「タコピーの原罪」に岡本信彦さんら声優陣も虜!なぜ話題?ストーリー解説
Friday 11:44
本日2022年3月25日(金)にSNSで話題沸騰の漫画「タコピーの原罪」の最終話が公開されました!
「少年ジャンプ+」にて0時に公開され、Twitterでは翌朝まで「タコピー」がトレンド入り。
また、岡本信彦さんや村瀬歩さんといった声優陣もハマっているよう。
本記事では「タコピーの原罪」がなぜ話題なのかを解説します!
Point
- なぜここまで話題に?
人気声優陣も虜に
ストーリー解説
「タコピーの原罪」とは?
タイザン5先生による「タコピーの原罪」は、ウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」2021年12月10日より連載されており、2022年3月25日に完結しました。
複雑な家庭事情学校かつ、学校ではいじめに悩んでいる小学生・しずかとタコ型の地球外生命体・タコピーの交流が描かれています。
可愛い絵柄とシリアスなストーリーのギャップ
本作の魅力の一つは可愛い絵柄とシリアスなストーリーのギャップ。
複雑な家庭環境・学校でのいじめ・自殺・殺人など、とても小学生が抱えているとは思えないシリアスなストーリーが次々と展開されますが、可愛い絵柄とゆるキャラのようなタコピーの存在で中和しています。
また、人間の考えがよくわからないタコピーと、周りの環境のせいで善悪の区別がわからなくなっている小学生の交流はゾッとする内容も含まれますが、スラスラと読めますよ。
全16話で完結
本作は全16話なので、長編漫画を読むのが苦手という人にもおすすめ。
コミックスは上巻が発売中、下巻は4月4日に発売予定で2巻で完結するのは嬉しいですよね。
ストーリー
地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人タコピーは、笑わない少女しずかちゃんと出会う。
どうやらその背景には学校のお友達とおうちの事情が関係しているようで…。
無垢なタコピーが知るざらついた現実とは!?衝撃のヒューマンドラマ、ここに開幕!
最終話イラスト
本日24時に
『タコピーの原罪』
最終話が配信されます。
ぜひ読んでいただけましたら嬉しいです!前回第15話は以下からお読みいただけます。https://t.co/SWhtH8dP0E
何卒よろしくお願いいたします…! pic.twitter.com/Ps6KB2YS1O
— タイザン5 (@taizan_5) March 24, 2022
タイザン5先生による最終話公開記念イラストが公開されました!
主人公のしずかちゃんとまりなちゃんと東くんが描かれており、しずかちゃんとまりなちゃんは成長した姿も登場しています。
「タコピーの原罪」1話
「タコピーの原罪」声優陣も虜に!
岡本信彦さん
くっ。。。
タコピー見たい勢おおすぎませんか、、!— 岡本信彦 (@ok_nobuhiko) March 24, 2022
村瀬歩さん
タコピーの原罪ちょおおもろかったっピ🐙
王様ランキング最終話このあとちぇけぷりーず!!YoYoYo👑👶
— 村瀬歩 (@murase_pipipi) March 24, 2022
石谷春貴さん
タコピー読めた。あと久々におやすみプンプンを読んだ。おやすみだっピ🐙
— 石谷春貴 (@haruki_yokkora) March 24, 2022
「タコピーの原罪」上巻発売記念PV
※以下、「少年ジャンプ+」で公開中の最終話までのネタバレを含みます。
「タコピーの原罪」ストーリー解説【ネタバレあり】
序盤
「タコピーの原罪」は学校でいじめられている小学生・しずかちゃんと、タコ型の地球外生命体・タコピーが出会うところから物語がスタート。
