BL作品初受賞!「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞に『百と卍』や『宇宙戦艦ティラミス』など、大賞に『ORIGIN』
Friday 21:00
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル「文化庁メディア芸術祭」より、受賞作品が発表!
マンガ部門大賞にBoichi先生による『ORIGIN』。優秀賞には、BL作品としては初の受賞となる、紗久楽さわ先生の『百と卍』が発表されました。
第22回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門
大賞『ORIGIN』Boichi先生
【あらすじ】
この世には人間ではないものが隠れている――。西暦2048年、東京。北半球はユーラシア鉄道で接続され、あらゆる犯罪がこの極東の巨大都市へと流れ込んでいた。
闇の中で毎夜のように発見される、人間業とは思えない惨殺死体。この世の暗がりの中に、理由なく人を殺す正体不明の存在がいることを、そしてそれを狩る男がいることを、まだ人間たちは知らない。
超絶技巧の絵師Boichi先生が描く、限りなく美しく、どこまでも残酷な衝撃のSFハードボイルド超大作、ここに開幕!
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優秀賞『宇宙戦艦ティラミス』原作:宮川 サトシ先生/作画:伊藤 亰先生
【あらすじ】
宇宙暦0156年、地球連邦政府と宇宙移民との抗争は激化していた。戦局を打開する為、地球連邦は新鋭宇宙軍用艦「ティラミス」を出航させる――。ティラミスの若きエース、スバル・イチノセは、眉目秀麗、成績優秀な天才パイロット。
……だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、いつも専用機・汎用人型機動兵器デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる奴で……。孤独のコックピットギャグ、出撃!!
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優秀賞『凪のお暇』コナリミサト先生
【あらすじ】
空気読みすぎるの、もうやめたい…のに! !
場の空気を読みすぎて、他人に合わせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪。仕事も辞めて引っ越して、モラハラ彼氏からも逃げ出して、新しい日々、始めます。
共感の声続々の、大島凪28歳の人生リセットコメディ!
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優秀賞『百と卍』紗久楽さわ先生
【あらすじ】
伊達男x陰間あがりの溺れるほど幸福で、愛おしい日々。
時は江戸時代・後期。真夏の蒸し暑くせまい長屋で、熱い吐息交じりにまぐわう男がふたり――。元・陰間の百樹(ももき)は、ある雨の日に卍(まんじ)に出逢い拾われた。
陰間の仕事としてではなく、やさしく愛おしく恋人として抱かれる瞬間はまるで夢のようで、そんな日々に百樹は幸せでいっぱいなのだった。
たとえ過去に、どんなことがあったとしても。
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優秀賞『夕暮れへ』齋藤 なずな先生
【あらすじ】
普通に生きる人々の人間味溢れる物語を飾ることなく描き、また近作では最後まで枯れることのないあからさまな人間の煩悩を、著者自身も長年経験した介護の現場を舞台に、圧倒的な画力と巧みな人物描写で描かれたドラマは絶品!
恋愛、夫婦関係、介護、孤独な老人、と重たくなりがちなテーマを、気取らず自然体で、善も悪も平等に織り交ぜて描く事の出来る著者は日本マンガの歴史においても貴重な存在。
70歳をすぎてもマンガ表現にさらに磨きがかかる齋藤なずな先生の作品集です。
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このほか審査委員会推薦作品には、小山健先生『生理ちゃん』、坂木原 レム先生『ペンタブと戦車』、石川 ローズ 先生『あをによし、それもよし』などがあげられていました。
受賞作品一覧には「贈賞理由」や詳しい「作品概要」も掲載されています。ぜひそちらもご覧くださいね。
受賞作品一覧
http://festival.j-mediaarts.jp/award/manga/
「文化庁メディア芸術祭」
公式サイト:http://festival.j-mediaarts.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/JMediaArtsFes
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百と卍は話わかりにくかったけど絵は綺麗だった
すみません私も・・・江戸時代の口語の意味を汲み取ることが出来なくて、ちょっと難しかったです
雰囲気で読んでました(・・;)
BLで受賞は純粋に嬉しいよね。これを機に他の様々なジャンルも展開してくれれば嬉しい。