「スラムダンク」聖地巡礼レポート!鎌倉の踏切など神奈川県湘南5ヶ所をめぐる
Wednesday 18:00
主人公の不良少年・桜木花道の挑戦と成長を軸にした、井上雄彦先生によるバスケットボール漫画の金字塔「SLAM DUNK(スラムダンク)」。
来年2022年秋にアニメ映画の公開も決定している本作の舞台、神奈川県の湘南へ行ってきました!
湘南ってどんなところ?
湘南は特定の地名ではなく、神奈川県西部の相模湾沿岸地方を指す名称です。
湘南と聞くとやはり思い浮かべるのは、「海!サーファー!」という人が多いと思います。
しかし、それだけではありません。
「繰繰れ!コックリさん」「つり球」など、多くの作品の舞台としても有名です。
サーファーが多くいる喧騒な江ノ島方面から、古き良き伝統を感じられる鎌倉方面、のんびり過ごせる小田原方面など色々な顔を持ち合わせているのが湘南です。
湘南への行き方
東京駅からのアクセス方法はいくつかあり、所要期間もバラバラです。
所要時間は1時間~1時間半程度。
JRから先は、モノレール・小田急・江ノ電どれを選んでも地元の路線を使って行くことになります。
主なアクセス方法
・JR横須賀線「大船」→ 湘南モノレール「湘南江ノ島」
・JR東海道線約「藤沢」→小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」
・JR横須賀線「鎌倉」→ 江ノ島電鉄「江ノ島」
「スラムダンク」の聖地巡礼・スポット
一番の人気スポット〈鎌倉高校前〉
「スラムダンク」の聖地巡礼の中でも1番の人気のスポットがこちらです。
アニメ初期オープニング映像に登場する江ノ電のシーンですね。
私も何度このオープニングを見たことか……
この場面を目にするだけで、この後どんな展開になるだろうとワクワクしてきますよね。
この場面はいかにも通学といった感じですが、それもそのはず、徒歩5分には高校があり、徒歩10秒のところに[鎌倉高校前]という江ノ島電鉄の駅があります。
こちらは朝から夕方まで基本的には撮影者が常にいるスポットになり、外国人の旅行マップにも載る程の人気っぷりです。
「スラムダンク」がグローバルに愛されているのは感慨深いなぁとしみじみ思いますね。
新装版2巻の表紙絵〈鎌倉海浜公園坂ノ下地区〉
こちらはマイナー、というよりも新たに追加された聖地。
新装版の「スラムダンク」2巻の表紙で、花道のライバルの流川がロードバイクに乗っている場面です。
この表紙で少し面白いことに流川が走っているこの塀、実は結構高いんです。
よじ登らなければいけないくらいの大体人の胸あたりの高さ。
流川の天然でやんちゃらしいところが表現されているのかもしれません。
このような考察ができるのも聖地巡礼ならではですね。
湘北 対 王者海南の舞台〈秋葉台文化体育館〉
「スラダン」といえば体育館も外せません!
体育館らしからぬ形状をしていますが、秋葉台文化体育館は今でも大きい大会が開催される有名な場所です。
この場所は湘北対王者海南の舞台であり、花道がチームとして活躍し始め、それと同時に大きく飛躍するきっかけを作った大事な一戦が繰り広げられた場所です。
バスケットシューズのキュキュッという音を聞くと学生時代に聞き馴染んでいた思い出がよみがえるかもしれませんね。
もし、行けるなら高校生バスケの大会の日に見に行くと試合のピリっとした空気感や、激しい攻防を見られるかもしれません。
最後の一席を懸けた湘北 対 陵南戦〈平塚総合体育館〉
ぱっと見では普通の体育館ですが、さすがはIH(インターハイ)最後の一校を決める舞台となった場所。
席数や屋根の高さなど圧巻の会場です。
館内には作者・井上雄彦先生からの色紙も展示されています。
足を運んだ際はぜひ見てみてください。
「スラムダンク」とはまた違った人間ドラマが描かれている高校バスケ漫画「あひるの空」の作者・日向武史先生の色紙もありました。
主人公たちのエンディング〈鵠沼海岸〉
最後は最終巻の数ページ。
インターハイが終了し、各々の目標に向かっていく花道と流川の描写です。
非日常のドラマティックな試合展開から一変して、日常を思わせながらも海に浮かぶ江ノ島を遠く見つめる主人公とライバル。
今にも潮風に撫でられそうな引き込む描写に希望とどこか切なさを感じてしまいますね。
「スラムダンク」を感じられる場所・湘南
「スラムダンク」の聖地・湘南を巡っていると、「スラダン」を読んでいたときの熱さ・爽やかさと青春の甘酸っぱさを思い出しました。
湘南を巡る上でおすすめの順番は、鎌倉海浜公園坂ノ下地区→鎌倉高校前→鵠沼海岸(→平塚総合体育館→秋葉台文化体育館)です。
クールな流川の幻影を追いつつ、OPを流して踏切にテンションを上げる。
最後には波の音を聞きながら「スラムダンク」を思い返すというのが乙ではないでしょうか?
