「ジョジョの奇妙な冒険」全8部をわかりやすく解説！見る順番は？アニメ化されているのは何部まで？

「ジョジョの奇妙な冒険（ジョジョ）」シリーズの第6作目「ストーンオーシャン」が、原作漫画の発売から約21年の時を経て、ついにアニメ化されました。

 

新シリーズが始まったこのタイミングで「ジョジョ」に触れてみたり履修したりしたいと思う方も多いのではないでしょうか？

 

本記事では、「ジョジョ」各部のあらすじや解説・アニメを見るおすすめの順番・スピンオフ情報を簡単にご紹介していきます。

 

「どこから手を付けていいのかわからない」「小野さんが演じるジョジョはどの部に出るの？」などの疑問を解決できると思うので、ぜひ最後までご覧ください！

 

「ジョジョの奇妙な冒険（ジョジョ）」とは

「ジョジョの奇妙な冒険（ジョジョ）」とは、シリーズ累計発行部数が1億部を突破している大人気作品。

現在Part1〜8まで描かれており、そのうちPart1〜6（第6部）がアニメ化されています。

 

原作者は、年を取らないことで有名（？）な荒木飛呂彦先生。

魅力的なキャラクター・ストーリーだけでなく、荒木先生の独特な絵柄やコマ割、台詞回しや擬音も「ジョジョ」を語る上で欠かせない要素です。

 

現在発表されている全8部はそれぞれの部ごとに独立したエピソードが描かれており、すべて完結しています。

そのため、一応順番などを気にせずどの部から見ても楽しめる作りになっています。
まずは気になる部から、“ジョジョワールド”に踏み出しましょう！

 

 

各部を解説していくッ！

「ジョジョ」第1部 ファントムブラッド

 

【第1部あらすじ】

古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。

彼らには奇妙な｢石仮面｣が伝わっていた。

それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。

だが、ある時を境に歴史から姿を消す。
やがて時は過ぎ、19世紀後半。

人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。

2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて｢石仮面｣を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

（アニメ第1期「ジョジョの奇妙な冒険」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険」では1〜5巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険」1〜9話で描かれています。

 

原作漫画「ファントムブラッド」が今から34年前の1987年に発表されているので、絵柄はかなりレトロです。

 

本作の主人公はジョナサン・ジョースター（声優：興津和幸さん）。

そして、もう一人の主人公と言っても過言ではないキーパーソンがディオ・ブランドー（声優：子安武人さん）です。

 

ジョースター家とディオの因縁の始まりが描かれる本作の舞台はイギリス。
なんと初代「ジョジョ」は日本人ではなく、イギリス人だったんですね。

 

良家のおぼっちゃまとして育ったジョナサンと、貧しい家庭に生まれたディオ。

ディオは、生まれが違うというだけで天と地ほどの格差があることに大きな劣等感を感じ、恨みを募らせます。

 

 

 

このディオ、ジョナサンの彼女を襲うわ動物は虐待するわで、凶悪極まりないのですが、実はファンからとても人気のあるキャラなんです。

 

ジョジョシリーズの中で最も息の長い悪役であり、イケメンで悪のカリスマ。

このディオの生い立ちや、悲しい過去を知れるところがこの第1部の見どころです。

 

石仮面を手にしたディオの「おれは人間をやめるぞ！」という名セリフには、自身の中で大きく膨らむ憎しみに耐えきれなかったという人間の弱さや脆さを感じます。

 

 

「ジョジョ」第2部 戦闘潮流

 

【第2部あらすじ】

時は移り、世代も変わる。
石油王となったスピードワゴンは財団を設立し、ストレイツォは老師トンぺティに代わり、波紋使い一派の後継者となっていた。

その頃、スピードワゴン財団が派遣した遺跡発掘隊により、メキシコのある遺跡にて一体の奇妙なミイラが発見される。

そのミイラの傍らには、あの忌まわしき石仮面のレリーフが刻まれていた…！

ジョースター家と石仮面を巡る因縁は未だ終わらず…！

（アニメ第2期「ジョジョの奇妙な冒険」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険」では5〜12巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険」10〜26話で描かれています。

 

 

第2部の舞台はニューヨーク。
主人公は第一部に出てきたジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースター（声優：杉田智和さん）。

準主役ともいえるのは、第1部のウィル・A・ツェペリの孫、シーザー・ツェペリ（声優：佐藤拓也さん）です。

 

 

 

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは「人間讃歌」をテーマにしています。
「人生讃歌」とは、作者の荒木飛呂彦先生によると「神様や機械ではなく、人間こそが一番。」という考え方。

