「花とゆめコミックス」の一番好きなアニメ作品は？【アンケート】

夏目友人帳はアニメになる前から原作漫画を読んでいました。ファンタジー系統の作品が好きで、個人的に日本・昔の中国などの東洋妖怪や着物、中華風の衣装などのが登場する和風ファンタジーが大好きだった。
十代の頃書店に行った際、先に夏目友人帳を読んでいた高校時代の友人が漫画を購入しているのを見て、どんな内容かを尋ね聞き自分の好みだろうとその時発売済みの巻全て即購入。夏目や彼を通して描かれる礼子さん視点の妖怪たちとのお話。
ほのぼの、ほっこり、クスッと笑える話もあれば、切なく悲しい、そして怖いと感じるお話もあり、すぐ沼に落ちました(笑)夏目友人帳は、夏目と礼子さんの同じ力を持つ血縁関係であっても物の見方や感じ方は違うのだと描かれていて、当時身内との関係に悩んでいた私は血縁でも違うそれぞれ人間で、違う存在でいいんだと救われお話の素晴らしさもあって現在進行形で愛読しています。
電子書籍の利便性を知ってしまった今では数少ない、紙媒体で購入し続け読んでいる漫画の１つです。
夏目友人帳は人・妖怪に限らず他者との交流、それらを経験することで否が応でも変わっていく自分に戸惑い、時に受け入れていく夏目を見ていて本当に優しく強い人というのは彼のような人なのかなぁ、と思っています。
十代当時も三十代の現在も個人的には礼子さん寄りの考えをしているので、夏目の誰かの良い所を見て素直にすごいと思い、時にそれを伝えることのできる所が尊敬します。
まっすぐに誰かを大切なんだと言える彼を、読者としてずっと見てきて良かったねと思える時と、妬ましく思う時がありました。
夏目だって人間側のキャラたちとの出会いと、人間に良い意味でも悪い意味でも振り回される妖怪たちを見て現実を突きつけられ、苦悩する所が描かれていて今は素直に夏目と彼・彼女ら(人間も妖怪も)の交流を見ていて素直に夏目をすごいと思うだけになれました。
みんな違う。あの人にはできることを、自分ができなかったとしても良いのだと考えられる様になれた。
いろんな事を教え、考えさせてくれる。
夏目友人帳は本当に素敵な作品で、個人的に掛け替えのない作品だと思っています。

夏目友人帳が大好きです。映画を見逃した時は後悔しました…。