「とらのあな」5店舗閉店の理由は?1号店・秋葉原店は今後どうなる?「アキバのとらが…」
Wednesday 11:54
同人誌を中心とした漫画関連商品を販売する人気同人ショップ「コミックとらのあな(通称・とらのあな)」が、2022年8月31日(水)を持って国内5店舗を閉店することを発表しました。
「とらのあな」1号店である秋葉原店も閉店することから、SNSでは驚きや悲しみの声が多数寄せられています。
Point
- 「とらのあな」国内の5店舗が8月末で閉店
池袋店は女性向け同人誌を中心に運営
in shop事業は拡大中
「とらのあな」秋葉原・新宿をはじめ国内計5店舗が8月31日(水)に閉店
この度「とらのあな」公式サイトにて、「2022年8月31日(水)を持ちまして、秋葉原店A 新宿店 千葉店 なんば店A 梅田店 の5店舗を閉店させて頂くこととなりました」「同様に、昨年より再出店を継続して模索しておりました名古屋店においても、出店を断念することとなりました」と、国内5店舗の閉店と名古屋店の出店断念が発表されました(一部抜粋)。
なんば店Aと梅田店の閉店により、「とらのあな」の関西店舗が全て閉店されることが明らかになっています。
また池袋店については「引き続き女性向同人誌を中心に運営を継続して参ります」と、運営の継続を発表しました。
大量閉店の理由は?
「とらのあな」は続けて「2020年より店舗事業においてはコロナ禍による影響を大きく受けており、現時点で回復の兆しが見えていない状況」と閉店に至った経緯を発表しています(一部抜粋)。
SNSではユーザーから「最近めっきり電子書籍にシフトしてしまってた」「店舗は利用しにくくなって…」などのコメントが寄せられており、コロナ渦で通販利用に拍車がかかっていることが伺えました。
今後「とらのあな」はどうなるの?
今後の展開について「とらのあな」は、「直営店としての販売においては一旦縮小」「一昨年から取り組んできたin shop事業は現時点で10拠点を越える展開」「7月、8月、9月には富山県、愛知県、静岡県に新規出店を予定」と、in shop事業が拡大されつつあることを発表しています(一部抜粋)。
同時に掲載されたグラフ「店舗・通販利用者数の推移」によると、店舗利用者数は減少しているものの、通販受注数は年々伸びていることが伺えました。
SNSでは「実店舗販売が難しくなったってことだよね」「販売方法が以降する時期なだけ」といった声が寄せられています。
「in shop事業」って?
他社法人に向けた卸売事業で、多店舗の一角を「とらのあな出張所」として“とらのあな同人委託作品”を販売する新たなサービス形態です。
現在は北海道や東京などで10拠点以上展開されています。
でもやっぱり寂しい…秋葉原の「とらのあな」があった場所は?
「とらのあな」1号店でもある秋葉原店の閉店に対し、「当社の中心的な役割を果たしてきた秋葉原においては、イラスト展が開催可能なギャラリー型店舗の出展を準備」「再出店の協議を続けて参ります」「再出店が叶う際には改めてご案内出来ればと」と、新たな店舗の運営方法に関して発表されました。
最後に「引き続き厳しい情勢が続くことを鑑みて、短期的には通販・Fantiaを中心としたDX事業に注力させて頂くことと致しました」と、今後短期的にクリエイター支援プラットフォーム・Fantiaなどのデジタルサービスに注力することを明らかにしています(一部抜粋)。
「とらのあな」5店舗閉店の発表に対するSNSの声
Twitterでは「アキバのとらが…無くなる…」「寂しい気持ちでいっぱい」「秋葉原が様変わりしてしまう」「いつか行こうと思っていたら…」「学生の頃しょっちゅうお世話になってた」「関西撤退は辛い」など、悲しみの声が多数寄せられました。
中には、秋葉原周辺を舞台としたTVアニメ「STEINS;GATE」第9話にて、主人公・岡部倫太郎(CV.宮野真守さん)がオタク文化の無い世界線の秋葉原を見て衝撃を受けるシーンを思い出す、といった声も。
また「友人たちととらのあなで過ごした思い出は消えません!」「とらのあなのお陰で楽しいオタクライフを過ごすことができました」「寂しさもありますが、本当にありがとうございました!」など、感謝の言葉も多く見受けられました。
【お知らせ】
■とらのあな 店舗閉店に関してhttps://t.co/0efDmynJSQ— とらのあな【公式】 (@toranoana_pr) July 5, 2022
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