『あんスタ』茨と弓弦の仲悪(!?)エピソード11選!実は共通点も多い?二人の魅力を深堀り◎
Saturday 21:00
大人気アイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ!!(あんスタ)』。
そのストーリーの中には、アイドルどうしの関係性が細やかに描かれていますよね。
本記事でご紹介するのは、「Eden」に所属する七種茨と、「fine」に所属する伏見弓弦の関係性です。
二人に焦点を当てた「スカウト」が開催されたり、シャッフルユニットで同じユニットになったりと絡みの多い二人。
その魅力を、「仲悪エピソード」を中心に紐解いていきます。
『あんスタ』茨と弓弦のプロフィール
七種茨のプロフィール
七種茨は、「ESビッグ3」のひとつに数えられるユニット「Eden」に所属しています。
「Eden」擁するアイドル事務所「COSMIC PRODUCTION」の副所長で学生実業家でもあり、ユニットのプロデューサーの顔も持つ異色のアイドル。
目的と利益のためには手段を選ばない狡猾さをもち、相手を褒め殺して自分の要求を通そうとする腹黒い性格。
しかし、最後の最後で詰めを甘くして、自身の計画通りにいかないこともしばしばです。
口癖は「敬礼~☆」「突撃!侵略!制覇!!」など。普段は軍人のような口調で喋りますが、素の一人称は「俺」で、切羽詰まった際には粗雑な言葉遣いを見せることもあります。
伏見弓弦のプロフィール
伏見弓弦は、「ESビッグ3」の一角に数えられるユニット「fine」に所属しています。
メンバーのひとりである姫宮桃李の家に代々仕える執事の家系の生まれで、面倒見がよく世話焼き。
主人である桃李に対しては、過保護になることもあります。
基本的には物腰柔らかに礼儀正しく振る舞いますが、時には慇懃無礼に嫌みを口にする毒舌な一面も。
持ち前の器用さを活かし、ユニット内でもバランサー的なサポート役に回ることが多く、気が利く性格です。
ESの各事務所の代表らが集う会議「サミット」には、「fine」のリーダーである「STARMAKER PRODUCTION」所長の天祥院英智の補佐役として出席することもあります。
『あんスタ』茨と弓弦の関係性
茨と弓弦は、幼少期に同じ民間軍事会社で過酷な環境を共にした幼馴染みです。
弓弦は、執事として主を守る体術を身に着けるために、強制的に姫宮家が経営するその軍事会社の訓練所に入所。
一方、茨は両親に捨てられたために孤児院のような場所からその訓練所に放りこまれ、軍人としての訓練を受けていました。
『ズ!』の「スカウト!ギャング」の回想シーンでは、隙あらば弓弦を倒そうとするも気配に勘づかれたり、スクワットの回数を誤魔化そうとするもののすぐに見破られたりと、しばしば「教官」である弓弦に反抗しようとしていた茨の姿が描かれています。
弓弦が「軍人」ではなく「執事」としての人生を選ぶ決断をするきっかけを作ったのも茨でしたが、茨は執事として主人の傍にいるためにアイドルを志す弓弦について「ずいぶん鈍ってしまったようで、残念」と評しています。
「アイドル」として再会した二人は、現在もサミットなどで顔を合わせるたびに罵り合ったり殺し合いをしようとしていますが、弓弦は未だに茨から「教官殿」と呼ばれていた立場を捨てられず、さりげなく彼の手助けをすることも。
互いに過去の未熟な自分を知られている負い目があるようですが、気の置けない間柄でもあり、弓弦が唯一「俺」という一人称を使うのは茨の前のみ。
主人である桃李以外に呼び捨てにするのも茨だけです。
『あんさんぶるスターズ』あらすじ
『あんスタ』では、男性アイドルの育成に特化したアイドル養成学校「夢ノ咲学院」を中心に繰り広げられる、アイドルたちの青春ストーリーが描かれています。
『あんさんぶるスターズ!(通称『ズ!』。アプリBasicで閲覧可能)』で中心になるのは「夢ノ咲学院」、そして「玲明学園」「秀越学園」。
そこに通うアイドルたちが、互いに「ドリフェス」などと呼ばれる歌やパフォーマンスを競い合うステージで実力をぶつけ合い、時に挫折しながら「アイドル」として「人間」として成長する姿を見ることができます。
現在展開されている『あんさんぶるスターズ!!(アプリMusicでも閲覧可能)』で中心となっているのは、「ES」と呼ばれるアイドル業界の中心となる四つの事務所が集うビルディング。
『ズ!』のときの学年から進級したり、学院を卒業したアイドルの面々が、より本格的な「アイドル」としての仕事を前に奮闘する姿が描かれます。
プレイヤーの依代になるのは、夢ノ咲学院に新設された「プロデュース科」にたったひとり転校してきた女子生徒。
『ズ!』では新米プロデューサーとしてアイドルを傍近くで支え、『ズ!!』では「P機関」と呼ばれる部署で、プロデューサーとしてES全体のアイドルたちをサポートします。
『あんスタ』茨と弓弦の仲悪エピソード
