【2025年最新】『魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)』キャラクター一覧!アニメ声優・映画・漫画情報を網羅
Saturday 19:00

アニメーションスタジオ「シャフト」制作、新房昭之監督、虚淵玄さん脚本による日本のオリジナルTVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』は2011年1月から4月までMBSほかで放送され、『まどマギ』の略称で親しまれています。
今回は、最新作『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が2025年冬に公開を控えている本作のキャラクターを一覧でまとめました。
最新作公開前に、キャラクターをおさらいしておきましょう!
※ネタバレを含みます。未視聴の方は注意してください。
『魔法少女まどか☆マギカ』とは【作品基本情報・あらすじ】

引用:Amazon
キャスト | 鹿目まどか:悠木碧 暁美ほむら:斎藤千和 巴マミ:水橋かおり 美樹さやか:喜多村英梨 キュゥべえ:加藤英美里 佐倉杏子:野中藍 |
キャスト | 原作:MagicaQuartet キャラクター原案:蒼樹うめ 監督:新房昭之 シリーズ構成・脚本:虚淵玄 キャラクターデザイン:岸田隆宏 シリーズディレクター:宮本幸裕 総作画監督:谷口淳一郎、高橋美香 アクションディレクター:阿部望、神谷智大 異空間設計:劇団イヌカレー レイアウト設計:牧孝雄 美術監督:稲葉邦彦 美術設定:大原盛仁 色彩設計:日比野仁、滝沢いづみ ビジュアルエフェクト:酒井基 撮影監督:江藤慎一郎 編集:松原理恵 音響監督:鶴岡陽太 音響制作:楽音舎 音楽:梶浦由記 |
主題歌 | OP:「コネクト」ClariS ED:「Magia」Kalafina |
放送スケジュール | 2011年1月7日(金)~2011年4月22日(金) TBSほか |
話数 | 全12話 |
公式サイト | 公式サイト/公式X |
本作は、平凡な中学生・鹿目まどかが不思議な白い生き物キュゥべえと出会い、「魔法少女」の世界に引き込まれていく物語です。
まどかは転校生の暁美ほむらから謎の警告を受けますが、魔法少女・巴マミの華麗な戦いに憧れを抱きました。
しかし、魔法少女の世界は思っていたよりもはるかに厳しく、まどかは「魔女」と呼ばれる存在と魔法少女たちの過酷な運命に直面することになります。
既存の魔法少女ものというジャンルに新たな切り口を導入した衝撃作!
魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジーとしての作風が色濃く、魅力的なキャラクターデザインと重厚なストーリー、梶浦由記さんによる印象的な音楽、劇団イヌカレーが手がけた「メルヘンホラー」とも形容される独特の世界観で多くのファンを魅了しました。
『魔法少女まどか☆マギカ』登場キャラクター一覧
魔法少女とは?
本作における魔法少女とは、キュゥべえと呼ばれる不思議な生き物と契約を結び、「どんな願いでも1つだけ叶える」ことと引き換えに、魔法の力を使って魔女と戦う使命を課せられた存在。
各キャラクターは願いの内容に関連した能力を持ち、個別のイメージカラーが髪、瞳、ソウルジェムの色に反映されています!
メインキャラクター紹介
鹿目 まどか(かなめ まどか)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
まどかは本作の主人公で中学2年生の平凡な少女。一人称は「わたし」。魔法少女としては途方もない素質を持ち、キュゥべえから執拗に契約を迫られます。
当初は華やかな魔法少女に憧れを抱きますが、マミの死やソウルジェムの真実など、魔法少女の実態に直面するたびに認識を改めていきました。自分の臆病さに悩みながらも、「当事者になれない傍観者」として他の魔法少女に干渉していきます。
最終的には自身の真の願いを見出し、魔法少女の悲劇を終わらせるためにキュゥべえとの契約を決意!
登場人物の中では唯一誕生日が設定されており、10月3日となっています。
声優:悠木碧(ゆうきあおい)さん

