TVアニメ「オリエント」内田雄馬さん&斉藤壮馬さん対談インタビュー到着!「お互い気持ちが入りやすい良い役」
Tuesday 18:07
2022年1月5日(水)に放送がスタートするTVアニメ「オリエント」より、武蔵役・内田雄馬さんと鐘巻小次郎役・斉藤壮馬さんによる放送直前対談インタビューが到着!
また第1話のあらすじと先行場面カットも公開となりました。
Point
- TVアニメ「オリエント」1月5日(水)より放送スタート!
内田雄馬さん&斉藤壮馬さんの対談インタビュー到着
第1話のあらすじと先行場面カットも公開
TVアニメ「オリエント」内田雄馬さん&斉藤壮馬さんの放送直前対談インタビュー
ついに放送が始まるTVアニメ「オリエント」について武蔵役・内田雄馬さんと鐘巻小次郎役・斉藤壮馬さんが余すところなく魅力を語るインタビューが到着!
原作漫画の感想、それぞれが演じるキャラクターの印象やアフレコ時の様子など、普段から仲の良い内田さん、斉藤さんらしさが全開のインタビューとなっています。
今回は内田さん、斉藤さんの「オリエント」に対する熱い思いの詰まったインタビューを全文紹介します!
TVアニメ「オリエント」内田雄馬さん&斉藤壮馬さんインタビュー内容
――まずは原作を初めて読んだ際の感想をお聞かせください。
内田さん:もともと僕は、和テイストのある作品が大好きなので、ワクワクしながら読み始めましたね。
大高忍先生のダイナミックな絵と、生み出される「オリエント」ならではのファンタジー感にすごく刺激を受けました。
また、冒険譚的ストーリーにもすごく魅力を感じています。
斉藤さん:オリジナリティーにあふれたキャラクター造形も「オリエント」の魅力ですよね。
少年マンガって、「主人公だったら熱血。相棒はクール」といったイメージがあるかと思います。
でもそんな王道が次々と覆されていくのが「オリエント」なんです。
しかもその斬新さがキャラクターの根幹部分ともしっかり結びついているので、読んでいてすごく共感できる。大高先生のすばらしいマンガ力を味わえますね。
内田さん:あと少年マンガとしてのワクワク感も、盛りだくさんなんだよね。巨大なお城が移動したりとかさ。
斉藤さん:そうそう。お城があるかと思ったら、現代のバイクのような乗り物があったりして。少年心というか、かっこいいもの好きにもたまらない作品だと思いますよ。
――お2人が演じているキャラクターについて教えてください。
斉藤さん:僕が演じる鐘巻小次郎は、ぱっと見だとクールでニヒルなキャラクターに感じると思います。ですが本来の彼はわりと等身大の男の子で、二枚目然としていない親しみやすいキャラクターなんです。
相棒である武蔵の立ち居振る舞いに劣等感を感じたり、はたまた色仕掛けにあっさり引っかかったり、謎に生活力が高かったり(笑)。
彼は血筋のせいで辛い目にもあっているのですが、それも含めて“成長過程にある人”という部分に、リアリティーを感じますね。
内田さん:第1話や第2話と、それ以降では、小次郎の見え方も変わるよね。
斉藤さん:第1話、第2話はだいたい武蔵視点で描かれるからね。武蔵からの印象も加味されて、クールな印象が強いかもしれません。
その後のストーリーでは、ヤンチャだったり大人げない姿だったりも見ることができるので、かっこいい見た目にも関わらず微笑ましい男の子だと思います。
――内田さんが演じる武蔵は、どんなキャラクターですか?
内田さん:少年マンガの王道である「まっすぐで熱血」な要素はもちろん持っているんですけど、それ以上に「空気を読んで本音を言えない」といった別の面を持ち合わせているキャラクターです。
武蔵のような主人公は少年マンガではすごく珍しいんじゃないかな。
ネオ戦国と謳いながら、登場人物たちが抱える葛藤は、誰もが共感を覚える部分があり、いい意味で非リアルとリアルが混在している。
それが「オリエント」の先の読めないワクワク感に拍車をかけているとも思います。
また斉藤くんの話にもありましたが、親しみを感じやすいキャラクターは武蔵より小次郎だと思います。
武蔵は、彼の行動を通して“気づきや発見”を与えてくれると感じていて、その真面目な考え方だったり一途な信念だったりにかっこよさを感じますね。
斉藤さん:武蔵はモノローグが多いよね。
内田さん:そうだね。とくに序盤は自分自身と対話するシーンが多いかな。かと思えば、どんなにピンチな状況でも絶対に自分を曲げないところがあって。
そんな武蔵の姿は、これまでに演じてきた主人公キャラクターと大きく異なっていて、すごく新鮮だなと感じています。
――お互いのキャラクターの印象はいかがですか?