 

ディオにしろシーザーにしろ、「憎しみ」や「献身」といった人間の感情によって突き動かされている姿に心が打たれます。

 

 

「ジョジョ」第3部 スターダストクルセイダース

 

【第3部あらすじ】

ジョースター家の宿敵・DIOの復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。
DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。
長き旅路の中で、次々と現れる刺客を避けながら、ついにDIOのいるエジプト上陸を果たした承太郎たち。

だが、そんな彼らの行く手を阻むかのように、奇怪にして恐ろしき新たなる敵の影が迫っていた——。

（アニメ第2期「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険」では12〜28巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」全24話、「エジプト編」全24話で描かれています。

 

最も人気のある部と言っても過言ではない、第3部。

第2部の主人公ジョセフ・ジョースターの孫、空条承太郎（くうじょうじょうたろう／声優：小野大輔さん）が今回の主役です。

 

 

 

空条承太郎は見ての通り、学ランを着る高校生。
母親に「クソアマァ！」と言い放つような反抗期の真っ只中ですが、母を救うため、祖父とその仲間達と共にディオを倒す旅に出ます。

 

旅の舞台は、エジプト・シンガポール・インド・パキスタン。
これらの国々で、宿敵ディオの手下たちの攻撃を乗り越えながら打倒ディオを目指します。

どんな敵に出会してもこの最年少の承太郎だけは冷静沈着。
敵を分析し的確な判断で次々と倒していきます。

この承太郎の低い声と、かっこいいセリフには本当にシビれる！

 

 

この部の見どころは、ジョジョの代名詞とも言える「スタンド」。

実は、本作で初めて“スタンド”という特殊能力が登場するのです！

 

スタンドとは、作者の荒木飛呂彦先生によると「超能力を目に見える形で表現したもの」。
下の画像が承太郎のスタンド「スタープラチナ」です。

 

 

 

スタープラチナの能力は「正確で緻密な動きができる」ことと、「圧倒的なパワーで殴る」こと。
このスタープラチナの能力で、弾丸を指で止めることもできるし、「オラオラオラオラァ！」とおなじみのセリフで敵に強力なパンチをお見舞いすることもできます。

 

このスタンド、人によって能力がバラバラで「炎を操り攻撃する」「幻覚を見せる」などの戦闘向け能力はもちろん、「カメラに予知を念写する（一度念写するとカメラが壊れるため、毎回新しいカメラが必要）」というトリッキーなものまで様々です。

 

「自分だったらどのスタンドを使いたいか」という目線で見てみるのも面白いです。

 

 

「ジョジョ」第4部 ダイヤモンドは砕けない

 

【第4部あらすじ】

エジプトでの宿敵DIOとの死闘から11年後。
1999年、空条承太郎は祖父ジョセフ・ジョースターの隠し子、東方仗助に会うため、日本のM県S市、杜王町にやってきた。
しかし発見した仗助は承太郎と同じ特殊能力、「スタンド」を持っていた。
そして、承太郎の来訪を皮切りにまるで引かれ合うように、新たな「スタンド使い」達が動き始める。
「この町には何かがある…」生まれ育った杜王町を守るため、仗助は立ちあがる——。

（アニメ第3期「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険」では29〜47巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」全39話で描かれています。

 

4部では、一気に色彩が鮮やかになります。

 

この部の主人公は東方仗助（ひがしかたじょうすけ／声優：小野友樹さん）。
第2部のジョセフ・ジョースターの隠し子であり、第3部の空条承太郎の親戚です。

 

 

 

ディオを倒した後、舞台を日本に移したこの世界の敵は、吉良吉影（きらよしかげ／声優：森川智之さん）。
仗助たちと同じ町に住む、サイコパスのスタンド使いです。

 

 

 

彼のスタンドの名前は「キラー・クイーン」。
アーティストQueenの楽曲「Killer  Queen」が由来となっています。
この部では、「レッド・ホット・チリ・ペッパー」や「クレイジー・ダイヤモンド」など、実在する洋楽アーティストや楽曲の名前がスタンド名になっています。

 

 

また、この部に登場する岸辺露伴（きしべろはん／声優：櫻井孝宏さん）は、ジョジョシリーズの中でも人気の高いキャラであり、スピンオフ作品としてアニメや実写ドラマも作られています。

 

 

 

人の内面を本のように読めてしまうというスタンド「ヘブンズ・ドアー」の持ち主。
後に仗助たちの良き仲間として活躍します。

 

第4部は、山崎賢人さん・神木隆之介さん・伊勢谷友介さんなど豪華俳優陣で2017年に実写化もされました。

 