引用:「青二プロダクション」公式サイト
まどかの声優は悠木碧さんが担当。代表作は『薬屋のひとりごと』猫猫役、『僕のヒーローアカデミア』蛙吹梅雨役、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』アイリス役などです。
暁美 ほむら(あけみ ほむら)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
ほむらは第1話でまどかのクラスへ転校してきた謎めいた魔法少女。一人称は「私」。まどかに対して警告と助言を繰り返します。
その正体は本編とは異なる未来の「時間軸」から来た、まどかの友人。最強の魔女「ワルプルギスの夜」との戦いで戦死するまどかを救うため、「時間操作」の魔法を使い、何度も同じ期間を繰り返しています。
しかしその行為は彼女の意に反し、最高の魔法少女にして最悪の魔女となる素質をまどかに持たせる結果に繋がっていました……。
劇中でその内面や過去などの秘密が明かされていくと共に、印象が二転三転していく魅力的なキャラクターです。ファンからは「ほむほむ」という愛称で親しまれていますよ。
声優:斎藤千和(さいとうちわ)さん

引用:「アイムエンタープライズ」公式サイト
ほむらの声優は斎藤千和さんが担当。代表作は『ケロロ軍曹』日向夏美役、『暁のヨナ』ヨナ役、『物語シリーズ』戦場ヶ原ひたぎ役などです。
美樹 さやか(みき さやか)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
さやかはまどかの同級生にして親友。一人称は「あたし」。まどかと共に魔法少女の世界に足を踏み入れます。
治療不可能な怪我によってバイオリン奏者になる夢を絶たれた恭介を救うため、マミの死後にキュゥべえと契約して魔法少女となりました。当初は戦うことへの自信に溢れる「第二の主人公」としての役割を担います。
しかし契約により自分が人間ではなくなっていた事実を知り、さらに恭介と親友の仁美との三角関係に直面したことで追い詰められ、ソウルジェムに穢れを溜め込み、ついには「人魚の魔女」へと変貌。
彼女の最期は物語の残酷さを象徴する、悲劇のヒロインとしての役割が込められています。
声優:喜多村英梨(きたむらえり)さん

引用:喜多村英梨さん公式サイト
さやかの声優は喜多村英梨さんが担当。代表作は『物語シリーズ』阿良々木火憐役、『僕のヒーローアカデミア』芦戸三奈役、『フレッシュプリキュア!』蒼乃美希/キュアベリー役などです。
巴 マミ(ともえ マミ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
マミは見滝原中学校3年生で、まどかとさやかの先輩であるベテランの魔法少女。一人称は「私」。
魔女の結界に巻き込まれたまどかとさやかを救い、2人の相談役となり、魔法少女の存在と契約することの覚悟を説きます。他者を魔女とその使い魔の脅威から守るという信念で戦い続け、その姿がまどかとさやかに大きな影響を与えました。
第3話の「お菓子の魔女」との戦闘において、まどかとさやかの眼前で凄惨な最期を遂げます。魔法少女の象徴的な人物であり、彼女の退場によって物語の本質が明きらかに。
声優:水橋かおりさん

引用:アーツビジョン公式サイト
マミの声優は水橋かおりさんが担当。代表作は『物語シリーズ』忍野扇役、『ひだまりスケッチ』宮子役、『魔法少女リリカルなのは』ユーノ・スクライア・高町ヴィヴィオ役などです。
佐倉 杏子(さくら きょうこ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
杏子はマミの死後、見滝原を自分の縄張りにするために現れた魔法少女。一人称は「あたし」。
自分と同じく「他人のための祈り」から魔法少女になったさやかに強い関心と反発を抱きますが、両者は根本的には似た者同士。徐々に助言を与えるなど気にかけるようになります。
魔女化したさやかを人間に戻す手段がないことを信じず、さやかを救おうとまどかと共に「人魚の魔女」に立ち向かいますが、その願いは通じず、最期は自爆魔法により「人魚の魔女」を道連れに戦死。
最初は悪役のように登場するものの、退場間際には良心的存在となっていく魅力的なキャラクターです。
声優:野中藍(のなかあい)さん

