『フルーツバスケット』第１０話感想　ドタバタなバレンタイン回かと思いきや…

夾が抱く心の闇。

背中の梅干しをここでまた持って来られると…。

紫呉さんも笑顔は絶やさない一方、誰よりも闇は深そうだ。

女性より繊細なハートを持ち、表面上は決して弱さは見せない草摩家の面々、透と出会ってから少しずつ変化してきているのが尊いね。

実質モゲ太回w

キョン吉もですがみんな何かで埋め合わせせず自分自身と向き合わなければなりません。そんな相手に寄り添い幸せを祈れる透くんは素敵女子！

ぐれさんの慊人への歪んだ一途な想い…

透くんの真っ直ぐな言葉だからみんなの心に届いて響いているんですよね。

バレタインデ―やWデートと若者の行事が展開する一方今回の核は大人のやり取り

紫呉の追う夢とは

そのために透が必要みたいですが

普段とても気さくで明るい人だけにそのギャップが少し怖いです

それでも真っすぐな透の優しさに気持ちが少し揺れる紫呉を見て安心します

バレンタインデー、飄々としていて掴みどころのないはーさんのことが少し分かる話。楽羅ちゃんも再登場していて、相変わらず元気いっぱいで豹変っぷりも実に面白かった。はーさんが何やら企んでいたり夾くんも弱い部分を見せたり、少し話が進んだような印象

若者組のWデートと並行して描かれる紫呉の抱える闇…ドタバタラブコメのその傍に深い闇が寄り添う本作の作風を凝縮したようなエピソード。「味方にはならない…でも、敵にも回らない」ぐれさんはーさんの大人の友情の描き方が素敵…。

紫呉さんの回でしたね。グレさんの思惑と、つかみ所のない部分が、やっぱいいなぁ〜と。さざ波は、確かに合ってるしね。あと、透くは毎回本当に可愛いと思います 笑

表情やリアクション含めて良いですね。来週はりっちゃんの母親こと女将さん登場？かな。

「いつだって自分が一番大切」だからこそ、あの日立てた誓いを必ず果たす、犠牲が出ようとも。元々、本心が見えづらい言動をしてきた紫呉、意味ありげなセリフの連発で、今一度この作品に引き込まれた。彼が秘めたるものにも透が干渉しかけてる…透ならきっと見えるはず。

夾くんを追いかける透ちゃん。「二人は仲良いね」と嘘はつかず、「逃げるなよ」と現実を突きつけたりもしない。彼女だけは「嫌いでもいい」と本心を言ってくれる。ちゃんと寄り添ってくれる。そんな優しさ溢れる透ちゃんを利用しようと紫呉さん、歯一本で済むと思うなよ。

紫呉の本性が闇深すぎて堕ちてしまってな…。ちょっと前まで危険人物認定してたはとりがめっちゃいい人に見えてた。いや実際めっちゃいい人なんだけど