しずかちゃんは生きるのが辛くて自殺をしてしまいますが、それをなんとか阻止するためにタコピーが“ハッピー道具”を使ってタイムリープし奮闘します。
しかし、何回タイムリープしても自殺をしてしまうしずかちゃん。そんな辛いタイムリープを繰り返しているうちに、タコピーはまりなちゃんを殺してしまいます。
それを喜ぶしずかちゃん、現場を見てしまった同級生の東くん、タコピーで殺人を隠蔽することに。
殺人を隠すことに罪悪感を感じないしずかちゃん、頼られることが嬉しい東くん、人間のことがよくわかっていないタコピーの交流にゾッとしてしまいます。
中盤
殺人を隠して生活をするしずかちゃん、変身能力でまりなちゃんになりきるタコピー、東くん。
でも、そんな幸せは長く続くはずもなく…。
まりなちゃんの家族に娘ではないと気づかれるタコピー、家族に何かを隠していると不振がられる東くん、東くんに殺人の罪をなすりつけようとするしずかちゃんのやりとりにハラハラ。
感情が壊れていくしずかちゃんはタコピーに暴力を振るうようになっていきますが、そこでタコピーはなぜ自分がしずかちゃんの前に現れたか思い出します。
なんと、未来のまりなちゃん(高校生)と既に出会ってたタコピーは、親に虐待をされ傷ついているまりなちゃんの幸せのために過去に戻ってしずかちゃんを殺そうとしていたことが発覚。
しかしタコピーはしずかちゃんと交流するうちに、何が正しいか分からなくなっていたのです。
終盤
まりなちゃんの殺人を警察や家族に勘づかれ、どうしようもなくなった時、タコピーが自身の命と引き換えに最後のタイムリープを決行!
最終話ではタコぴーが存在しない世界が描かれます。
しずかちゃんは相変わらずまりなちゃんにいじめられていますが、東くんは友達ができ、学校生活がうまくいっている模様。
そんなある日、まりなちゃんはしずかちゃんの持っているプリントにタコピーらしきキャラクターが描かれているのに気づきます。
2人ともタコピーと出会った記憶は無くても、心でタコピーの存在を覚えているよう。
それをきっかけに少しづつ和解。高校生になった2人は、悪態をつきながらも友人のようにショッピングを楽しんでいます。
複雑な家庭環境は変わらなくても、しずかちゃんが自殺する未来、まりなちゃんが親を殺してしまう未来はなくなり、お互いを一番理解できる友人ができたというエンドを迎えました。
SNSの反応
最終話が公開されるとTwitterではたくさんの感想が寄せられています。
Twitterの感想
・成長したまりなちゃんの頬にはお母さんによる傷は結局あるし、しずかちゃんのお父さんはクズだし、タコピーたった一人の犠牲じゃ全てがハッピーになる訳じゃない。けども一人ぼっちだった彼女たちが二人で笑い合える形に関係が変わったのが一番タコピーが望んだハッピーの形なんだなってなってよかった
・タコピーがしずかちゃんまりなちゃんとの出会いで辿り着いた答えが「悲しんでいる人を救うことはできない(どこかで歪みが生じる)けど悲しい人の隣に寄り添うことはできる」だからこそ最後は「『きみたち』なら大丈夫」に繋がるし「人を消す」じゃなくて「人と繋がる」が答えとして提示されたんやな…
・タコピー最終回のこのコマ、アイシャドーを買いたいお洒落に関心のあるしずかちゃんの爪が伸びてツヤツヤしてて、恐らくは家庭のことを担っているであろうまりなちゃんの爪が短く切り揃えられているこの差の描写が細かくて凄い。
・タコピー最終回、問題は解決しないまま、だけど何かが確実に変わっていって、それはタコピーっていう小さなきっかけのおかげで。仲良しリボンなんて結局入らない、ただ話をするっていうのが大切なんだよって言うのをめちゃくちゃ重く伝えてきた漫画だったな。本当にお疲れ様でした。出会えてよかった。
「タコピーの原罪」は「少年ジャンプ+」で、“初回無料”で全話読むことができますので、ぜひ話題作をチェックしてみてくださいね!