引用:「青二プロダクション」公式サイト
杏子の声優は野中藍さんが担当。代表作は『甘城ブリリアントパーク』ティラミー役、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 』今江恵美役、『さよなら絶望先生』風浦可符香役などです。
キュゥべえ

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
キュゥべえは「魔法の使者」を名乗る、マスコットのような外見の四足歩行動物。その正体はインキュベーターと呼ばれる地球外生命体の端末。一人称は「僕」。
少女の願いを1つ叶える代わりに魂をソウルジェム化し、魔法少女へと変化させる「契約」を交わす役目を持ちます。物語当初は魔法少女たちに友好的な態度で接しますが、その目的は宇宙の寿命を延ばすため、地球人の少女を消耗品として利用しエネルギーを搾取すること。
自分たちの種族全体が存続するためなら常に合理的な判断を下します。
視聴者の間では、言葉巧みに魔法少女たちを翻弄する話術が話題となり、印象的なセリフは流行語にもなりました。インターネット上では「QB」などと略称されています。
声優:加藤英美里(かとうえみり)さん

引用:スターダストプロモーション公式サイト
キュゥべえの声優は加藤英美里さんが担当。代表作は『物語シリーズ』八九寺真宵役、『ゆるゆりシリーズ』大室櫻子役、『らき☆すた』柊かがみ役などです。
見滝原中学校の生徒・教師
上条 恭介(かみじょう きょうすけ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:吉田聖子さん
恭介はさやかが想いを寄せる幼なじみ。かつては将来有望なヴァイオリニストでしたが、事故で指が動かなくなって演奏できなくなり、病院でリハビリを受けていました。
さやかが魔法少女になる契約の代償に、その回復を願ったため、指を動かせるようになります。
志筑 仁美(しづき ひとみ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:新谷良子さん
仁美はまどかとさやかの親友。習い事を掛け持ちするお金持ちのお嬢様で、男子からの人気も高いです。
以前から恭介を慕っており、さやかに「明日の放課後に告白する」と宣言。
その後、実際に恭介に告白し、親しげに会話を交わすように。さやかの死を知った際には、激しく落ち込んでいたことが語られています。
早乙女 和子(さおとめ かずこ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:岩男潤子さん
和子はまどかたちの担任。婚期を焦っているが、彼氏と長続きしないことが悩みで、ホームルームや授業の内容にもそれが反映されます。
一見頼りない教師のようですが、生徒たちのことはよく気遣っている一面も。
まどかの家族
鹿目 詢子(かなめ じゅんこ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:後藤邑子さん
詢子はまどかの母。やり手のキャリアウーマンで、言葉遣いは荒いものの、鹿目家の大黒柱として家族全員に深い愛情を抱いています。
酒好きで、将来大人になったまどかと酒を飲みながら語らい合う日を楽しみにしていますよ。
鹿目 知久(かなめ ともひさ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:岩永哲哉さん
知久はまどかの父で専業主夫。優しく穏やかな性格で、詢子を心から尊敬して陰から支えていくことに誇りを持っています。
鹿目 タツヤ(かなめ タツヤ)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:水橋かおりさん
タツヤはまどかの弟で幼稚園に通う3歳児。愛称は「たっくん」。
天真爛漫で姉・まどかのことが大好きです。
『[新編] 叛逆の物語』の新キャラクター
百江 なぎさ(ももえ なぎさ)

