【BL】NUUDE編集部の悪質なトラブルにより作品が連載終了「作家潰し」の声も
Wednesday 13:28
東京漫画社(有限会社ソフトライン)のウェブマガジン「NUUDE」にて連載していた「影守人のジグとメル」が、第2話をもって連載終了することがNUUDE編集部および作者・陽歌れいり先生によって発表されました。
この度、陽歌先生が連載終了の理由と経緯を自身のTwitterにて発表し、担当編集者やNUUDE編集部による悪質なトラブルが浮き彫りになっています。
Point
- 「影守人のジグとメル」第2話で連載終了
作者のツイートで担当編集者の悪質な対応が明らかに
「NUUDE」では複数の打ち切り・早期連載終了が発生
「影守人のジグとメル」が東京漫画社・NUUDE編集部の悪質な対応で連載終了に
【お知らせ】
東京漫画社NUUDEにて連載中の「影守人のジグとメル」は連載終了とさせて頂きます。
作品を楽しみにしてくださっていた皆様には、残念なご報告となり誠に申し訳ございません。NUUDE編集部からは、HPでの告知以外されませんので、理由と経緯につきまして画像にまとめました。 https://t.co/kBxgYeI4wj pic.twitter.com/lm6y8eueZX
— 陽歌れいり🎉され恋コミックス発売中 (@YOUGA_RAYRI) August 1, 2022
BL漫画を展開しているウェブマガジン「NUUDE」にて連載していた「影守人のジグとメル」が、2022年5月号掲載の第2話で連載終了が決定しました。
具体的にどんな対応が悪質だったの?
作者・陽歌れいり先生のツイートによると、担当編集者および「NUUDE」編集部による下記7点の対応・トラブルが連載終了までに発生したと報告しています。
・連絡が取れず作業が進まない
・打ち合わせのすっぽかし多数
・同誌内他作家様の作業進行や掲載状況と比較して、連絡を無視される等ぞんざいな扱いを受けていると感じた
・担当編集以外の社内の方々にも数回に渡り状況の改善を求めたが、当作品は東京漫画社では大切にして頂けないと感じた
・担当編集と連絡が取れていない間、読者様からのお手紙等も転送されずご心配をお掛けしていた
・他誌の担当編集様にもNUUDEでの進行の遅延が波及し、ご迷惑をおかけした(している】
・上記の状況が1年ほど続き、私自身、蕁麻疹で眠れなくなる、突発性難聴になるなど生活に支障が出始めた
(陽歌れいり先生のTwitterより引用)
また、陽歌先生が「NUUDE編集部から経緯の説明・周知をしていただけないか」とお願いしたところ、社内協議の結果「連載終了はあくまで陽歌先生のご要望によるもの」「理由・経緯の説明及びSNS等でのお知らせは一切行わない」と、NUUDE編集部から回答があったとのことです。
時系列ごとに経緯を整理
陽歌先生は、担当編集者による多数の打ち合わせのすっぽかしなどのトラブルや、それによる自身の体調不良などの理由から2021年11月に連載終了を決意。
自身から連載終了を申し入れたものの「判断を先送りにしてもらえないか」と話があり、2021年12月に休載が決定しました。
その後、1年越しの連載再開時においても、担当編集者の連絡不備や遅延などのトラブルは改善せず、陽歌先生が「私にとっても作品にとっても良くない」と判断し、この度連載終了となっています。
また、2022年6月に陽歌先生の担当編集者が変わった際には「その時点で東京漫画社としては過去の問題は解決済み」と説明があったそうですが、陽歌先生には「どのような解決に至ったのか」説明および報告は無かったとツイートで報告しました。
「影守人のジグとメル」は陽歌先生のデビュー作であり、連載が始まる前から最終話の展開まで決まっていた思い入れのある作品だったとのことです。
NUUDE編集部の発表は?
今回「影守人のジグとメル」が連載終了する件についてNUUDE編集部は「昨年12月にお詫び致しました通り、担当編集の不手際による休載が続き、その後進行を再開して参りましたが、陽歌先生と協議を重ねました結果、本作の製作継続は難しいとの判断に至りました」とコメントを発表しました。
最後には「連載を楽しみにしてくださっていた読者の皆様に、深くお詫び申し上げます」と謝罪。
「影守人のジグとメル」休載についてのお詫び https://t.co/yU4MGszvnf pic.twitter.com/eSgXOwzotC
— NUUDE編集部 (@NUUDE_comics) December 1, 2021
▲2021年12月の休載発表はこちら
また、2021年12月の休載の際にも、「担当編集のスケジュール管理の甘さと度重なる不手際により、進行面で先生に多大なるご迷惑をおかけした」「陽歌れいり先生ならびに作品を楽しみにしてくださっている読者の皆さまには深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表していました。
NUUDE編集部の悪質な対応に対するSNSの声
この度の騒動に対しSNSでは「作家さんをなんだと思ってるんだ」「作家潰しでは…」「最悪な対応」「担当もだけど放置し続けてる会社も最低」など、NUUDE編集部の悪質な対応に苦言を示す声が多数寄せられていました。
「NUUDE」で早期連載終了・打ち切りになった作品を挙げる声も
【再掲】NUUDE、東京漫画社のやらかし
①紺色ルナ先生の連載が初回で終了
②三田六十先生の連載が初回で終了
③よも灯先生の連載中止
④陽歌れいり先生の連載中止
⑤那梧なゆた先生の続編中止
⑥麻酔先生の連載中止
⑦流星ハニー先生の連載中止@tm_n_c @aonoyorunohito @O_desu_ 不信感しかないです— 涼 (@ry0_0ry) August 1, 2022
また、これまでに「NUUDE」で早期連載終了および中止になった作品を挙げるコメントも投稿されており、「多すぎる」「不信感しかない」「せっかくの作品が…」「作家さん何人潰すんだ!」などの声が寄せられています。
さらに「声を上げられなかっただけで、ほかにも苦しい思いをした作家さんがいると思っちゃう」など、公になっていない例もあるのでは?といったコメントも。
ほかにも、読者からのお手紙が一定期間転送されなかったことに対し「もうNUUDEに手紙送れない」「時間や愛のこもった手紙を…」などの声が寄せられていました。
「影守人のジグとメル」あらすじ
“影守人”を統べる長の子息・メルは、外の世界を知るため、家出同然で村を飛び出すが、父が差し向けた青年・ジグに見つかり連れ戻されてしまう。
「旅に出るならば護衛としてジグを連れていくこと」父の出した条件に断固拒否なメルだったが…?!
天然一途な年下護衛×ワケあり跡継ぎお坊ちゃんのドタバタふたり旅!
(NUUDE編集部・公式サイトより引用)