 

 

 

「ジョジョ」第5部 黄金の風

 

【第5部あらすじ】

イタリア裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」に属する青年ジョルノ・ジョバァーナ。
彼には街に麻薬を流す組織の「ボス」を倒し、街から麻薬を排除するという夢があった。
謎に秘められたボスに近づくため、同じ夢を抱く幹部のブローノ・ブチャラティ率いるチームと共にボスの娘トリッシュ・ウナの護衛指令を果たしたジョルノたち。
しかしその指令の真の目的は、ボスの正体の手掛かりとなるトリッシュをボス自らの手で確実に葬ることだった。
非道な行いを見過ごすことができなかったブチャラティは、組織を裏切ることを決意。
ジョルノやレオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガも、それぞれの意志で組織を裏切り、ブチャラティと行動を共にすることを選択する。
『正義』を信じ『苦難の道』を歩み始めたジョルノたちに、『運命』が立ちはだかる。

（アニメ第4期「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険」では47〜63巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」全39話話で描かれています。

 

この部の主役は、ジョルノ・ジョバァーナ（声優：小野賢章さん）というイタリア人。
舞台はヨーロッパです。

 

このジョルノ、名前に「ジョ」が付くのでジョースター家の家系かと思いきや、なんとディオの血を引いています。

 

 

 

常に「何が正しいのか？」と自問自答を繰り返す闇のある人物。
物語はこのジョルノがギャング・スターを目指すところから始まります。
社会の悪とされるギャングに属しながらも、正義を貫くジョルノたち。
麻薬、金、地位…裏社会の様々な誘惑にも惑わされず、「人間としての正しい道」を突き進む姿に、「強さ」とは何かを教えられます。

 

 

この部で人気が高いのが、ブローノ・ブチャラティ（声優：中村悠一さん）。
ジョルノの所属するギャンググループのリーダーです。

 

 

 

あの叶姉妹もブチャラティ好きを公言しており、クオリティの高いコスプレも披露しています。
個人的には「上司にしたいキャラNo.1」であり、このブチャラティの誇り高い生き様は必見です。

 

叶姉妹によるジョジョ愛炸裂な関連記事はこちらから！

 

 

「ジョジョ」第6部 ストーンオーシャン

 

【第6部あらすじ】

西暦2011年、アメリカ・フロリダ州。
恋人とのドライブ中、交通事故に遭遇した空条徐倫は、罠に嵌められて15年の刑期を宣告される。
収容されたのは、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所――別名「水族館」。
絶望の淵に立つ徐倫だったが、父から託されたペンダントを手にした時、彼女の中で不思議な力が目覚める。
“この世には死ぬより恐ろしい事があって、それがこの刑務所で起こっているのは確実なんだ”。
徐倫の前に現れた謎の少年からのメッセージ。
次々と起こる不可解な出来事。
面会に訪れた父・空条承太郎から語られた恐るべき真実、そしてDIOという名前…。
果たして空条徐倫は、この刑務所という「石作りの海」から自由になることができるのか？そして、100年以上に及ぶジョースター家とDIOの因縁に終止符を打つ、最後の戦いが始まる!!

（アニメ第5期「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン」あらすじ）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険 Stone Ocean」では全17巻、アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」全12話で描かれています。

 

現在Netflixにてアニメ配信中なのがこちらの第6部。
空条承太郎の娘、空条徐倫（くうじょうじょりーん／声優：ファイルーズあいさん）が主人公です。

 

承太郎の娘らしく、「やれやれだわ」が口癖の徐倫。
悪を正当化する敵に立ち向かう、意思強く冷静な人物です。

 

徐倫役のファイルーズあいさんは、「プリキュア」シリーズや「推しが武道館いってくれたら死ぬ」などの声優を担当。

高い画力も有名ですよね。
そんなファイルーズさんは、なんと「ジョジョ」を見て声優を目指し、12年もの間出演を夢見てきたそう。
ファイルーズさんの悲願が叶ったこの作品、強気な徐倫にピッタリの声にも注目です。

 

 

 

 

初の女性主人公となるこの部、登場するキャラの名前も「エルメェス」「プッチ」「アナスイ」など女性におなじみのブランド名が使用されています。

 

またこの部で出てくるスタンドは、過去の部で出てくるスタンドより複雑で個性的。
「シールを貼って剥がすと物体を2つにする」能力や、「物や空間の幽霊を作ることができる」能力など、凡人では思いつかない能力が続々に出てきます。

 

 

 

 

