気になる13個のアンケート結果が発表!腐女子とライト層の守備範囲を調査
Tuesday 12:00
BLレビューサイト「ちるちる」が、腐女子とライト層を対象に、オタクジャンルやメディア作品への関心はどの程度なのかアンケートを実施。
その結果が公開されました!
Point
- 13個のアンケート結果をもとに考察
腐女子は幅広いジャンルに精通してるとの結果が!
BLファンに多いオタクタイプが明らかに?
好きな声優やアニメの結果が意外
Q1.BLファンは商業漫画以外の作品にも関心がある?
既存の著作物を基にオリジナル要素を加えて独自の作品を作り上げる二次創作。
ツイッターやpixivなどでよく見かけますが、BLファンはよく読む人が多数。
二次創作はBLの宝庫でもあり、原作と二次創作で二つの世界観を楽しめるのはBLファンの特権でもあります。
二次創作は、原作がアニメ化されたのちに盛り上がりを見せることが多く、アニメを見て原作にハマった人たちによる二次創作が増え、アニメ・原作の人気にさらに火をつけます。
では、BLファンにはどのようなアニメが人気なのでしょうか。
【BLファン】
1位:ユーリ!!! on ICE
2位:鬼滅の刃
3位:BANANA FISH
【ライト層】
1位:鬼滅の刃
2位:名探偵コナン
3位:呪術廻戦
ライトオタク層には、「鬼滅の刃」が圧倒的な人気を誇る一方で、BLファンには「ユーリ!!!on ICE」や「BANANA FISH」といったメインのキャラクター同士のブロマンスが特徴的なニアBLともいうべき作品が好まれています。
BLファンは、商業漫画だけでなく、二次創作やアニメへの関心も高いことがわかりました。
では、ここ最近メディア出演も盛んな声優はどうでしょうか。
Q2.BLファンは2次元、2.5次元、3次元ーーどこまで詳しい?
【BLファン】
1位:斉藤壮馬
2位:宮野真守
3位:内田雄馬
【ライト層】
1位:津田健次郎
2位:宮野真守
3位:緑川光
※「興味がない」を除く
ライトオタク層は、ほとんどが「声優には興味がない」と回答していますが、BLファンは回答がほぼ全項目に分かれる結果に。
この結果から、BLファンは声優への関心が非常に高いことが分かります。
BLファンが声優に詳しい背景には、若手男性声優の登竜門ともいわれるBLCDの影響が大きいと考えられます。
また、BLCDへの出演がないに等しい津田健次郎さんや宮野真守さんも人気なことからは、アニメへの関心の高さも同時にうかがえます。
ここまで、漫画、アニメ、またそれらから派生する声優などの2次元ジャンルを取り上げてきましたが、2.5次元・3次元への関心はどうでしょうか。
BLファンは、舞台俳優いわゆる2.5次元俳優にはあまり関心がないようです。
こちらは、ライトオタク層のほうが比較的詳しいように思えます。
続いては、3次元のアイドルです。
こちらも2.5次元同様、BLファンの関心は低め。2.5次元同様にライトオタク層のほうが関心は高いようです。
以上から、漫画やアニメの2次元はBLファン、舞台俳優やアイドル2.5次元・3次元はライトオタク層のほうが関心が高いことが分かりました。
ここまでは主に男性がメインの作品やアイドルなど、男性に焦点を当てた内容でしたが、次の回答からはBLファンの女性キャラクターの好みが顕著に表れました。
Q3.BLファンはどんな女性キャラクターを好む?
好きなアニメからは、BLファンらしい結果が見られましたが、ドラマや少女漫画の好みからはまた違った特徴が見られました。
BLファン・ライトオタク層ともにドラマも少女漫画もまず「見ない」「読まない」という人も多いですが、その中でも人気のラインナップを見るとある共通点が見えてきました。
下記は、ドラマ・少女漫画それぞれの上位4作品です。
【ドラマ】
1位:「アンナチュラル」
2位:「逃げるは恥だが役に立つ」
3位:「SPEC」
4位:「花ざかりの君たちへ」
【少女漫画】
1位:「ヲタクに恋は難しい」
2位:「ちはやふる」
3位:「NANA」
4位:「となりの怪物くん」
これらの作品の主人公の女性・女の子はみんな、サバサバしているもしくは強気な性格です。
ストーリーの面白さはもちろんのこと、メインキャラクターにいかに感情移入できるかが重要なポイント。
多くの人は、芯がしっかりしていて、自立しているヒロインに共感を覚えるのかもしれません。
BL作品の中では「地雷」といって読者にとってNGな存在にもなりうる女性キャラクター。
そんなBLファンの女性キャラクターの好みがよくわかる結果となりました。
ここまでBLファンの嗜好をライトオタク層を比較しながら見てきましたが、ではそういった好きなものへの向き合い方はどう違うのかを見ていきたいと思います。
Q4.BLファンは好きなものにはどう向き合う?
漫画やアニメのオタクジャンルは、原作だけでなく原作から派生したグッズやイベントが多いです。
ハマればハマるほど日々のオタ活の出費が増えますが、1か月平均でどのくらいお金を使っているのでしょうか。
ライトオタク層は1000円~5000円が圧倒的に多いですが、対するBLファンは5000円~5万円までの回答数が大差ないことに驚きです。
好きなことには出し惜しみはしない、そんな人が多いのかもしれません。
一度ハマれば容易には抜け出せないオタク沼ですが、いつかはその熱が冷める日が来るかもしれません。
そんな時、それまで費やした時間とお金についてどう考えているのでしょうか。
基本的に「なんとも思わない」人が多いですが、ライトオタク層との違いでいうと、BLファンは「今までつぎ込んだことを誇りに思う」人が多いです。
作品や推しがもたらしてくれた幸福感はBLファンにとってはプライスレスなのかもしれません。
では最後に、ずばり!BLファンとはどのタイプのオタクなのでしょうか。
一目瞭然、何より作品を読むことが好きなことが分かります。
2番目に多かったのが、「好きなものについて他の人と語り合いたい」という回答。
BLというジャンルはなかなか身近な人と共有しずらい部分がありますが、素敵な作品と出会えた時は誰かと共有したくなります。
オタクは基本的に語りたい、共有したいと思う人が多いので、それがよくわかる結果となりました。
それぞれの定義
本調査は、BLレビューサイト「ちるちる」上でユーザー1045名と、「infoQ」にてアニメを観ている方で月に500円以上消費している方400名を対象に実施されました。
※ライトオタク層400名の集計は、ちるちるユーザーの1045名に比率を合わせたウェイトバック集計を行っております。
※以下文章内ではちるちるユーザーをBLファンと置き換えさせていただきます。
見れば見るほど興味深いしおもしろいね!
イケナイ太陽〜〜〜