「BLアワード2022」受賞作品をライト腐女子が本音レビュー!フェア特典もご紹介【次来るBL・官能部門】
Monday 19:00
先日、商業BLレビューサイト「ちるちる」が展開している「BLアワード2022」全12部門の結果が発表されました。
本記事では、ライト腐女子である筆者が、次に来るBL部門・ディープ部門・官能部門で1位に輝いた作品を本音レビューしていきたいと思います。
買うか悩んでいる方、実際に読んだ人の感想が聞きたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてください!
最後に、アニメイトほかにて開催中の「BLアワード2022」フェア特典も紹介しています!あわせてチェックしてみてください。
どんな人がレビュー書いているの?
レビューする人物の好みを簡単にご説明します。
【注意事項】
本記事でいう「ライト腐女子」は、ピュアなBLが好きという意味ではなく、BLファンとしての活動がライトという意味で使用しています。
昔は毎月新刊をチェックして表紙買いしていたけど、ここ数年は好きな作家さんの新刊と気になった作品をちょこちょこ読むくらいなので、最近の流行などはあまり把握できていません…。
好みが似てた方は、本記事のレビューが少しは役に立つと思うのでぜひこのまま読み進めてください!
全くかぶらなかった・理解出来ねェ!という方はさら〜っとスワイプして流し読んでみてください。
さっそくレビューしていきます!(試し読みもあります)
BEST官能1位「僕の番はサラブレットΩ」あらた六花先生
【「僕の番はサラブレットΩ」作品情報】
著者:あらた六花(あらたりっか)先生
レーベル:G-Lish Comics
発売日:2021年1月18日(月)
設定:#オメガバース #芸能界 #エロエロ
【「僕の番はサラブレットΩ」あらすじ】
芸能一家に生まれたαの浅香礼旺はマルチに活動する若手俳優。
「親の七光り」と言われるのが嫌で、日々真面目に努力し着々と才能に磨きをかける中、世界的に有名な映画監督から主演のオファーが舞い込んだ。
しかし相手役の運命の番を演じるのは、スキャンダルが絶えない同じαで二世俳優の柳瑛斗だった。
軽薄で自由奔放に生きる瑛斗を良く思わない礼旺だったが、瑛斗が本当はΩであるという秘密を知ってしまいー…。
「鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。」のあらた六花先生の作品です。
・えちえちだったよ〜!
官能部門第1位ということで、第1話からえちえちのエッチエチ。
真面目な金髪・礼旺が、不真面目っぽいチャラついた黒髪・瑛斗に誘われてがっつく描写がたまんねェ〜〜〜!でした。
瑛斗がΩだと知って初エッチしてから、役作りを兼ねて(?)同じ部屋に泊まったり、一緒に帰って一緒に現場来たり、もう付き合ってんじゃん!?と思いました(感想)。
・設定?裏設定?が新鮮
「芸能界にはΩが少ない・いても隠している」という設定が、ライト腐女子的には地味に新鮮でした。
モデル・俳優などのオメガバース作品は多いけど、芸能界にΩは〜という設定がある作品はあまりないかな?と思うのですがいかがでしょう…?
・サブカプも魅力的すぎ!!
メインカプがW主演を務める映画に出演する、夏目とコタというサブカプの存在がめちゃくちゃ良かったです。作品の魅力をググンと底上げしていた!
スピンオフ絶対書いて欲しいと思っちゃうくらい、もっと深堀りしてほしい二人でした。
実は、夏目と瑛斗が髪型とか似すぎててちょっと混乱した(小声)
・少しう〜んと思ったこと
二人の関係が深まる様子があまり深く描かれていなかったり、ちゃんと関係性が変化した過程の説明がなかったので、気持ちが追いつかないままに盛り上がって番になって…と話が展開されていったなと、読んだ後は思いました。
ですが、“言葉なんて交わさずとも分かる!”という玄人や、“運命の番は理屈じゃない”っていうのを理解したオメガバース好きさんは気にならない範囲かな。
また、出会ってから運命の番として結ばれるまでで終わるわけでなく、その後動向も描かれているので、ストーリー重視さんも満足できる作品だと思います。
「僕の番はサラブレットΩ」試し読み
BEST次に来るBL1位「ショタおに (1)」中山幸先生
【「ショタおに(1)」作品情報】
著者:中山幸(なかやまみゆき)先生
レーベル:ガンガン BLiss
発売日:2021年11月22日(月)
設定:#ショタ(わんこ)#おに(天然美人) #ほのぼの・日常 #エロ無し
【「ショタおに(1)」あらすじ】
「おれが責任とって悠兄を幸せにするんだ。」小学生の椿は幼馴染の高校生、悠のことが大好き。
だけど年の離れた悠からは大切にしてもらいつつ、いつもなんだかんだ子供扱いされてしまって…。
一生懸命背伸びして、空回りして、もだもだして、時々ドキドキするようなきらめく日々。
SNSで大人気の癒しBL、ついにコミックス化!!
