「TOHO animation」による奇想天外なSF作品「ワンダリズム」始動!舞台は神戸の“巨大遺跡”
Thursday 12:13
「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」「BEASTARS」など数々の話題作を生み出し、10周年を迎える「TOHO animation(トーホー・アニメーション)」による新アニメプロジェクトが始動!
関西を代表する港町である神戸市の垂水区にある巨大遺跡「五色塚古墳」を舞台にした「『ワンダリズム きみを呼ぶ声』 ~神戸・五色塚古墳アニメMVプロジェクト~」が発信されます。
Point
- 新プロジェクト「ワンダリズム」始動!
兵庫県神戸市が舞台のSF作品
2022年3月にWEB公開予定
「TOHO animation」アニメMVプロジェクト「ワンダリズム きみを呼ぶ声」始動!
舞台となるのは、関西を代表する港町・神戸!
日本映画発祥の地の1つとされ、これまでも現在も数多くのドラマ・映画のロケ撮影が行われている“常に新しい物語が生まれ続ける街”神戸。
神戸といえば港町・異人館・ファッションなど、お洒落で異国情緒溢れるイメージがありますが、今回の物語で描かれる場所はまさかの「古墳」!
本プロジェクトでは、良い意味で神戸のパブリックイメージを覆す、神戸市垂水区の「五色塚古墳」という“ミステリアスすぎる巨大遺跡”を舞台に奇想天外なSFファンタジー作品が制作されることが決定しました。
「五色塚古墳」が選ばれた理由
全長194mにも及ぶ巨大な前方後円墳で、成り立ちに数多くの謎が残り全国でも珍しい海に面した立地に存在しています。
周囲が住宅に囲まれ、例えるなら“時空の歪みから突如現れた”ような異様な佇まいが特徴の“ミステリアス過ぎる巨大古墳”。
ミステリアスさが制作陣の創作意欲を掻き立て、様々なイメージが浮かんできたことで奇想天外なSFファンタジー作品が制作されることが決まりました。
どんな作品になるの?
本プロジェクトで描かれる物語は、アニメーションと楽曲を掛け合わせたミュージックビデオという形で発信されます。
アニメーションの原案・コンセプトデザインを担当するのは、荒廃した近未来を背景とした独特の世界観と、獣人化したキャラクター造形が特徴の注目のアニメーター「しの」さん。
楽曲を「Wonderism(ワンダリズム)」を書き下ろしたのは、神奈川県出身の4人組のピアノ・ロック・バンドで、ボーカルの爽やかな歌声とクオリティの高い楽曲で若者の間で人気を博している「HOWL BE QUIET」。
本作のプロデューサーを担当するのが、「TOHO animation」にて「宝石の国」「HELLO WORLD」など数々の話題作を生み出した武井克弘さんです。
新たな才能の掛け合わせによる化学反応で、神戸のパブリックイメージを覆す全く新しい奇想天外な物語が生まれることは必至!
本作は3月のWEB公開が予定されていますので、全く新しい“地方から生まれる物語”にご期待ください。
「ワンダリズム きみを呼ぶ声」アーティスト・プロデューサーコメント
楽曲担当アーティスト「HOWL BE QUIET」
Q:まずこのプロジェクトに参加するオファーが届いた時、どんな心境でしたか?
「東宝が神戸市を舞台に”アニメMV”を作る」
初めにそうお話を頂いた時に、これはすごいものになるぞ!というワクワクと、そんな企画に自分たちが参加出来る喜びでいっぱいでした。
神戸市にはライブなどで何度も訪れたこともありましたし、何より、一つの”市”という大きな町と一緒に作品を作れることが嬉しかったです。
Q:しのさんの描くアニメの世界観に対しての印象は何かありますか?
しのさんが描かれたイラストやアニメーションをいくつも見させて頂いたのですが、どれもその一瞬一瞬の裏側を想起させられるような表情や、背景が描かれていて、とても叙情的で。
笑顔の裏の悲しみや、怒った顔の裏の寂しさだったり。
すごく人間味を感じて、その世界観にとても共感しましたし、音楽を担当する身として「負けてられない!」と、より一層身が引き締まりました。
Q:楽曲「Wonderism」の制作にあたっての想いや、どんなメッセージを込めたのでしょうか?