さらに、色鮮やかに仕上げられたオープニング映像も必見！

主題歌はichigo from 岸田教団&THE 明星ロケッツによる「STONE OCEAN」で「ジョジョ」シリーズ初の女性ボーカリストを起用したことでも話題となっています。

OPもとばさずにじっくりご覧ください。

 

 

「ジョジョ」第7部 スティール・ボール・ラン

 

【第7部あらすじ】

いろいろあって（詳しくは第6部を最後までお読みください…！）、新たな舞台に突入した『ジョジョ』の世界。

第7部の時代は19世紀末、舞台はアメリカ。史上初の乗馬による北米大陸横断レースが描かれます。

主人公ジョニィ・ジョースターは半身不随の元天才騎手。

謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリと協力関係を結び、レースを共に進む事になります。

巨額の賞金を巡ってせめぎ合う裏で、さらに恐るべき陰謀が渦巻くこのレース。

二人は無事ゴールへ辿り着けるのか!? 原点回帰し、冒険感増量のシリーズです。

（引用：JOJO PORTAL SITE内各部紹介「第7部 STEEL BALL RUN」）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン」全24巻で描かれています。

 

今までの部のパラレルワールドとも取れる第7部。これまで3作に渡って登場した承太郎はもう出てきません。
まだアニメ化されておらず、漫画は24巻で完結しています。

 

 

 

この部の主人公であるジョニィ・ジョースターは、なんと半身不随の元ジョッキー。
もう馬には乗れない体ですが、謎の男「ジャイロ・ツェペリ」と協力し、馬乗りたちの長距離レース“スティール・ボール・ラン”に参加することになります。

 

このスティール・ボール・ラン、初めはただの「馬乗りたちの耐久レース」かと思いきや、とあるモノを巡る争いに突入します。
その「モノ」が出てきてから、物語は格段に面白くなりますので途中離脱せずにぜひ見てほしい…！

 

 

また、この部ではツェペリのようにディオ・アブドゥルなど、過去の部で出てきた名前と同じ名前のキャラが登場します。
同名のキャラと関係性があるかどうかはぜひ読んでみてください。

 

 

 

そしてこの第7部「スティール・ボール・ラン」、表紙がとにかく素敵なんです。

漫画の表紙というより1枚の絵画のようなクオリティで、一つ一つ飾りたくなる程おしゃれですよね。

表紙にもぜひご注目ください！

 

 

「ジョジョ」第8部 ジョジョリオン

 

【第8部あらすじ】

第7部で新たな舞台に突入した『ジョジョ』の世界は、遂に杜王町へ還ってきました（第4部とは別の、ですが…）。

広瀬康穂が「壁の目」のそばで全裸の青年を発見するところから物語は始まります。

その謎の青年は記憶を失っており、助けた成り行きから、康穂も青年の記憶探しを手伝う事になります。

ですが、ひとつ謎が解けると、さらなる謎が二人を待ち構えていて…!?

新たな杜王町で繰り広げられる、最新の『ジョジョ』！

（引用：JOJO PORTAL SITE内各部紹介「第8部 ジョジョリオン」）

 

コミックス単行本「ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン」全27巻で描かれています。

 

この第8部も、今までの部とはまた別の世界のお話です。
こちらもアニメ化はされておらず、漫画は27巻で完結しています。

 

第8部は2011年に発表されてから約11年の今年2021年8月にようやく完結しました。
最も新しい部ということもあり、設定もやや近代的。
ヒロイン・広瀬康穂（ひろせやすほ）のスタンドはスマートフォンを使用します。

 

 

 

本作は、鉄塔に住む男・近づけば近づくほど遠ざかっていく男など、個性的なキャラクターが多数登場し、ストーリー中にも謎がたくさん散りばめられています。

 

読み進めていくと、だんだん点と点が繋がっていき謎が明らかになっていきますが、途中で読むのを中断するとわからなくなるかも…。

一気に読むことをおすすめします！

 

 

初見さんへおすすめのアニメ版「ジョジョ」を見る順番

現在第6部までアニメ化されている「ジョジョ」を、より楽しむためにオススメな順番を紹介します！

 

 

1．アニメ「スターダスト・クルセイダース」（第3部）

全24話の「スターダストクルセイダース」が前半、同じく全24話の「スターダストクルセイダース エジプト編」が後半となっています。

1番人気との呼び声も高い第3部。

THE・王道少年漫画のストーリーで入り込みやすいため、「ジョジョ」デビューにオススメです。

 

 

2．アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」

無印「ジョジョの奇妙な冒険」は、全26話で第1部「ファントム・ブラッド」・第2部「戦闘潮流」の両方を描いています。

 