①『ズ!!』七種茨 キャラスターストーリー「綺麗な薔薇に」
まずは、茨、弓弦共に学院の2年生だった『あんさんぶるスターズ!』のストーリーから。
茨のキャラクターストーリーから、喫茶店で「プロデューサー」と「オータムライブ」の詳細を話し合っている場面です。
幼少期ぶりの二人の再会は、なんと、弓弦が死角から茨にお茶を浴びせたことで果たされました(ちなみに、寸前まで朗々とライブについて語っていた茨は、気配に勘付いたのか、浴びせられたお茶をちゃんと避けていました)。
「プロデューサー」がいる手前、瞬時に素の口調を引っ込めるものの、訓練所時代の様子は全く抜けた弓弦に対し、茨は好戦的。
どこか羨望と失望の交じった嫌味を投げかけます。
久々の再会にもかかわらず剣呑な雰囲気の二人が見られるので、茨と弓弦が好きな方は、まずこのストーリーから入るのがおすすめです。
②『ズ!』ワンダーゲームより「infinite/第8話」
茨が、天祥院英智に挨拶をしに夢ノ咲学院の生徒会室へ赴いた際、生徒会の手伝いをしていた弓弦と、期せずして顔を合わせるシーンです。
慇懃な態度でやって来た茨に対して、まずは弓弦がひと言。
「たいへん不躾ではございますが、どうぞお引き取りください。当方には、野良犬にお出しするお茶はありませんので」
それに対して、茨は一瞬「げっ」とつぶやくものの瞬時に軌道修正します。
「首輪をつけられ飼い犬になってかなり衰えたと思っていたのに、まだそれなりに鼻はきくようですね」
傍でそのやり取りを聞いていた英智からも「本当に仲が悪いんだね」とお墨付きをもらうほどのやり取り。
清々しさすら感じるほどのギスギスっぷりです。
③『ズ!!』メインストーリー第1部/第4章「大戦争」より「Social field/第92話」
ここからは二人が3年生に進級した『ズ!!』のストーリーから。
いつもなら英智の補佐役として出席するのは桃李であるところ、「想定される議題からいって、弓弦のほうが適任」ということから「サミット」に出席した弓弦。
そこで顔を合わると早速、茨とひやひやするような応酬を始めます。
極めつけは、弓弦をサミットに出席させた経緯を英智が説明した際の、弓弦のこのひと言。
わたくしがいれば、いつでも茨を退場させられますしね――この世から
愛すべき主人である桃李がいたら、絶対に口にしないであろうこの台詞に、茨も思わず「怖っ……」とつぶやいていました。
④『ズ!!』メインストーリー第2部第8章「SS」より「プロローグ」
アイドルが「紅組」「白組」に分かれてパフォーマンスを競う、年末の大イベント「SS」本戦。
「紅組」の総大将を務める「fine」と「白組」の総大将を務める「Eden」が、共に本戦直前特番に出演する際、司会進行を任されたのは、茨と弓弦でした。
物腰柔らかに茨を煽る弓弦と、それに乗っかってカメラに映らない場所で弓弦の足を踏もうとする茨、それを軽やかにかわす弓弦。
テンポのいいギスギスした掛け合いが、とても印象的です。馬は合わないものの、息はぴったり合う二人。
ちなみに、この後の「日常/第11話」では、それぞれのユニットのリーダーである天祥院英智、乱凪砂に無茶ぶりをされる二人の姿も見ることができます。
⑤『ズ!!』メインストーリー第2部第8章「SS」より「栄冠/第10話~第11話」
続いても「SS」のストーリーから。
本戦の最中、桃李の姿が見えないことを心配した弓弦は、休憩中の茨のもとへ。
「茨が何か隠しているのではないか」と考え、締め上げるものの、本当に何も知らない茨は素を忘れて思い切りキレます。
こんなときにばかり、「一度は同じ釜の飯を食べた仲」と、「幼馴染み」であることを強調する弓弦の台詞も見どころ。
どちらも戦闘力の高い二人ですが、やはり、「教官」を務めていた過去は伊達ではないのか、一枚上手の弓弦に「ギブギブギブギブ!?」と叫ぶ珍しい茨の姿を見ることができます。
弓弦のモノローグで、茨の生い立ちへの冷静な考察が展開されたり(もちろん茨を締め上げたままの状態で思索しています)、咄嗟に茨の口から「教官殿」と昔の呼び名が出てしまうところも推せるポイントです。
⑥『ズ!!』スカウト「前線の番犬」より「野良犬のワルツ/第5話」
「Eden」の巴日和の愛犬であるブラッディ・メアリを預かった茨。
「世話の仕方のアドバイスをしてほしい」という大義名分のもと、犬が苦手な弓弦にメアリの姿を見せに行きます。
苦手は犬からおろおろと距離を取る弓弦に、生き生きとした茨という、少し珍しい二人の掛け合いを見ることができるストーリーですよね。
ちなみに、この「前線の番犬」では、茨の幼少期の回想の他、茨が困っているときに瞬時に手を差し伸べる弓弦の姿、「上辺だけでも」と言いつつも、メアリに振り回され奮闘した茨を労う弓弦の様子なども見ることができます。
二人の関係性をぎゅっと詰め込んだようなストーリーですので、茨、弓弦推しの方は必読!