古墳を舞台にした物語、と聞いた時にまず、古墳が神戸市とそんな結び付きがあったと知らなかったので、とても驚きました。
お話を頂いた瞬間は「どんなことを歌おう、、」と想像がつかなかったのですが、アニメMVのストーリーを聞き、古墳が古くから伝わる誰かから誰かへのメッセージである、と考えた時に、今の自分の想いとすごくリンクしているな、と。
コロナ禍の中でライブが無くなったりと、リスナーとの繋がりを断たれてしまったように感じた時期でもあったので、それでも届けたい、繋がりたい、というありのままの想いを、そのまま曲に乗せようと思いながら作っていきました。
Q:ファンやこのニュースをご覧になった皆様へのメッセージをお願いします。
2022年が始まってすぐに、こうやって曲が出せること。
そして、その曲が東宝と神戸市と一緒に作り上げた”アニメMV”という素敵な形で出せること。
今年もHOWL BE QUIETは走っていくぞ!という宣誓でもあるので、ぜひ楽しみにしていてください。
そして、神戸市の地元の方にとってのテーマソングとなって長く愛される曲になってくれれば嬉しいです。
「Wonderism」
どうぞよろしくお願いします。
~「HOWL BE QUIET」プロフィール~
竹縄航太(Vocal, Guitar, Piano)、黒木健志(Guitar)、 松本拓郎(Bass)、岩野亨(Drums)の4人組。
2010年結成、2018年10月より現体制に。
2017年発売となったフルアルバム「Mr.HOLIC」に収録されている「ラブフェチ」が2020年に動画投稿アプリ「TikTok」で若い世代を中心に支持を集め、YouTube で公開されているOfficial Audioも380万回再生を突破。
2021年3月1日には自主レーベル「APARTMENT」を設立し、同年7月12日には「歴代の仲間入りEP」を配信リリース。
リード曲の「染み」はテレビアニメタイアップに加え、印象的なミュージックビデオでも話題を集めた。
今後の活躍から目が離せない。
プロデューサー・武井克弘さん(東宝)
2011年からの2年間、東宝関西支社に勤務していました。
その赴任中、公私ともに何度となく出掛けた神戸市。
そこにこんな立派な古墳があるとは、恥ずかしながら知りませんでした。
聞けば、埋葬者不明のミステリアスな古墳であるとのこと。
既知で溢れ返ったこの世界に、未だ知られざる領域が残っているとは。
俄然ワクワクしてきたではないですか。古墳をモチーフにアニメを製作する。
こんなにチャレンジングな企画もなかなかありません。
しかし、しの氏と古墳について調べてみると、幸運なことにいくつものセレンディピティに出会うことができました。
加えて、音楽のHOWL BE QUIETとの出会い。
恋愛ソングの名手である彼らに「遠く離れた相手へのメッセージ」というテーマを投げかけたところ、水平線の向こうから朋友の呼ぶ声が聞こえてくるような、企画にピッタリのテーマソングが上がってきました。
それらを取っ掛かりに、我々自身も未知の領域へ漕ぎ出してみようと思いました。
キーワードは、「未知との遭遇」。
日本のアニメで見られなくなって久しい、胸躍る王道冒険ムービーを目指します。
~武井克弘さん・プロフィール~
2009年東宝入社。
2013年より映像事業部アニメ事業室(現・映像企画室)に所属。
【プロデュース作品】
「干物妹!うまるちゃん」(2015)
「リトルウィッチアカデミア」(2017)
「宝石の国」(2017)
「HELLO WORLD」(2019)
「BNA ビー・エヌ・エー」(2020)
「BLUE GIANT」(2022年公開予定)
“ミステリアスすぎる遺跡”「五色塚古墳」について
千壺古墳とも呼ばれ、4世紀後半に築かれた兵庫県下最大の前方後円墳。
築造当時の姿に復元され、雄大かつ高度な古代の土木技術を体感できる。
成り立ちには謎が多く、海に面し、周囲が一般住宅に囲まれている、という立地は全国的にも極めて珍しい。
住所:神戸市垂水区五色山4
アクセス:JR・山陽電鉄垂水駅より徒歩15分、山陽電鉄霞ヶ丘駅より徒歩10分
作品概要
「ワンダリズム きみを呼ぶ声」~神戸・五色塚古墳アニメMVプロジェクト~
【公開日】
2022年3月公式サイト上にて公開予定
【原案・コンセプトデザイン】
しの
【企画プロデュース】
武井克弘(東宝)
【音楽】
HOWL BE QUIET「Wonderism」(APARTMENT)
※敬称略
©Kobe City