「すずめの戸締まり」感想レポート!面白かったシーンは?芹澤朋也がヤバイ【ネタバレ注意】
Sunday 13:00
2022年11月11日(金)より、新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が全国の劇場で上映されています。
本映画は、公開からわずか3日間で興行収入18億円を突破し、歴代の新海誠監督作品の中で最も早いペースで大ヒットしていますよね!
この度、筆者が実際に「すずめの戸締まり」を鑑賞してきたので、感想を語っていきます。
Point
- 震災にトラウマがある方は注意
芹澤朋也についての感想多め
※本記事では、「すずめの戸締まり」のネタバレを含みます。
「すずめの戸締まり」は全国の劇場で上映中!
「君の名は。」「天気の子」など数々の人気劇場アニメーションで知られる新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が、全国の劇場で上映されています。
本作の舞台は日本各地の廃墟で、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く現代の冒険物語が展開。
声優情報
主人公の「鈴芽(すずめ)」役は、新海誠監督が1700人を超えるオーディション参加者の全ての声を聴き、自ら探し出した原菜乃華さんが担当しています。
すずめと旅をする「閉じ師」の青年・宗像草太役は、松村北斗さん(SixTONES)が担当。
ほかにも、深津絵里さん・松本白鸚さん・染谷将太さん・伊藤沙莉さん・花瀬琴音さん・花澤香菜さん・神木隆之介さんなど、過去作にも出演したキャストが集結しています。
「すずめの戸締まり」鑑賞レポート
「閉じ師」など設定が面白い
岩戸鈴芽 プロフィール
九州の静かな町で、叔母と二人で暮らす 17歳の女子高校生。
広大な廃墟の中、幼い自分が草原を さまよい歩く不思議な夢をよく見る。
(公式サイトより引用)
廃墟や人々から忘れられてしまった場所に現れる「後ろ戸」。
扉が開くと災いが訪れて地震が起こるため、「閉じ師」が全国を旅して扉を閉めるという設定が、とても面白かったです。
宗像草太 プロフィール
”災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年。
扉を探す旅の途中ですずめと出会うが、 ある出来事をきっかけに、
すずめの椅子に姿を変えられてしまう。
(公式サイトより引用)
扉を閉める時に草太が唱えていた呪文もかっこいい!
日常の中にある、「非日常」感に冒頭から引き込まれました。
確かに地震の描写はリアリティがあって、辛い思い出が蘇る人も多くいそうです。
「地震」という凄く攻めたテーマを題材にしていますが、地震の被害を風化させないためのメッセージも込められていると感じました。
また、ファンタジーや恋愛要素も盛り込まれていて、1つの作品として凄く面白かったです!
出会う人達が温かい
ダイジン プロフィール
すずめの前に突如現れた、人の言葉を話す謎の白い猫。
扉が開く場所に出没し、すずめたちを翻弄する。
(公式サイトより引用)
すずめは、草太を椅子にした猫・ダイジンを探すため、全国各地を旅します。
とにかく、各地で出会う人たちが親切で優しく、心が洗われました…。
愛媛で出会い、民宿に泊めてくれた海部千果や、ヒッチハイクをしていたすずめを拾ってくれた二ノ宮ルミ、草太を探すため長距離運転をしてくれた芹澤朋也など、魅力的なキャラクターが登場しましたよね。
各地の風景も美しく描かれていて、これは聖地巡礼をする人が沢山でてきそう…!
沢山の人に助けられ、すずめが前に進んでいくのを見て、改めて人と人の繋がりは大切だと感じました。
また旅の道中で、すずめと椅子になった草太がどんどん仲良くなっていくところも見どころでしたね。
イケメンがほぼ椅子
すずめの椅子 プロフィール
すずめが幼い頃に使っていた子供用の椅子。
脚が1本欠けている。
草太が姿を変えられてしまい、3本脚で動き出すようになる。
(公式サイトより引用)
イケメンの草太が、8割くらい椅子の姿でびっくりしました。
すずめに座られたり踏み台にされたりと、ドキドキしてしまうシーンもあって良かったです。
こんなにも椅子がアクティブに動くアニメは「すずめの戸締まり」だけなのでは…!?
