ライブグッズを買わないのは合理的?ミニマリストの意見に漫画家が言及「応援という体験の価値」
Sunday 09:00
ライブやイベントが開催されると、様々なグッズが販売されますよね。
「今回は金欠だから…」と思っていても、現物を見るとついつい買ってしまうという人も多いのではないでしょうか?
そんなライブやイベントのグッズとの向き合い方に関する投稿が、Twitterで話題になっています。
Point
- ライブやイベントの時にグッズ買う派?買わない派?
グッズの隠された役割とは
ライブグッズを買わないのは「ぜんぜん合理的じゃない」
ミニマリストの人が「アイドルのグッズは買うな。邪魔になるし結構高い。ライブは体験を買うもの。グッズを買わなければ浮いたお金でライブがもう一回観られるので合理的」と言っていて、そのグッズが売れなかったせいで次のライブが行えなくなるかもしれないのに…ぜんぜん合理的じゃないなと思った。
— イシデ電 (@IshideDen) February 4, 2023
体験を買うというのなら、そのなかに「応援」を含めたほうが損得で言ってもお得で豊かな体験なのだ。
必要なくても、邪魔になっても買うんだよ。グッズの価値こそ、物の価値ではなくて応援という体験の価値なんだからよう。— イシデ電 (@IshideDen) February 4, 2023
話題になっているのは、「ポッケの旅支度」などで知られる漫画家・イシデ電先生が、ライブやイベントでのグッズ購入について、グッズを販売する側からの視点で意見を綴った投稿です。
イシデ電先生は、ミニマリストが「アイドルのグッズは買うな。邪魔になるし結構高い。ライブは体験を買うもの。グッズを買わなければ浮いたお金でライブがもう一回観られるので合理的」と言っていたのを聞いたのだそう。
そんなミニマリストの主張に対して、イシデ電先生は、「そのグッズが売れなかったせいで次のライブが行えなくなるかもしれないのに…」と語りました。
私の場合はライブではなくギャラリーでの話になるけれど、たいていの小規模な作品展というのは入場無料で、生産者が自分しかいない以上展示販売する作品数には限界がある。だからこその物販。イベントのついでに物販があるんじゃなくて、物販も興行の重要な柱のひとつなのだ。
— イシデ電 (@IshideDen) February 4, 2023
クリアファイルなんか、身も蓋もないこと言えば無色透明のがいちばん便利じゃない。今やもう漫画家ですらあんまり紙を収納しない時代だし。でもそういうことじゃない。売る側はにとっては大事な活動資金の種だし、買う側は数百円で絵が買える。
すでに来世の分まであるけどこれからも買うし売るわよ。— イシデ電 (@IshideDen) February 4, 2023
イシデ電先生によると、「イベントのついでに物販があるんじゃなくて、物販も興行の重要な柱のひとつなのだ」とのこと。
普段何気なく買っていたグッズにそんな役割があったとは…。
今まで、イベントの利益は、チケット代のみで十分出ていると思っていた人も多いのではないでしょうか?
本投稿に対しTwitterでは、「推しに貢ぐまでがライブじゃ!」「そもそも推し活に合理性を求める事に無理があるw」「その無駄が面白いのに」といった反応が寄せられています。
他にも、「どんなジャンルでも人それぞれの推し方で楽しめればいいと思います」などの、無理のない範囲での推し活を呼びかける意見も寄せられました。
イシデ電先生の漫画作品「ポッケの旅支度」第1話を無料で読む
『ポッケの旅支度 雲ゆき』(1/12)
【ご注意、猫の看取り漫画です】#ポッケの旅支度 pic.twitter.com/7wGDVZs2dB
— イシデ電 (@IshideDen) November 11, 2022