絵柄を学習するAIサービス「mimic」が登場 Twitterでは「AI学習禁止」がトレンド入り
Tuesday 12:14
2022年8月29日(月)に、イラストレーターの絵の特徴を学んでイラストを生成するAIサービス「mimic(ミミック)」が登場しました。
Twitterでは賛否両論の意見が集まり波紋を呼んでいます。
Point
- AIサービス「mimic(ミミック)」がリリース
SNSでは賛否両論の声
絵の特徴を学んでイラストを生成するAIサービス「mimic(ミミック)」がリリース
本日、イラストレーターさんの絵の特徴を学んでイラストを生成するAI サービス mimic(ミミック)をリリースいたしました!
2回までイラストメーカー(イラスト生成AI)を無料で作成できますので、ご自分のイラストを学習させたい方は是非ご利用ください!https://t.co/fhVVFJUhQM pic.twitter.com/ZGTq8zVVcA— mimic(ミミック) (@illustmimic) August 29, 2022
AI事業を展開する「ラディウス・ファイブ」より、イラストレーターの絵の特徴を学んでイラストを生成するAIサービス「mimic」がリリースされました。
「mimic」は、15枚〜30枚程度のキャラクターイラストをアップロードすると、自動で顔部分を切り取りAIが特徴を学んでイラストを生成します。
「mimic」の公式サイトではクリエイターのメリットとして、「イラスト制作の参考資料に」「SNS・ファンコミュニティを活性化」などが挙げられていました。
SNSでは賛否両論
「自作発言」をされて悪用されるのではないか?
「mimic」の公式サイトでは禁止事項として「他人のイラストを勝手にアップロードしないでください。必ずあなたが描いたイラスト、もしくは権利を保有しているイラストをアップロードしてください。権利侵害を発見した場合はアカウントの停止・捜査機関への情報提供など、然るべき措置を講じます」と挙げられています。
しかしTwitterでは「他人の絵を勝手にアップロードして自作発言するやつでてきそう」「禁止事項に書いてあっても、守らないやつはいる」といった声が寄せられました。
また「どうやって絵を描いた本人だと証明するの?」「悪用された場合はどう責任取るの?」といった、具体的な処置が知りたいといったコメントも寄せられています。
「AI学習禁止」がトレンド入り
「mimic」の登場に対しTwitterでは、イラストレーターさんが自身のプロフィール欄に「AI学習禁止」と注意喚起を書き込む姿が見られました。
Twitterでは「AI学習禁止」というワードがトレンド入りし、「時代の風を感じる」「SF小説っぽいな」といったコメントが寄せられています。
実は日本の法律上、AI学習禁止ってできないんですよ
権利制限規定、つまり”著作者の許諾なくやっていいこと”リストに”AIの開発を行うために学習用データとして収集して利用”が入ってまして
日本の法律上は他人の絵をAI学習させるのは合法なんです文化庁のQ&Aにマジでそう書いてあるんで読んでみて↓ https://t.co/LYwnUjBj2W
— U_Yawata/八幡P (@U_Yawata) August 29, 2022
また、Twitterでは現在の日本の法律上では、AI学習禁止はできないといった意見が寄せられました。
それに対し「“AIにイラストを学習させること”と“AIで生成されたイラストを利用すること”はまったく別の意味なので『AI学習禁止』というワードはやめてほしい」といった声が多く見られています。
前向きな意見も
否定的な意見に対しTwitterでは「新しい技術はどんどん増えていくんだから、これからはどう利用していくかを考えるべき」「開放された技術はなくせないから、前向きに考えなきゃ」といったコメントが寄せられました。
また「海外でAIサービスが主流になったら、日本での還元は難しいのでやっていくべき」「絶対海外イラストAIが出てくるから日本でもAIサービス育てておこうよ」といった、AI技術の進歩のためにサービスを育てるべきといった声が寄せられています。
1人1人がルールを守って活用することが大切ですね。
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