声優さんや曲が素晴らしい!
すずめ役の原菜乃華さん、草太役の松村北斗さん、芹澤朋也役の神木隆之介さんなどがめちゃめちゃいい声で、安心して観ることができました。
また、「君の名は。」「天気の子」に続き、本作の音楽はRADWIMPSが担当しています。
世界観にあった音楽と、主題歌「すずめ」のボーカル・十明さんの歌声がマッチしていて素晴らしかった…。
新海誠監督とRADWIMPSのタッグは、これからも続いて欲しいですね。
環さんとの言い合いが怖かった
すずめは、幼い頃に母親を震災で亡くしており、すずめの叔母・岩戸環がすずめを育てていました。
作中で、環とすずめが言い合いになり、環が今まで貯め込んでいた鬱憤をすずめにぶつけるシーンが、地震の描写の次に怖かったです。
2人の雰囲気がギクシャクする中、芹澤朋也が河合奈保子さんの「けんかをやめて」を車の中で流していたのも印象的でした。
芹澤朋也がヤバイ
芹澤朋也 プロフィール
草太の友人。
口ぶりや振る舞いは乱暴だが友達思いな青年。
愛車は赤いスポーツカー。
(公式サイトより引用)
特に印象に残った人物は、草太の友人として物語の後半から登場する芹澤朋也です。
芹澤は、草太に2万円貸しているらしく、すずめと一緒に草太を探すことに。
最初はお金を返してもらうために探していると思いきや、物語のラストには逆に芹澤が草太から2万円借りていたことが発覚しました。
2万円貸しているというのは、草太を探すための口実だったんですね。
ただの友達思いの良い奴~~~!
チャラそうな見た目や軽い言動からは想像もつかないくらい良い子で、胸が苦しくなりました。
しかも、教師を目指しているというギャップの宝庫。絶対いい先生になれるよ…。
スポーツカーで移動するシーン良かった
芹澤が、草太を探すためにすずめと環を自身の車に乗せて、移動するシーンがあります。
芹澤の愛車は中古で買った赤いスポーツカー(チャラくて良い!)。
芹澤が車で流していたプレイリストがまさかの昭和ポップスで、ここでもギャップを披露していました。
また、雨が降ってきたときに、スポーツカーの屋根を閉めようとするのですが、壊れていて閉まらないところもコミカルで面白かったです。
もう、後半は芹澤朋也のことしか考えられませんでした。
オタクなら、芹澤朋也が刺さるはずです。
「すずめの戸締り」芹澤朋也のことは好きですか?
「すずめの戸締り」芹澤朋也のことは好きですか?(複数回答可能)
SNSの反応
Twitterでは、「めっちゃ泣けた」「テンポ感よくて好きだった」「やっぱ映像凄すぎる」「この作品に出会えて良かった」と、称賛の声が寄せられました。
また、「片道7時間も運転してくれる芹澤良い奴」「ダイジンとにかく可愛かった」と、キャラクターについて語る声も。
一方で、「3.11でトラウマある人は注意して」「震災にトラウマある人は、金曜ロードショーとかで観たほうがいいかも」と、地震の描写がリアルなため、震災にトラウマがある人は見ない方がいい、という声も寄せられています。
「すずめの戸締まり」公式サイトでは注意喚起も
「すずめの戸締まり」公式サイトでは、作中で地震描写や緊急地震速報を受信した際の警報音が流れるため、注意喚起が掲載されています。
また、本作は日本各地が舞台となっており、実際にある場所も登場するため、聖地巡礼はマナーを守って行ってほしいと綴られました。
「すずめの戸締まり」あらすじ
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった――
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
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©2022「すずめの戸締まり」製作委員会