背伸びしたいショタ×おっとり高校生おにいさんのあまキュンほっこりデイズ♪
・ゆるキュンBL、BoysLifeっぽい作品
次来るBLということで、ショタに見える同級生とかで合法ショタおに設定なのか!?などと思いましたが、言葉通りで平和な正真正銘ショタおにでした。
1冊を通して特にストーリーがあるわけでも進展があるわけでもなく、ただひたすら悠兄に対しスパダリムーブをかます椿が可愛いな〜とニッコリ。
椿のビジュアルが、大きくなったら王子様みたいになるんだろうな…と思わせるキレイなお顔だから一見胸キュンムーブなんですけど、よく見ると小5の10才児なんだよなというギャップに思わず「クゥゥゥ〜〜〜!!!」と唸ってしまいます。
・BLを求めると物足りない。けど、“次来る”のはコレなのかも
個人的に「ショタおに」を読んで思ったのは、「BL読みたいな〜」って思った時に本作は選択肢に無いなという思いました…。
BL摂取したい時は、結ばれてもいなくても恋愛している男子たちが見たいので、少し物足りないかも。
ですが、最近のBL界隈ではかなり需要がありそうだな、とも感じました。
次来る部門で2位に輝いた「高良くんと天城くん」も、エロ無しで爽やかめのゆるキュンBLです(恋愛要素はアリ)。
この結果を最初見た時は「マジか!」と驚いたのですが、最近BLレーベル以外からBL作品が多く発売されている状況や、体感で「男の子同士がイチャイチャしてるの良いよね!」層が増えた印象があったので、いわれてみれば…と納得しました。
まさに“次に来るBL”作品なのかもしれません。
「ショタおに(1)」試し読み
BEST・ディープ部門は後日更新します…
BESTコミック1位に輝いた「夜明けの唄 1」は、店頭品切れだったため通販で注文したのですが、本記事公開までに届きませんでした…。そのため、ディープ部門1位の「ハッピー・オブ・ジ・エンド」と合わせて後日更新します。
実は、おげれつたなか先生の作品かつディープ部門1位の作品ということで、色んな意味で読むのビビり散らかしているんです…。
ちゃんとレビューかけるかしら……(ドキドキ)。
「夜明けの唄」と「ハッピー・オブ・ジ・エンド」を購入するか悩んでいる・読んだ人の話を聞きたいという方は、申し訳ありませんがもうしばらくお待ち下さい…!
「BLアワード2022」フェア開催中!
アニメイト・コミコミスタジオや主要電子書籍ストアなどの対象店舗(通販)で、対象作品を購入すると豪華特典小冊子がもらえるフェアが開催中です。
受賞作家によるコメントや、受賞作品に対してファンからの投票コメントに加え、30名の作家による描き下ろしマンガ・イラストが掲載! 名前の通り豪華すぎる小冊子です。
「名前は知ってるけどまだ読んでいない・気になるけど買うきっかけがない」作品に触れられるチャンスなので、欲しい漫画がある方はぜひフェア期間中にゲットしてみてください。
BLアワード2022結果
フェア概要
「BLアワード2022」フェア
【特典小冊子配布フェア実施店】
電子書籍
・ひかりTVブック
・ebook japan
・Renta!
・コミックシーモア
・honto
紙書籍
・全国のフェア開催書店
・アニメイト全店&通販
・コミコミスタジオ通販
【特典配布条件・対象書籍】
電子書籍
・フェア対象作品から2冊購入で、電子書店のアカウントに特典小冊子(epub)を付与
・対象作品、付与手順はストアごとに異なります。各ストアのフェアページをご確認くださいませ。
紙書籍
・フェア対象作品から2冊購入ごとに、紙の特典小冊子1部を配布
・対象作品は以下の通りです。
(1)特典小冊子「BLアワード2022」に収録されているモノクロ描き下ろし30作品
(2)BLアワード2022「コミック」「シリーズ」「次に来るBL」「官能」「ディープ」「小説」「攻」「受」「表紙デザイン」各部門1位~10位の作品およびシリーズ既刊や新刊等関連作品
(3)「メタモルフォーゼの縁側」1巻~5巻(鶴谷香央理/KADOKAWA)
【フェア特典小冊子「BLアワード2022」寄稿作家】
イラスト or 1ページマンガ
「CALL」朝田ねむい/オークラ出版
「世界でいちばん遠い恋 (1)」麻生ミツ晃/ 海王社
「君の足元で愛を知る」後之マツリ/Jパブリッシング
「ブルースカイコンプレックス(7)」市川けい/東京漫画社
「神様なんか信じない僕らのエデン (上)」一ノ瀬ゆま/リブレ
「ムリ婚。」いつきまこと/ジュネット
「恋が満ちたら 小冊子付き初回限定版」上田アキ/コアマガジン
「キスは番にひざまずく」エヌオカ ヨチ/オーバーラップ
「兎の森 2」苑生/大洋図書
「垣根と境内」おまる/ホーム社(発売 集英社)
「魔王イブロギアに身を捧げよ」梶原伊緒/彗星社(発売 星雲社)
「羊の皮を着たケモノ」九號 /徳間書店
「羽賀くんは噛まれたい」さきしたせんむ/メディアソフト(発売 三交社)
「羅城恋月夜」朔ヒロ/双葉社
「宵々モノローグ 小冊子付き特別仕立て」じゃのめ/講談社
「フェイクファクトリップス 」末広マチ/竹書房
「失恋ジャンキー」鷹/CLAPコミックス
「のみ×しば (2)」田倉トヲル/集英社
「うしみつどきどき古書店譚 」tacocasi/東京漫画社
「ワリキリ」中川カネ子/大洋図書
「25時、赤坂で(3)」夏野寛子/祥伝社
「ごちそうΩはチュウと鳴く」はなさわ浪雄/ブライト出版
「有休オメガ 三三九度」藤峰式/ふゅーじょんぷろだくと
「キスで溶かしたそのあとに 限定版 」まさき茉生/一迅社
「恋の仕方がわからない」まちお郁/KADOKAWA
「カリギュラの恋」みちのくアタミ/幻冬舎コミックス
「拒まない男」三月えみ/竹書房
「ラブネスト 2nd (上)」南月ゆう/新書館
「遥か遠き家」八田てき/プランタン出版
「夜明けの唄 1」ユノイチカ/シュークリーム※敬称略・作家50音順
©2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会