⑦『ズ!!』ナイトヘッドより「Black Carol/第1話」
シャッフルユニットのプロジェクトで、同じユニットに入ることになった茨と弓弦。
後輩である「Ra*bits」の真白友也が、あまりに曲者揃いなメンツに慄く中でも、二人のギスギスした雰囲気は通常運転です。
このシャッフルイベントでは、「大人が思う存分盛り上がって熱狂できるクリスマスライブ」というコンセプトとワイルドな楽曲、パンクな衣装も、ユーザーの間で話題になりました。
この二人のユニゾンが聴けるのも、シャッフルユニットの楽曲ならではですね。
⑧『ズ!!』アイドルストーリー 椎名ニキ「味付けなお好みで」
料理人でもある椎名ニキを中心に活動するサークル「ニキズキッチン」。
茨と弓弦は、共にこのサークルに参加しています。
一緒にキッチンにやって来たことを、ニキに「仲が良いっすね~♪」と指摘された二人は、「良くありません」とぴったり声を合わせて抗議。
この後、「一緒にキッチンに来たのは『偶然』」とそれぞれ弁解(?)する様子も見ることができます。
⑨『ズ!!』アイドルストーリー 伏見弓弦 第3話
「ニキズキッチン」の活動に参加する際、集合時間より早めに来てしまった茨と弓弦。
それぞれ、「自分が世話を焼く人(弓弦は姫宮桃李、茨は乱凪砂)に料理を振る舞うためにサークルに入った」という似た動機をもっているものの、やはりそのギスギスっぷりは変わりません。
それでも、ストーリー後半では、幼い頃の軍事施設時代の思い出話をする姿も見ることができます。
訓練所で出会った茨とアイドル業界で再会した、奇妙な巡り合わせを回顧する弓弦と、年相応の子供らしさを持っていた頃の自分を知っている弓弦に対して「げっ」とつぶやく茨。
「あんスタ」には他にも幼馴染みどうしのアイドルがいますが、茨と弓弦にしかない独特の空気感を感じられるストーリーです。
⑩「ズ!!」アイドルストーリー 七種茨「波乱のゆりかご」
仕事終わり、ESのエレベーターで偶然、桃李と乗り合わせた茨。
桃李の弓弦に対する愚痴を聞いていたところ、エレベーターが緊急停止してしまう……というストーリーです。
心細そうに「弓弦……」とつぶやく桃李に、内心で「その名を聞かされながら自分を頼りにされるとはやりにくい」と感じている様子が印象的でした。
しかし、さすがは数々の修羅場をくぐり抜けてきただけあり、暗いエレベーターの中で桃李を安心させる頼もしい姿を見ることができます。
また、桃李を心配してESまで駆けつけてきた弓弦と、桃李と共に無事にエレベーターから出られた茨が鉢合わせる場面も。
茨に対して、珍しく素直にお礼を言う弓弦の姿を見ることができますよ。
普段の毒っ気が抜けた二人の掛け合いから、さらに茨と弓弦の関係性を深堀りしたい方は必読です。
⑪「ズ!」ワンダーゲームより「infinite/第8話」
最後にご紹介するのは、始めのほうでご紹介した「ワンダーゲーム」の同じストーリーから、「教官」と「部下」だったかつての関係性が濃く表れた場面。
どこか生き急いでいるような茨を、弓弦が諭します。
本当に窮してしまったなら、『俺』を頼りなさい
あなたは弟ではありませんが、手塩にかけて育てた愛弟子です
この後、進級しても、同じ寮内のサークルに入っても、シャッフルユニットを組んでも変わらずギスギスしていて仲の悪い二人。
しかし、ただ犬猿の仲であるだけではなく、何かにつけて互いの名前を出したり、意識し合っている様子がうかがえるのは、「教官と部下」として共に過ごした時間によるところが大きいようです。
どれほど成長しても、弓弦にとって茨は、まだ未熟で子供っぽい部分がある「愛弟子」。
茨にとって弓弦は、いつか必ず対等な存在になって、やがて越えたいと強く思う「教官殿」。
その根底にある弓弦の想いが明かされた、貴重な場面です。
まとめ
互いに、現在の自分とは違う「幼少期の自分」を知られているからこそ、たびたび素直になれなかったり、反発してしまう茨と弓弦。
普段はギスギスしていて、戦闘力の高さゆえに冷や冷やするようなやり取りをすることもありますが、呼び捨てで呼び合ったり、互いの前では遠慮なく自分の素を見せたりと、気の置けない間柄でもあります。この二人の沼は深い……!
戦友のようであり、ライバルのようであり、実は共通点も多い二人の関係性に、これからも目が離せません。
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