表紙は“虎徹三兄弟”の新井テル子先生!「神戸むこやま幻奇譚」で和ファンタジーを楽しもう
Tuesday 15:30
兵庫県・神戸市が舞台の“あやかし×刀剣”和ファンタジー「神戸むこやま幻奇譚 あなたの魔物お祓いします」が、11月20日(土)に「ことのは文庫」にて発売決定!
著者は兵庫県出身・神戸市在住の蒼月みかん先生、装画は「刀剣乱舞」の“虎徹三兄弟”などで知られる新井テル子先生が手掛けます。
Point
- 「神戸むこやま幻奇譚」発売決定!
一足先に、レビューが到着
新井テル子先生の表紙が綺麗すぎ…!
「神戸むこやま幻奇譚 あなたの魔物お祓いします」発売決定!
本作は、兵庫県宝塚市出身・神戸市在住の著者・蒼月みかん先生がおくる、兵庫県神戸市が舞台の“あやかし×刀剣”の和ファンタジー作品です。
モダンレトロな街並みや、豊かな自然が特徴的な神戸と和ファンタジーが織りなす本作にご期待ください!
この度、一足先に本作を読まれた書店員・レビュアーから寄せられた感想が到着していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「神戸むこやま幻奇譚」あらすじ
故郷を捨て鬱屈とした日々をすごしていた浅緋は、黒いあやかしに襲われ、異人館街にあるカフェバーの店主・桐夜に助けられる。
桐夜の正体は古の時代から、不思議な刀を使い心の闇に憑く魔を祓う一族「鬼人」の生き残りだった。
彼の「仕事」に惹かれ、押しかけバイトになった浅緋はやがて桐夜たち鬼人の過去を知り……。
モダントレトロ、六甲の豊かな自然が織り交ざる街・神戸。
お人好しヤンキーと美貌の鬼人が奇妙な運命で引き合う――
「神戸むこやま幻奇譚 あなたの魔物お祓いします」感想
夢や愛と呼ばれるものを失ったと思った後に、再び居場所を探すお話なのだと思いました。
過去の回想と現代の描写が行き来する中、過去に投げかけられた(言われた人がきっと最も大事にしたかった)言葉に、読者としても照らされ灯りを得たような気持ちになりました。
主人公の浅緋くんや黒猫のナギさんには今回語られなかった秘密もあるようで、気にかかります。
(レビュアー)
神戸を舞台にした、あやかしファンタジー。
呪魔を祓う鬼人族の生き残り桐夜、桐夜に助けられて、見習いになった浅緋、謎めいた黒猫(豹)のナギ。
この3人?のコントラストが面白かったです。
「オルゴールと少年」が、切なかったけれども、家族を想う熱い気持ちが描かれていて良かった。
また、鬼人として過去に立ち向かう桐夜の姿、
それを支えるナギと浅緋の姿は物語の柱となるものではと思います。
(レビュアー)
後悔との決別への後押しは……。
怪我をきっかけに怠惰な生活を送りつつあった浅緋は得体のしれない物に襲われたところを美貌のカフェバー店主・桐夜に救われる。
瞳が金色の桐夜の正体は……。
神戸の夜景の中、漂う妖しいの気配は暗く哀しく且つ幻想的です。
そんな中、当初助けた側の桐夜が哀しい過去を引きずったままでいて、立ち直る方に転じた浅緋が桐夜の後悔の決別へ後押しするような展開は心地よい物がありました。
お互いのトラウマを乗り越えこれからの先が楽しみになるような幻想譚。
(書店関係者)
誰の心にも有るであろう悪感情。
それが積もり形をもった呪魔を滅する事を生業としている鬼人でありカフェバーのオーナーでもある桐夜と、呪魔が突然見えるようになった浅緋。
カフェに持ち込まれる複数の相談や悩みがやがて桐夜の過去へと繋がっていく。
鬼人の里を巡る過去の出来事に悲しいやるせない様な気持ちにもなりましたが、最初は桐夜に良く思われていなかった浅緋がだんだん受け入れられていく様子や個性的な登場人物達も加わり、話に引き込まれていきました。
個人的に好みの内容だという事もあり、どんどん読み進め、既に続きが気になっている状態です。
(書店関係者)
「神戸むこやま幻奇譚 あなたの魔物お祓いします」作者情報
著者:蒼月みかん先生(あおつき・みかん)
兵庫県宝塚市出身。神戸市在住歴25年。
2018年に小説の執筆をはじめる。
小説投稿サイトエブリスタで発表した本作がデビュー作となる。
趣味は本と漫画を読むことと、推し活動。
神戸のお気に入りの場所は、三宮から元町へ向かうときに立ち寄る雑貨屋やカフェ。
最近のブームは好きな芸人のYoutubeを観ることと、自家製蒸し鶏にあうソース作り。
装画:新井テル子先生
「あやかし双子のお医者さん」などキャラクター小説の装画を多数手がけるほか、「刀剣乱舞」の蜂須賀虎徹、長曽祢虎徹、浦島虎徹をはじめ、人気ゲームのキャラクターデザインでも活躍している。