引用:劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
声優:阿澄佳奈さん
なぎさは『[新編] 叛逆の物語』にて新たに登場した人物。まどかたちと比較して幼く、小学生くらいの容姿をしています。語尾は「〜なのです」。
その正体は「お菓子の魔女」の元になった魔法少女であり、すでに「円環の理」に導かれた魔女です。作中では同じ「円環の理」に連なる魔女であるさやかと共に、まどかの補佐役を担当。
「お菓子の魔女」と同じでチーズが大好物。武器であるラッパを鳴らして、爆発性のあるシャボン玉を無数に出す能力を持っています!
『魔法少女まどか☆マギカ』魔女一覧
魔女とは?
本作に登場する「魔女」とは、魔法少女のソウルジェムが「グリーフシード」へと変化することで生まれる存在。独自の「結界」を作り出し、その中で人間を絶望させ、自殺や殺人などの行為に駆り立てます。
主要な魔女たち
薔薇園の魔女 / ゲルトルート(Gertrud)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
性質:不信
蝶の羽と薔薇の茂みのような頭部を持つグロテスクな魔女。工事現場のような結界に住んでいます。第2話で女性を自殺させようとしますが、マミに阻止されて倒されます。
魔女の中では珍しく公式設定資料で名前の読みが明記されている魔女の一つ!
薔薇園の魔女の手下(使い魔)
「造園」の役割を与えられた使い魔は、カイゼル髭を生やした毛玉のような外見をしています。本シリーズの使い魔としては珍しく真っ当な忠誠心を持っていると設定されているんですよ!
第1話ではドイツ語の歌を歌いながら登場し、結界に迷い込んだまどかとさやかを襲います。
『叛逆の物語』では、ほむら救出の主戦力として、薔薇園の魔女から人魚の魔女(美樹さやか)にレンタルされる形で派遣されました。
お菓子の魔女 / シャルロッテ(Charlotte)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
性質:執着
百江なぎさが魔女化した存在。ファンシーな人形のようなかわいらしい姿をした魔女です。
普段は動きませんが、口の中からピエロの顔を持つ巨大な芋虫のような身体を出すことができ、さらには何度も脱皮することが可能!
好物はチーズですが、様々なお菓子を作り出す能力を持ちながらも、チーズだけは作れないという設定があります。
第3話で病院に産み落とされたグリーフシードから、お菓子の城の結界を作り出して孵化。マミを倒すという衝撃的な展開で物語の残酷さを象徴する存在となりました。
放送期間中に公式な読み方が明言された唯一の魔女であり、なぎさを含めた主要魔法少女6人が魔女化した存在の中でフルネームが判明した最初の魔女です!
お菓子の魔女の手下
「チーズを探す」役割を与えられた使い魔。縞模様のボールのような一つ目が特徴です。
『叛逆の物語』ではなぎさの周囲を回っていたネズミ型のほか、「チーズの看病」の役割を与えられた看護師姿の使い魔も登場し、マミが自らの魔法のリボンによる空中ブランコで移動する際のサポートを行っていました。
ハコの魔女

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
性質:憧憬
デスクトップパソコンのようなものに身体を隠す、人型の魔女。テレビや木馬が浮いた、無重力空間の結界に住んでいます。
モニターに映し出される様々な映像の中には、かつての魔法少女時代の姿を思わせる影姿も。
第4話では仁美を含む多くの人々を集団自殺させようとしました。読心能力があり、マミの死に対する自責の念を抉り出してまどかを追いつめますが、契約して魔法少女になったさやかに倒されます。
ハコの魔女の手下
「運搬」の役割を与えられた使い魔。片翼の天使を模した球体関節人形の姿をしており、人間を魔女の結界へ隔離する能力を持ちます。
手にした物体を持ち運びやすくする能力を持ち、人間を生きたままバラバラにしたり、ゴムのように引き伸ばしたりすることも。
劇中で発するセリフは日本語を逆再生したものが用いられているんですよ。
人魚の魔女 / オクタヴィア(Oktavia)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
性質:恋慕
美樹さやかが魔女化した存在。コンサートホールのような結界に住み、廊下には人間だったころの記憶を反映したものが飾られています。
上半身は3つの目を持つ鎧兜をまとった巨体の騎士で、胸元に大きな赤いリボンを付け、下半身は魚の姿。左手の剣やマントといった装備品に、僅かながらもさやかの面影を残していました。多数の車輪を放つ攻撃を行います。
第9話では、杏子の自爆攻撃に巻き込まれ消滅。名前は公式グッズのTシャツ発売の際にファーストネームで明かされています。
『叛逆の物語』では「円環の理」に導かれた影響で、さやかの意志で意のままに操ることができる「分身」のような存在となりました。人間体であるさやかとは別行動が取れるほか、「水(液体)」があればどこにでも姿を現すことが可能になっています。
人魚の魔女の手下
「演奏」の役割を与えられた使い魔。「人魚の魔女」のために演奏を続ける楽団。
彼らが演奏する劇伴曲は、演奏家を志していた恭介を想起させるクラシック調の曲となっています。
『叛逆の物語』では「楽譜の橋」を架けることができる他、演奏することにより「円環の理に導かれた少女たち」から借りてきた使い魔たちを召喚することができるんですよ!
舞台装置の魔女 / ワルプルギスの夜(Walpurgisnacht)