内田さん:武蔵が己の中に“武士”という確固たる理想像を持っているのに対して、小次郎はこれから理想の自分を見つけていくキャラクターだと思います。
成長が期待できる男の子ですし、周りからの影響でどんどん変化していくんじゃないかな。
斉藤さん:ある意味、ミーハーなのかもね(笑)。
内田さん:そこも武蔵と違うんだよね。いい意味で2人は似ていないよな。
斉藤さん:ただ全部が違うというわけでもないんだよね。たとえばお腹が空いたときは、2人とも不機嫌になってケンカに発展するし。
自然に通じ合うときと、真反対の行動をするときが、絶妙なバランスで繰り広げられるので、見ていて飽きない2人だよね。
――斉藤さんは武蔵というキャラクターにどんな印象を持っていますか?
斉藤さん:まだ10代半ばなのに「すごく大人だな」と感じる瞬間が多いです。小次郎はもちろん、今後登場する武士の少女・服部つぐみも、自分の気持ちに正直というか勢いで行動するところもある子なんですよ。
かたや武蔵は物事、とくに人間関係を俯瞰で見ることが多い。あと、自分の気持ちを言語化する能力も高いですね。
だからこそ「俺はこうしたいんだ!」という意思をはっきり示すことができるのでしょうが、まだ若いのに凄いなと関心してしまいます。
また、そういう性格の武蔵だからこそリーダーに向いていると思うし、小次郎たちの背中を押してくれるのだと思います。
――ちなみに斉藤さんは学生時代、リーダータイプでしたか? それともサポータータイプでしたか?
斉藤さん:自分が抱えられる以上の責任は負いたくないタイプだったので、生徒会長に推薦されることもありましたが、頑なに拒否していました(笑)。
代わりに副会長や副部長といった役職に就くことが多かったです。
内田さん:僕は中学生のときに生徒会長に立候補して、就いたこともあるよ。
高校生のときは部長をやっていたかな。
斉藤さん:本当!? リーダーに憧れていたの?
内田さん:目立ちたかった、という気持ちはあったかな(笑)。それとは別に「俺の意見をみんなに伝えたい」という気持ちも強くて。
その方法として生徒会長や部長になるのが一番早いと思ったから、立候補した感じ。
斉藤さん:生徒会長になったときは、何を伝えたかったの?
内田さん:当時の僕の中学校って、教師と生徒の関係が良くなくて。一部の生徒から「教師は生徒を平等に扱え!」という声が上がっていたんだ。
だけど内田少年は「いやいや教師も人間だぞ。好き嫌いがあるのは当然じゃないか。教師と良い関係を築きたいのなら、生徒からもっとコミュニケーションを取るべきだ」と思ったんだよね。
しかも、その考えが絶対に正しいとも当時は思っていた(笑)。それで、生徒全員に自分の考えを伝えようと生徒会長を目指したんだ。
斉藤さん:実際に伝えられたの?
内田さん:全校集会みたいな場で伝えられたよ。ただ、それで満足しちゃった内田少年は、以降、生徒から持ち上がった様々な提案を「それでいいと思う」と頷くだけのダメリーダーになっちゃっていたけどね(笑)。
斉藤さん:(笑)。まぁでも自分の意思を突き通す感じとか、まんま武蔵だよ。
僕は僕で、小次郎の一歩引いた性格や武蔵に対する劣等感などにすごく共感できるし、お互い気持ちが入りやすい良い役を演じさせてもらっているよね。
――お2人はプライベートでも仲がよいそうですが、アフレコのとき、武蔵と小次郎の相棒感を表現しやすかったですか?
内田さん:あくまでキャラクター同士のことなので、僕らの関係をキャラクターに投影することはもちろんありません。
とはいえ、親友としての空気感をいち早く掴むという部分においては、「オリエント」の現場はかなり早かったように思います。
斉藤さん:そうだね。お互いのことをよく知っているからこそ、息を合わせるような芝居はすぐにそろうようになったと思います。
もっと言うと、つぐみ役の高橋李依さんを加えたメイン3人は、好きなものや面白いものの感覚が似ているように思いますね。
武蔵、小次郎、つぐみの3人でコメディータッチの掛け合いをすることも多いのですが、演じている僕ら自身も“しっくりくる”感覚を何度となく味わっています。
あ、でも高橋さんはたまにわからない部分があるかな……。言葉で説明するのが難しいんだけど、宇宙的発想というか(笑)。
内田さん:それがまた面白いんだけどね。いい刺激になっています。
斉藤さん:ほんと「オリエント」チームは、仲が良いですよ。
――改めて、第1話の見どころをお聞かせください。
内田さん:第1話は「オリエント」の世界の説明をされつつも、物語の緩急や盛り上がりがしっかりあり、あっという間に見終わってしまうほど夢中になれると思います。
ラストには小次郎とセリフを合わせる瞬間も合って、第2話への期待感が半端ないですね。
一方で、第1話の武蔵と小次郎の関係はお互いに思うところがあって、少々複雑です。2人が何を思い、どのように心を通わせて、同じ道を歩くことになるのか。
その始まりを見届けていただけたら嬉しいです。
斉藤さん:たしかに第1話での小次郎は、武蔵に対して冷たいかもね(笑)。その裏にある小次郎の思いにも注目してほしいです。
見せ場としては武蔵のほうが多いですし、小次郎も武蔵の影に隠れがちです。
でも縁の下の力持ちというか、武蔵の活躍を信じて最高のパスを出す小次郎の姿に、共感してもらえるのではないかと思います。
そして続く第2話は小次郎にフォーカスが当たるストーリーです。小次郎という若者の熱さを知るうえでとても重要な回なので、お見逃しなく!
