『フルーツバスケット』第１２話感想　草摩家・当主の慊人と透がついに出会う

ブラック春もやっぱり好き。あのピアスしてりゃ～とか髪染めてなきゃ～の下りは屁理屈かもしれないけど、ちょっと考えさせられることよね。人は外見で判断できないって。そんなメッセージ性ないと思うけど

透達は2年にそして新たな仲間が入学

会長VS潑春の戦いも面白かったです

そんな明るい雰囲気を壊すかのように現れた慊人

由希のみならず夾も並々ならぬ感情を持っているようで

表情に凄みを感じました

その後のバドミントンで笑顔が戻るのが本作の良いところです

潑春と紅葉が入学し、雰囲気がコメディ寄りに。

紅葉の制服可愛いし、背が伸びた想像上の紅葉もイケメンで抜かりないｗ

そんな笑いの雰囲気を一掃する、草摩家当主が登場。

自分より人の心の方が第一な透ちゃんは優しさと温もりを持ち合わせたみんなの女神。

新学年、同じ高校で増えるメンツ、透と当主との初対面。バドミントンと春の夕暮れ。透は失礼にならない程度の図太さを持ち合わせていて、それゆえに気持ちをほぐされる人もいれば、ぼーっとしているように見える人もいる。凍らせるあきとと、ほぐす透の対比。

キョン吉映画で気に入った？モゲ太を読むw旅人の話と重なったのか透くんを放っておけない存在になる素直じゃないキョン吉！

慊人登場に怯える由希くん…それを寄り添い癒してあげる透くんは究極のヒーラー！傷つける存在がいればまた癒す存在もいるのです。

慊人さん透くんご対面。日の当たらない渡り廊下での陰鬱なやりとりから誘い出した 晴れ晴れとした外でのバトミントン。分かりやすい陰と陽の演出に 透くんの透きとおるような優しさがより映えて観えました。それを受容れる由希の穏やかな声音のモノローグも素敵

季節は移ろい入学式の季節。草摩メンバーが新たに入学してきてますます賑やかになる学校生活が楽しい。クラスメイトとのバドミントンを通した交流の一方でこれからを予感させる不穏な要素も描くバランス感覚、相変わらず見事ですね。

透達の進級。紅葉、潑春も加わりコメディチックな雰囲気の中、その空気を一掃した慊人の来遊という話。透や由希達への演出的にも、また物語の今後の展開にも大きな釘を刺してきた印象。それ故に後半の由希を気遣う透達の優しさがとても効いた。仲間って本当に良いな…

慊人の「ブスだね」発言は、ぐれさんへの「彼女より僕の方がいいでしょ？」の意味と捉えると可愛いなと思う。