引用:アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』公式サイト
性質:無力
歴史上で語り継がれる、単独の魔法少女では対処することができない超弩級の大型魔女。
空中に浮かぶ巨大な歯車に、ドレスをまとった人形を逆さに吊るしたような姿をしています。
その正体については諸説あると設定されていますが、真相は1人の魔女を中心とした複数の魔女の集合体であるとされています。
この世の全てを「戯曲」に変えるまで世界を回り続けるという魔女。
物語冒頭においてまどかの夢の中に出現し、後の第10話でも過去の時間軸として同じ状況が回想されます。その力は他の魔女とは比べ物にならないほどの強大なもの。具現化しただけでスーパーセルを引き起こし数千人単位の犠牲者を出すとされています。
第11話でほむらは多数のロケット砲やミサイルなどを駆使して総力を尽くして挑むものの、全く太刀打ちできませんでした。
最終話において、まどかが魔法少女として契約した際に、その対価となる願いとして「過去から未来に至るまでの魔女の消滅」を望んだことで消滅。
舞台装置の魔女の手下 / 影魔法少女
「道化役者」の役割を与えられた使い魔。ワルプルギスの夜の強大な魔力に引かれ集まってきた無数の魂から成り、魔法少女に酷似した影のような姿をしています。
劇団イヌカレーの設定によれば、その姿は第1話から第10話までに登場した魔女たちが魔法少女であったころのシルエットであるとされます!
くるみ割りの魔女
性質:自己完結
暁美ほむらが『叛逆の物語』で魔女化した存在。使い魔を使って自身の処刑を永遠に行い続けます。
首をはね、頭蓋が落ちた後には彼岸花が頭を飾っているという特徴的なデザイン。
円環の理の管轄外であるほむら自身のソウルジェムの中で魔女化。最終的にはまどかの呼びかけによって元のほむらに戻りました。
くるみ割りの魔女の手下
魔女の手下たちも個性的!「刑の執行」の役割を与えられた、メガネをかけていたころのほむらの姿をしたブリキの兵隊、「ネズミの駆除」の役割を与えられた馬型の足が生えた虫歯に乗った騎兵、「咀嚼」の役割を与えられた歯型のくるみ割り人形など、さまざまな使い魔が登場します。
特に注目なのが「泣き屋」の役割を与えられた「偽街の子供達」!葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え人形の少女たちで、本編中では14体が存在し、「イバリ」「ネクラ」「ウソツキ」などとそれぞれ名前が付けられていますよ。
魔法少女とも劣らない力を持っており、キュゥべえを引き裂こうとしたり、ほむら救出戦でさやかとも互角に渡り合ったりと活躍しました!
その他の魔女たち
本編で詳しく描かれなかった魔女も多数存在します。中には設定のみで本編未登場のものもありますが、それぞれ魅力的なデザインが特徴です。
暗闇の魔女:性質は「妄想」。五本の手足が生えた星型多角形のような姿。
落書きの魔女:性質は「無知」。子供のような姿をしている魔女。
銀の魔女:性質は「自由」。バイクの部品を組み上げたような姿の魔女。
影の魔女:性質は「独善」。常に何かに祈るような体勢を崩さない魔女。
犬の魔女:性質は「渇望」。アフロヘアーのような髪型に大量のリボンをつけた犬の姿。
救済の魔女:性質は「慈悲」。鹿目まどかが魔女化した存在。無数の根を張り巡らした木のような姿。
絶望の魔女:性質は「強訴」。まどかの願いの代償として出現した宇宙を消滅させるほどの力を持った惑星サイズの魔女。
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』について
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』は2011年1月7日~4月22日にかけて放送されました。
シャフト制作による日本のオリジナルTVアニメ作品で。新房昭之監督、虚淵玄さん脚本、蒼樹うめ先生キャラクター原案という豪華スタッフによる魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジー作品です!
「近年最大の話題性」と評される大ヒット作となり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。
オープニングテーマのClariS「コネクト」、エンディングテーマのKalafina「Magia」も大ヒットしました。
シリーズはTVアニメ全12話で構成され、主人公・鹿目まどかが魔法少女の世界に足を踏み入れていく物語を描いています。
魔法少女ものというジャンルに新たな切り口を導入し、予想外の展開と深い世界観設定で多くのファンを獲得!
作品を彩る主題歌
オープニングテーマ
「コネクト」(ClariS)
第1話~第9話、第11話のオープニングテーマとして使用。明るい正統派の魔法少女アニメのオープニングを想起させる内容で、本編との落差が話題になりました。
実はこの曲には重要な伏線も隠されていたんです!
エンディングテーマ
「Magia」(Kalafina)
第3話~第8話のエンディングテーマ。マミの死が描かれる第3話から使用され、作品のダークな内容を象徴するような視聴者にインパクトを与える曲として話題になりました。
「また あした」(鹿目まどか/悠木碧)
BD/DVD版の第1話・第2話のエンディングテーマ。
「and I’m home」(美樹さやか/喜多村英梨さん、佐倉杏子/野中藍さん)
BD/DVD版の第9話のエンディングテーマ。
アニメの“特殊ED”特集記事はこちら
劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』について
劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』はテレビシリーズのヒットを受けて制作され、総集編二作と完全新作の計三作品があります!
また、2025年冬には『〈ワルプルギスの廻天〉』の公開も控えていますよ。
『[前編] 始まりの物語』