――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
斉藤さん:アニメの放送を期待してくださっていた方々、お待たせいたしました。これから武蔵たちの長く壮大な旅が始まりますが、映像も音楽も、そして我々の芝居も最高の形で楽しんでもらえる作品になっています。
原作ファンの方はもちろん、アニメで初めて「オリエント」を知る方も、ぞんぶんに楽しんでください。
個人的には日常シーンの何気ない会話だったり、キャラクターがふとした瞬間に見せる表情だったりに、オリジナリティーと普遍性を持っている作品だと思います。
武蔵や小次郎、そしてこれから登場する魅力的なキャラクターたちの心の機微にも注目していただければと思います。
内田さん:心が沸き立つネオ戦国バトルアクションを楽しめる「オリエント」ですが、武士たちの真っ直ぐな生き様など、大人が見ても楽しめる作品です。
ぜひ濃厚なドラマと爽快なバトルシーンを堪能してください。きっと続きが気になって、原作マンガにも手を伸ばしてしまうことでしょう(笑)。
そしてもっともっと「オリエント」を好きになっていただき、武蔵や小次郎たちと一緒に冒険を楽しんでいただけたら嬉しいです。
TVアニメ「オリエント」第1話あらすじ&先行場面カット公開!
第1話「武蔵と小次郎」
【あらすじ】
動乱の世。日ノ本は突如飛来した謎の生命体「鬼神」に支配され、鬼神に抗う武士は大罪人とされ、忌み嫌われていた。
人々が鬼神を崇める中で、武蔵には心に秘めた夢があった。
それは、幼なじみの小次郎と一緒に「最強の武士団」を作り、鬼退治をすること。
かつて日ノ本に自由を取り戻すために鬼神に立ち向かった武士のように。小次郎の亡き父・自斎が語ってくれたように。
しかし、それは世間の嘘と戦うことでもあった……。
アニメ放送開始までに予習!TVアニメ「オリエント」ストーリー
時は戦国時代、日ノ本。
突如現れた“鬼神”により、覇権を争っていた戦国武将はことごとく討ち死にし、人の世は終わりを告げる。
それから150年、鬼神による支配に抗い、自由を求めて戦い続ける者たちがいた――その名は“武士団”。
幼い頃、小次郎の父から聞かされた武士の姿に憧れた武蔵と小次郎は、“最強の武士団”結成の夢を誓い合う。
しかし、鬼を神と崇める町で、人々にとって武士は悪とされる存在。
武蔵は周りの空気に合わせ「武士になりたい」と声に出せず、小次郎もまた武士の子として人々から疎まれていた。
自分の生き方に葛藤を抱えていた武蔵がある日、目にしたのは無感情に人間を引き裂く鬼の姿。
その真実を前に、武蔵は小次郎との夢を叶えるため、圧倒的な力を誇る鬼に立ち向かう…!
“ネオ戦国”の世を舞台に繰り広げられる、王道バトルアクションが開幕‼
TVアニメ「オリエント」本PV
TVアニメ「オリエント」その他情報はこちら!
作品概要
TVアニメ「オリエント」
【スタッフ】
原作:大高 忍(別冊少年マガジン連載/講談社)
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:國澤真理子
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:松本文男、崎本さゆり
プロップデザイン:きむらひでふみ
色彩設計:日比野 仁
美術設定:前田みつき
美術監督:坂上裕文
撮影監督:間中秀典
編集:山岸歩奈美(REAL-T)
音響監督:納谷僚介
音響制作:スタジオマウス
音楽:深澤秀行
アニメーション制作:A・C・G・T
製作:「オリエント」製作委員会
【キャスト】
武蔵:内田雄馬
鐘巻小次郎:斉藤壮馬
服部つぐみ:高橋李依
武田尚虎:日野聡
犬飼四郎:下野紘
犬坂七緒:和氣あず未
真田青志:石谷春貴
山本春雷:大西沙織
小雨田英雄:羽多野渉
鐘巻自斎:小西克幸
※敬称略