。
『あんさんぶるスターズ!!』We’ll be “Knights”(Knights(レオ・泉)with 凛月・嵐)
それぞれが騎士の如く帯びた剣を優雅に振るい、一糸乱れず歌い踊る姿は、歌劇を見ているようでテンション上がりました。
軍服とタキシードがモチーフとおぼしき、ノーブルなコスチュームもキマっています。
会場中を埋め尽くす青いサイリウム、Knightsの面々を追いかける青い照明もドラマチックで、非日常感にわくわくしました。
気品と情熱が黄金律で調和したパフォーマンスは、これからも歩みを止めず高みを目指す、彼等の可能性を感じさせてくれます。
『あんさんぶるスターズ!!』Luminous Crown(Knights)
また、4人でパフォーマンスをした後には、司を加えた5人揃ったKnightsで「Luminous Crown」を披露し、観客を絶叫させてほしい!
爽やかな歌声と揃ったダンス。王様となった司をセンターに迎え、伸びやかにステージを彩ってくれることでしょう。
『アイドリッシュセブン』EVOLUTION(TRIGGER)
『アイドリッシュセブン』からは人気アイドルグループ、TRIGGERの「EVOLUTION」。
しっとりしたイントロから一転、疾走感弾けるメロディーラインとダイナミックなダンスで、一気にファンを釘付けにするこの曲。
センターを務める九条天の透き通るような美声、それに負けじと放たれる八乙女楽と十龍之介のセクシーボイスが歌い上げるのは、トライ&エラーを繰り返し成長を続ける「TRIGGER」の、さらなる進化の可能性。
メンバーの拉致監禁事件を乗り越え、満を持してステージに返り咲いた彼等に、惜しみない拍手喝采を送りたいです。
『ツキウタ。』LOVE ‘Em ALL(SolidS)
『ツキウタ』からはSolidSの「LOVE ‘Em ALL」。
この曲のポイントはなんといってもサビの爆発力!
イントロのカウントダウンから期待値を高め、アップテンポな曲調とノリノリのダンスでラストまで突っ走り、会場を大いに沸かせます。
スタイル抜群の長身を存分に生かしたパフォーマンスは、手や足を高く上げてジャンプしたり、運動量の多さでも観客を圧倒。
ファンへの投げキッスや全員揃い踏みの指さし確認も、絶大な一体感を生んでいます。
目が合った時には既にアダルトな魅力の虜、腱鞘炎になるまでサイリウムを振りたくっているのは間違いありません。
『【推しの子】』STAR☆T☆RAIN(新生B小町)
今回の美少女アイドル枠、『【推しの子】』からは新生B小町の「STAR☆T☆RAIN」が出陣。
ユーチューバー・元天才子役・駆け出しタレントの異色トリオが、十数年前に解散したグループの名前を冠し、ステージ狭しと動き回ります。
正統派アイドル然とした星野ルビーと猫口がチャーミングなMEMちょ、2人の溌溂とした笑顔が眩しい!
センターの有馬かなは緊張してるのかやや浮かない顔をしていたものの、ルビーのアシストでやる気を取り戻しましたね。
嘗てのセンター・星野アイの背中を追い、今漸くスタートラインに立った新生B小町に、心からの声援を送りたいです。
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』RISE FROM DEAD(Division All Stars)
愉快痛快アップテンポな曲調には体が勝手に動き出し、普段敵に分かれて争っているディビジョンの声が揃うところでは、ボルテージが最高潮に達しました。
言葉と言葉の殴り合いが生む爆発力、いずれ劣らぬ個性の化学反応こそ、多くの人々が『ヒプノシスマイク』に沼る理由。
流暢に韻を踏む、ラッパーたちの滑舌の良さにも痺れます。
『アイドルマスター SideM GROWING STARS』We’re the one(C.FIRST)
『アイドルマスター SideM GROWING STARS』からはC.FIRSTの「We’re the one」。
手袋を嵌め直す冒頭からイントロを経て、白軍服モチーフのコスチュームに映えるマントを翻し、軽快なステップを踏む3人がかっこよすぎ!
めまぐるしく立ち位置を入れ替え、ローアングルで足を回す間も、全く持って振り付けが停滞しないのが素晴らしいです。
芯の通った歌声と軽快なステップに酔い痴れていたせいか、あっというまに時間が過ぎてしまい、アンコールをお願いしたくなりました。
『プロジェクトセカイ』Beyond the way(Vivid BAD SQUAD × 初音ミク)
『プロジェクトセカイ』からはVivid BAD SQUAD × 初音ミクの「Beyond the way」を。
ミクのコケティッシュなボイスと挑発的な歌詞が絶妙にマッチし、ストリートの疾走感あふれるロックに仕上がっています。
男女混成グループであるVivid BAD SQUADの長所が最大限に発揮されてるともいえ、『プロセカ』イケメン枠の青柳冬弥と東雲彰人のダーティーな眼差しや圧倒的な歌唱力には、胸の高鳴りを禁じ得ません。
脱力系のため息に紛れた、「あーぁ」の破壊力がすごいですね……!
小豆沢こはねと白石杏が見せる、ちょっぴりワルな笑顔も最高でした。
『ONE PIECE FILM RED』新時代(ウタ)
堂々のラストを飾るのは『ONE PIECE FILM RED』より、ウタの「新時代」。
様々なバンドやアイドルグループが群雄割拠するアイドル戦国時代に金字塔を打ち立てた、末永く歴史に残したい名曲です。
オーバーサイズのスタジャンの袖を振り回すダンスのキュートさ、そこから衣装チェンジし加速するテンポ、新星爆発のような天性の歌唱力には呆然。
最速でスターダムにのし上がったのも納得するしかない超絶パフォーマンスは、何から何まで神がかっていました。
完全燃焼のフェスの終幕
以上、理想のフェスのタイムテーブルを紹介しました。
できるだけ音楽性のばらけたユニットを取り上げてみましたが、いかがだったでしょうか?
応援の際はサイリウムやお手製うちわを忘れずに!
推しのウィンクや投げキッスをまともにくらって卒倒したら大変なので、気を引き締めて挑んでください。