引用:Amazon
公開日:2012年10月6日
テレビシリーズの第1話~第8話を再編集した総集編の前編。魔法少女の正体や、少女たちのそれぞれの願いと物語がまとめられています。
映像の一部は新規カットに差し替えられ、音声も再録されました。
『[後編] 永遠の物語』

引用:Amazon
公開日:2012年10月13日
テレビシリーズの第9話~第12話を再編集した総集編の後編。ほむらの過去や、まどかの最終的な選択までが描かれています。
こちらも一部の映像や音声が新たに制作されました。
『[新編] 叛逆の物語』

引用:Amazon
公開日:2013年10月26日
総集編の後に続く完全新作の物語。テレビシリーズの最終回後の世界が舞台となり、ほむらを中心としたストーリーが展開されます。
深夜アニメの劇場版作品として初めて興行収入20億円を突破する大ヒット作となりました!
テレビシリーズでは最後に「円環の理」として消えたまどかが再び登場し、ほむらの「まどかへの想い」がどこまで深いものなのかが描かれています。
新キャラクター・百江なぎさ(魔女「お菓子の魔女」の元となった少女)も登場。
『〈ワルプルギスの廻天〉』

引用:『魔法少女まどか☆マギカ』公式X
公開予定:2025年冬
『[新編] 叛逆の物語』の正統続編として制作が決定した最新作。2021年4月25日に開催された10周年記念イベントで発表されました。当初は2024年冬公開予定でしたが、制作上の都合により2025年冬に延期となっています。
主要スタッフ・声優陣がテレビシリーズから続投しており、『まどマギ』の世界がさらに広がる作品として、多くのファンが待ち望んでいますよ!
2025年・2026年公開予定アニメ映画はこちら
漫画『魔法少女まどか☆マギカ』について
アニメの人気と共に販売部数を伸ばし、2011年2月~5月で本編・外伝を合わせたシリーズ累計160万部以上を売り上げている『まどマギ』の漫画シリーズ。
芳文社より、本編のコミカライズ版と外伝が順次発表されています。
『魔法少女まどか☆マギカ』