第3部を視聴し「ジョジョ」の魅力にとりつかれたところで一旦ジョースターとディオの関係を振り返っておきましょう！

 

絵柄が古いと感じる人もいる＆ギャグ要素とも取れる“ジョジョ節”が最も色濃く出ている作品なので、ここで挫折してしまうくらいなら飛ばしてOKという声も…

 

 

3．アニメ「ダイヤモンドは砕けない」（第4部）

全39話と少し長いですが、第3部の主人公・承太郎（CV.小野大輔さん）が再び登場するので「キター！」とテンションがあがるかも！

学ランから変わった承太郎の衣装にも注目です。

 

実写版が気になるという方は、この第4部「ダイヤモンドは砕けない」を見終わった後に見ると映画の内容をより理解できると思います。

 

 

4．アニメ「黄金の風」（第5部）

こちらも全39話と少し長めですが、ヨーロッパの色鮮やかな背景は見ていてとても楽しいです！

また、ブチャラティなどの人気（有名）なキャラクターも登場するので外せません。

 

 

5．アニメ「ストーンオーシャン」（第6部）

現在配信中の第6部。

地上波では2022年1月から放送開始となりますので、Netflix未加入の方も安心してください。

放送開始までの約1ヶ月で1〜5部までを履修してアツアツの状態で6部を迎えるのも熱いですよね…！

 

 

1番最初に放送された無印「ジョジョの奇妙な冒険」は今から10年前に制作されたもの＋作品の癖が強いためここで挫折してしまう人もいるのではないでしょうか？

そんな人には特に今回ご紹介した順番で見ることをオススメします！

 

3部を1番最初に見た後は順番に1→2→4→5→6と見るだけなので迷うこともないですし、なんとなく登場人物やストーリーが繋がっている部もありますので楽しめると思います。

 

全ての部を見終わった方は、ぜひマンガ「スティール・ボール・ラン（7部）」や「ジョジョリオン（8部）」も読んでみてください！

 

 

知らなくてもいいけど、理解するとより楽しめる“複雑な家系図”

 

前述の通り、「ジョジョ」は“壮大な相続マンガ”です。
例えば今回アニメ化された第6部の主人公・空条徐倫は、第3部の主人公・空条承太郎・の娘。
そして空条承太郎の祖父は、第2部の主人公 ジョセフ・ジョースターです。

 

このように、第1部から主人公が次々に世代交代し、後継していきます。
その結果、部が増えていくにつれ複雑な家系図が出来上がります。

 

この家系図を頭の中に描きながらアニメを見ていくとより楽しめるかもしれません。

 

 

スピンオフについて

「岸辺露伴」シリーズ

 

ジョジョのスピンオフは多数発表されていますが、最も有名なのが「岸辺露伴」シリーズです。

第4部で登場した漫画家・岸辺露伴が主人公となり、露伴の身の回りで起きる不思議な出来事を題材とした小説やマンガが発表されています。

 

この岸辺露伴、なんとあの高級ブランド「GUCCI」とコラボしたことも！

このGUCCIとのコラボ漫画は「岸辺露伴は動かない」の第1巻で読めます。

 

その他にも、この「岸辺露伴は動かない」は2020年にNHKで実写ドラマ化されています。
このドラマでは、岸辺露伴役を高橋一生さん、女性編集者・泉京香役を飯豊まりえさんが演じています。
実写化にあたり原作から変更された部分はあるものの、見事に露伴の世界観が表現されています。

 

本作は実写化の中では珍しく（？）非常に評価が高く、年末の12月27日〜29日にかけて新エピソードが放送される予定です。

 

 

ほか作品

他にもスピンオフ作品として「恥知らずのパープルヘイズ」や「The  Book」などの小説作品、「死刑執行中脱獄進行中」などの漫画作品があります。

 

さらに、来年2022年1月から「ウルトラジャンプ」にて新たなスピンオフコミックが連載される予定とのこと。

本編のアニメ放送と合わせて、スピンオフも盛り上がりそうです！

 

 

まとめ

まだまだ語り尽くせないほど魅力のある「ジョジョ」。
「なんだか難しそう」「どこから手を付けていいかわからない」どのイメージがあるかもしれませんが、一度見始めてしまえばすぐその魅力に取り憑かれてしまうはず！

 

ストーリーやキャラクターも魅力的ですが、荒木先生ならではの独特なイラストからファッションやデザインなどの視点で楽しむのもおすすめです。

 

また、作者の荒木飛呂彦先生によると、いずれ第9部も発表予定とのこと！

まだまだ楽しませてくれそうな「ジョジョ」の世界にぜひ足を踏み入れてみてください。