観光にも適しているので、鎌倉の歴史に触れつつ、江ノ島で美味しい海鮮を堪能するというのもいいと思います。
巡礼の際には、JR線と江ノ島電鉄を使用することをオススメします。
江ノ島電鉄は日本で22路線(2021年現在)しかない路面電車となり、昔ながらの町の雰囲気や海風を堪能できます。
聖地巡礼のあとそのまま江ノ島まで行くもよし、江ノ島水族館にいくもよし鵠沼海岸を散歩してからJR駅まで戻るもよしとのんびりするのには最適な方法と思います!
来年2022年秋に公開予定の映画をみる前に、原作を読み直したり聖地巡礼をしてあの頃の気持ちを思い出してみてはいかがですか?
※本記事に掲載している写真は2020年以前のものです。
作品概要
映画「SLAM DUNK」(タイトル未定)
【公開日】
未定
【スタッフ】
監督・脚本:井上雄彦
※敬称略
【アニメ「スラムダンク」あらすじ】
桜木花道は、中学校三年間で50人もの女子生徒にふられ続けた悲しい男。
50人目の女子生徒に「私、バスケット部の小田君が好きなの」と言われたショックが尾を引いて、湘北高校へ入学してからも“バスケット”という言葉に異常に反応し、立ち直れない状態だった。
そんなある日のこと、廊下で一人の美少女から声をかけられる。
「バスケットはお好きですか?」その女生徒・晴子がモロに自分の好みであったため、花道は何のためらいもなく「大好きです!!」と答えてしまう。
いつか憧れの晴子と一緒に登下校する日を夢見て、花道はバスケットのトレーニングを始める。
しかし、晴子にはバスケ部のルーキー流川楓に憧れていたのだった。
その事実を知った直後、バスケット部の練習中のボールが偶然花道の顔面に…怒る花道は猛然とバスケット部員たちに襲いかかるのだった。
そこにバスケット部キャプテンの赤木が登場、花道はこよなくバスケットを愛する赤木の面前でバスケ部のことを「玉入れ遊び部」と侮辱し、赤木を怒らせてしまい、バスケットで赤木と勝負することになる。
果たして初心者・花道はこの無謀な勝負に勝てるのか!?同じ部に所属するスーパールーキー流川の存在、絶大な存在感を誇るキャプテン赤木に触発されながら成長を続ける桜木花道は必見。
また晴子や洋平を中心とする桜木軍団など登場人物も個性豊かにストーリーを盛り上げる!天才・仙道をはじめとする陵南、神奈川NO.1プレイヤー牧率いるインターハイ常連の海南、藤真を擁し、抜群の高さを武器にする翔陽など強豪校のライバルたちに初心者・桜木花道が立ち向かう。
果たして強豪ひしめく神奈川県で湘北高校は勝ち進んでいくことができるのか?そして湘北キャプテン・赤木の全国制覇の夢はかなうのか?自称・“天才”の桜木花道の戦いが今始る!!
商品概要
SLAM DUNK -スラムダンク- 新装再編版(1)
価格:660円(税込)
発売日:2018/06/01
©︎I.T.PLANNING,INC.