引用:Amazon
TVアニメ本編の脚本をハノカゲによる作画で漫画化した作品。全3巻で完結。
2021年11月・12月には上下巻に再編集し加筆修正を行った新装版が発行されました。アニメの名場面が漫画でも楽しめます。
『魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~』

引用:Amazon
巴マミを主役に据えたハノカゲによるスピンオフ作品で全3巻。マミの視点から描かれる物語で、アニメでは描かれなかったマミと杏子の過去などが明らかになります。
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』

引用:Amazon
劇場版新作の脚本をハノカゲ先生による作画で漫画化した作品で全3巻。劇場版の内容をじっくり味わうことができる作品です!
『魔法少女まどか☆マギカ [魔獣編]』

引用:Amazon
ハノカゲ先生による、TVアニメ最終話(映画後編)で一部描かれた、まどかによって改変された世界で魔獣と戦う魔法少女たちを描いたスピンオフ作品。
『まんがタイムきらら☆マギカ』第20号より第28号まで連載され、単行本は全3巻。
まどかの願いにより生まれた新世界での出来事が描かれています。
『魔法少女おりこ☆マギカ』

引用:Amazon
本編とは別の魔法少女、美国織莉子を中心に据えたムラ黒江先生による外伝漫画で全2巻。
本編刊行後には番外編が連載され、それを収録した別編が全1巻刊行。
さらに『[新約] 魔法少女おりこ☆マギカ~sadness prayer~』が『まんがタイムきらら☆マギカ』第10号より第30号まで連載され、単行本は全4巻となっています。
『魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~』

引用:Amazon
あすなろ市という本編とは別の街を舞台とした外伝作品。原作を平松正樹先生、作画を天杉貴志先生が担当。
『まんがタイムきららフォワード』2011年3月号から2013年1月号において連載され、単行本は全5巻。
美樹和紀という主人公を中心とした魔法少女たちの物語が描かれています。
『魔法少女たると☆マギカ The Legend of “Jeanne d’Arc”』

引用:Amazon
枡狐先生と蛙空先生による、ジャンヌ・ダルクが魔法少女だったという設定の元に描かれる外伝作品。
『まんがタイムきらら☆マギカ』第10号より第30号まで連載され、単行本は全5巻。
アニメ本編で言及されていたジャンヌ・ダルクの魔法少女としての活躍が描かれた歴史ファンタジー作品です!
『魔法少女すずね☆マギカ』

引用:Amazon
魔法少女の暗殺者・天乃鈴音と彼女に狙われる4人の魔法少女を中心とした、GANによる外伝作品。
第1巻を描き下ろしで刊行した後、その続きを『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号から2015年1月号まで連載。単行本は全3巻で完結しています。
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』

引用:Amazon
スマホゲームアプリ『マギアレコード』を原作とした、神浜市を舞台に主人公・環いろはやまどかたちを描いた富士フジノによる外伝作品。
『まんがタイムきららフォワード』2018年10月号より連載中。
これとは別にまどかたちの視点から描いた「アナザーストーリー」がU35先生による作画で『COMIC FUZ』にて連載されています。
小説『魔法少女まどか☆マギカ』について
『小説版 魔法少女まどか☆マギカ』

引用:Amazon
一肇先生による、TVアニメ版本編のノベライズ作品。アニメの世界観をまどかの視点で描いた小説です。
『非-魔法少女(ナル – まほうしょうじょ)』

引用:Amazon
『魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Book』に掲載された草野原々先生による描き下ろしスピンオフ小説。挿絵は春花あや先生によるもの。
24歳の霧羽こさねとキュゥべえが、産まれてこなかったこさねの双子の妹えるなが残した手紙を元に時間を巡る鉄道に乗って、認知革命の謎や数十万年後の人類の進化などを追う物語となっています。
『まどマギ』は単なるアニメ作品の枠を超え、日本のアニメ史に残る重要な作品として評価されています。
かわいいキャラクターデザインとハードなストーリー展開のギャップ、重厚な世界観設定が多くのファンを魅了し続けており、まだまだその物語は終わっていません!
2025年冬に公開予定の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』にもご期待ください。